自己啓発

【書評/自己啓発】『9つの性格』

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自分自身の性格チェックとエニアグラム

「エニアグラム」とは、円を9等分して作図される図形のことです。キーワード検索してみるとわかるのですが、現在、この図形は性格分析等に多用される傾向があるようです。

作図の「9等分」が、9区分された人間の性格に対応している形ですね。

「まぁ、自分は大体こんな性格だろうな」と思っていたところにそのまま結果が当てはまるのか、それとも全く予期しないところに結果が向かってしまうのか、結論によって分析への信頼度って変わってくると思うのですが、今回は、かつてそのあたりのことに興味を持って読んだ本を紹介します。

鈴木秀子『9つの性格』(PHP文庫、2004年)

エニアグラム分析では、結論から推定される「ありがち行動形態」から導かれがちな失敗を回避しようということと(行動の負の側面の見直し)、より成功を実りあるものにしよう(行動の補強)、といったあたりが狙いとされています。

分析方法ですが、全9項目(分類された性格の数)に対して各20問毎、計180問、10ページにわたって問いが設定されています。

「だから信頼できる」というような部分も勿論あるのですが、性格分析に必要とされる質問が結構長いです。

この問いへの返答から「あなたの性格にはどんな傾向がある」という結論が導かれることになるのですが、問いに素直に回答したのであれば、まず大体当たることになるでしょう。

ハズレた場合や、どうにも分析結果に納得がいかない場合は、そもそも問いに「どちらともいえない」というように感じた問いが多く、かつ、恐らくはその問いに適当に答えてしまった場合などではないかと思います。

注意点として、この手の分析では時間の経過と共に結果が変わる可能性が高いです。特に若年層の場合、価値観が根本的に変わった、あるいは環境が激変したなどということが主な原因となって、5年以上の幅で見るのであれば、まず間違いなく変わることになるでしょう。

なので、一度出た結果が永久不変ですというよりは、気になった時にやり直してみる(その結果を自分自身の行動計画に反映させる)というような利用法がお勧めです。