【ブックレビュー/エッセイ】酒井雄哉『続・一日一生』(朝日選書、2014年)

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【ブックレビュー/エッセイ】酒井雄哉『続・一日一生』(朝日選書、2014年)

一つ一つのエッセイに味があって、概ねポジティブな思考に満ちた生き方が指南されています。

例えば、一日の時間の流れを人の一生になぞらえて、一日の始まりを新しい人生の始まりだと思って大切に過ごそう、嫌なことがあっても、今日のことは今日で終わりにしよう、何かをやらずに悩むならやった後で悩んでみよう、やろうと思えば大抵のことは出来るんだと言った調子で、読んでいて肩の力が抜ける、体の力が抜けて軽くなるような文章でまとめられています。

千日回峰行以外にも苦行中のエピソードが多く語られるのですが、エッセイ内で語られる言葉の一つ一つが苦行等の経験談からくるものなので、柔らかい言葉と激しい苦行の間には、世事を超越したギャップが存在します。

説得力云々というよりは、人間の生を俯瞰したような目線から言葉がくるように感じるので、自分自身の日常の悩み事めいたものが、取るに足らない、小さいもののように思えてくるんです。

総じて、「最近肩に力が入りすぎているな」「なんか気疲れするな」なんてことを感じた時に特効薬になることが期待できる一冊です。

横浜出身・在住。現在、主に横浜(みなとみらい線沿線中心)の街歩きガイド記事を書いています。鎌倉・江ノ電沿線街歩きや箱根エリアの他国内小旅行記事をはじめ、その他の話題もボチボチ。サイトへのご意見・ご感想等々は、お手数ですがPCからお願いします。

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