自己啓発

【書評/自己啓発】「夢をかなえるゾウ」シリーズ

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「夢をかなえるゾウ」シリーズ

「夢をかなえるゾウ」は現在3作出版され、テレビドラマやアニメにもなっている人気シリーズです。

いまいち冴えない主人公の下に現れた、関西弁をしゃべる胡散臭い象の像「ガネーシャ」が、主人公に対して成功法則を伝授していくというのが全巻共通のストーリーにあたります。

ちなみに「1」と「2」では男性が主人公、「3」では女性が主人公です。

主にガネーシャが醸す雰囲気から、作中でのやり取りでは既存の啓発本を食ったような世界が展開されますが、いわゆる「いい流れの中を生きている」と言われるような恵みの多い人生を引き寄せるためには何をすべきなのか、というようなことが延々語られていきます。

うさん臭さの中にある小さな感動がやがて大団円につながっていく、というのが「夢をかなえるゾウ」シリーズのクセであり、魅力に該当する部分ですが、巻末にはきちんと全編のまとめがつけられているあたり、読後の再読にも優しい編集になっています。

気になった部分があれば、巻末の索引を通じて繰り返し読めたりもするわけです。

ただ難しいのは、ここで語られた「マニュアル」で指示される行動って、それを意識してやっているだけのうちはまだ結果が伴いづらいだろうと思われる点です。

毎日の生活の中にある一見些細に見えるポイントに一つ一つ接し方を変えるようにしていくと、その積み重ねが「これまでとは全く違う毎日」を導いてくれましたというように、無意識に動けるように習慣化されて初めて効果が期待できるようなものが大半なんですね。

例えば靴磨き(「1」冒頭)然り、図書館通い(「2」)然り。

自分が毎日履く靴をきちんと磨くこと(それを習慣化すること)、疑問や悩みがあったら本を読むようにすること(同じく「悩みや疑問を本で解決する」という姿勢を習慣化すること)、確かにどちらも大切なことなんですが、一回二回やったからどうだって話ではやはりないんです。

一回二回であれば、ほぼ全ての人がしていることだと思うんですよ。ところが「習慣」としてはどうかと。

例えばなんですけど、この二つの行動が本当に習慣化したとすると、その習慣化に引っ張られる形で他の習慣というのが形成されることになると思うんですね。

それって、自分の毎日の中に「実のある行動」を含めるように意図した結果、新たな習慣が新たな自分を作りつつあるということだったりします。

結果として、気が付いた時には自分自身の毎日の行動自体が、それ以前とは随分違ったものになってしまっている、そういう状態へと引っ張り上げるための「はじめの一歩」が紹介されているような本だと捉えることが出来ます。

行動を変えることによって新たな習慣を形成することが出来た、そうすると、その新たな習慣は徐々に新たな人格を形成することになって行って、新たに作られた人格は新たな人生を形成することにつながっていくと、まぁ、啓発の世界での名言が示唆する「新しい人生」への道が開けてくることになるんですね。

しかしやはりそこに至るには、相応の時間と努力が必要とされるわけです。

効果が出始めるまでは焦れる、しかしいざ効果が出てみるとあれよあれよという間に色々なことが進展していく、それもまた「あるある」だったりします。

そんなこんなで、楽しく自己啓発を進めたいなんて場合には、お勧めのシリーズです。

 

書籍情報

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