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【冬の終わりの横浜山手】山手芸術祭・ユースギャラリー2023開催中
about ユースギャラリー
2023年の会場と参加校
横浜山手芸術祭(公式サイト)は、毎年2月(今年は2日~28日)、山手の西洋館を利用して行われる参加型の芸術祭です。
そのはじまりとなったのが、山手地区の児童・生徒の美術作品を展示する”ユースギャラリー”でした。
今年2023年のユースギャラリーは、芸術祭期間中の2月9日~14日、下記の会場にて行われます(参考:山手西洋館公式サイト “イベント公式パンフレット“)。入場料等全て無料で、開催時間は西洋館の開館時間(全館9:30~17:00)に準じています。
会場 | 参加校:主な展示内容 |
山手111番館 | 聖坂養護学校:工作、屏風画等 |
山手234番館 | 元街小学校:絵画、工作等 |
エリスマン邸 | 北方小学校:絵画、工作等 |
ベーリックホール | サンモール・インターナショナルスクール:イラスト、ポスター等 |
外交官の家 | 横浜女学院(中学校・高校):陶芸、抽象画等 |
ブラフ18番館 | 横浜共立学園(中学校):写真、学校案内、絵画、工作等 |
横浜山手芸術祭
現在、”芸術祭”では(イベントの端緒となった)山手地区の児童・生徒の展示=ユースギャラリーが行われている他、有志の美術作品等の展示や、西洋館をはじめとした山手のホールを利用した演奏会も開催されています。
興味のある人にとっては、中々に待ち遠しいイベントとなっているのではないでしょうか。いよいよ春が迫ってくるという時期にあっての、昨今の山手地区の季節イベントですね。
開催イベントの数的には音楽関係がメインのイベントになっているように見える節もありますが、”元祖”がユースギャラリーであり、各種演奏会は開催期間の土日を中心とした1~2時間の枠に収められた形態が原則となっているため、訪問し易さの点では美術系の展示の方に軍配が上がりそうです。
同じく”美術系”のカテゴリの中でも、はじめからテーマがピンポイントで定められた有志の展示会と、およそ”美術”と言われた時に思いつくであろう、色々な形の発表がまとめられているという特徴を持つユースギャラリーの展示を比較すると、見やすい展示は(どこかで何かが引っかかって来る可能性の高い)後者に寄っているのではないか、とは思えます。
ただし、それでは”(全イベントの中で)何が一番良かったか”という話しになると、それは人それぞれになるのではないかという、そんなお楽しみが潜んでいるお祭りですね。
残念なのは公式サイトでもその旨伝えられているように、件の新型コロナ感染症の大流行以来イベント規模がどこか縮小傾向にあるようにも見えることですが、それでも今年2023年の展示については、どの会場もかなりの力作揃いでした。
2023年のイチ押し展示
ほぼ全ての発表が力作ぞろいで、かなりのボリュームがあります。
なので、小一時間~の時間をかけて、全会場ゆっくり見て回るのがお勧めです。
個人的に、特にということでは、今年はベーリックホールにて展示発表を行っていたサンモール・インターナショナルスクールの展示が、その中でも秀逸だったように感じました。
イラスト好きな人には特におすすめ度が高くなる展示内容で、「これは!」というような作品が目白押しだったりしたのですが、かといってそれは”他会場が物足りなかった”を意味するわけでは全くないので、結論としてはほぼ全会場オススメだらけです。
どの会場の展示発表にしても、”百聞は一見に如かず”ですね。
アクセス
港の見える丘公園(山手111番館)
元町公園(山手234番館、エリスマン邸、ベーリックホール)