【ブックレビュー/エッセイ】酒井雄哉『いつも初心』(PHP研究所、2017年)

blog

この記事を読むのに必要な時間は約 1 分14秒です。

【ブックレビュー/エッセイ】酒井雄哉『いつも初心』(PHP研究所、2017年)

人は天に生かされている、だから自分の天命を探しそれに従って邁進しよう、というポジティブさを説いている本です。天台宗・大阿闍梨の、酒井雄哉さんの著作です。

自分自身を大きな目標に到達させるためには、一日一日の地道な積み重ねが大切になってくる、一日なんてともするとあっという間に終わってしまうような時間だったとしても、そこに一生を見出すような生き方が出来るようになると全てが変わってくる、と主張されています。

一日に一生を見出すとは、朝起きた瞬間に新しい人生が始まり、夜寝る時に「今日一日」という人生が終わるというとらえ方を指しますが、そのくらい大切に一日を生きてみれば、一日24時間がどれだけ大切な瞬間に満ちているのかを自覚できるようになる、色々なものの見え方が変わってくる、だから心にゆとりを持って一日一日を丁寧に生きていこうと説かれるわけです。

毎日を大切に生きる姿勢は「自分が信じた道を反復継続することから来る」、つまり日々の反復継続が着実に自分を「夢」や「目標」に向かって進めてくれるということですが、「自分はこれで生きていく!」という、自分の能力に見合った(=自分が無理なく努力を続けられる)本線を定めることが一番大切なことだとも説かれています。

酒井雄哉さんの本では全ての言が円熟の極みにあって、自然体の中で人の人生が達観されているような響きがあります。思想の底流を貫く部分って、戦争経験者であり、かつ戦後の混乱期を生き抜いてきた方だというあたりからも来ているようですが、文章の持つ雰囲気として、とにかくとことんまでポジティブなのがいいです。読み進めていて楽しい気分になってきます。

横浜出身・在住。現在、主に横浜(みなとみらい線沿線中心)の街歩きガイド記事を書いています。鎌倉・江ノ電沿線街歩きや箱根エリアの他国内小旅行記事をはじめ、その他の話題もボチボチ。サイトへのご意見・ご感想等々は、お手数ですがPCからお願いします。

けんいちをフォローする
blogブックレビュー
けんいちをフォローする
みなとみらい線沿線街歩き + 小旅行&Indoor Life
タイトルとURLをコピーしました