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【秋の箱根泊/箱根の紅葉めぐり2021】箱根強羅公園(ケーブルカー公園上駅最寄り)
about 箱根強羅公園
箱根強羅公園について
『箱根登山電車の終着駅、強羅に大正3年(1914年)に開園された、日本初のフランス式整型庭園です。
フランス式整型庭園とは、平坦で広大な敷地に左右対称に幾何学的に池などを配置した特徴がありますが、強羅公園は傾斜面に作られています。
広い空と山々に囲まれた開放的な園内には、様々な花が植えられており、花の名所でもあります。
また、熱帯植物館や茶室、体験工房などの施設もあり、いろいろな体験を一度にできるのが魅力です。』
(箱根強羅公園公式サイト “公園について“より引用)
箱根強羅公園は、自然が豊かな箱根の中にあっても、とりわけ四季の移り変わりを楽しめる公園です。
ロケーション
公園上駅と公園下駅
大正年間に強羅駅に開園した強羅公園ですが、現在は箱根登山ケーブルカーの公園上(こうえんかみ)駅(西門側)、ないしは公園下(こうえんしも)駅(正門側)が最寄りです。
駅名に付された”上””下”は、そのままケーブルカー沿線で隣接する二駅の高低差を表していて、公園上駅は高所に、公園下駅は低所に位置しています。
桃源台駅(芦ノ湖傍)から向かう場合、ケーブルカーの始発・早雲山駅(大涌谷、芦ノ湖方面)に近いのが上駅で、終点・強羅駅の隣の駅が下駅です。反対に箱根湯本駅から箱根登山電車で強羅駅に向かった場合、箱根登山ケーブルカーの始発・強羅駅の次の駅が公園下駅、その次の駅が公園上駅です。
箱根強羅公園まではもちろん車で向かうことも出来ますが(有料駐車場は43台分完備。一時間300円)、箱根フリーパス優待で入園無料となるので、特にフリーパス利用で箱根を訪れる際には、是非とも行っておきたいところですね。
どちらがお勧め?
公園上駅側に西門が、公園下駅側に正門がありますが、共に駅から公園までは徒歩30秒〜1分圏内です。
上り坂が苦手であれば上駅からがお勧めですが、公園内をぐるっと一周するためには下りきった後に上る必要があるので、どの道公園内で上り坂を上ることを避けては通れません。
公園の傾斜はそこまできつくないことと併せて考えるのであれば、どちらから入っても構わないのではないかとも思えますが、公園上駅から入った方が、気持ち楽に園内を周れるかもしれません(早雲山駅の駅員さんのお勧めも、上駅下車の方でした)。
ということで今回は公園上駅で下車し、西門側から入園しました。
箱根強羅公園の秋
正門と西門
正門(公園下駅側)から入ると公園内を見上げる形になって、見上げた先に箱根の山々を望むことが出来ますが、
西門(公園上駅側)から入ると、下方向に広がる公園の、遥か向こうに箱根の山々が見渡せます。
どちらからがお勧めかと問われても、中々甲乙つけがたいところかもしれません。
西門傍からの風景
西門入ってすぐのところから、正面に箱根の山々、その手前に音楽堂(東屋風の建物です)という、早速の絶景が望めました。
パッと見た感じ、残念ながら西門傍から望む紅葉はやや微妙な感じだったのですが、
時機を逸した感のある紅葉に比べて引き立っていたのが、秋のバラです。
ローズガーデンは西門寄りに位置していますが、今がまさにちょうど旬、見ごろの状態でした。
公園中心部
公園中心部には”フランス式整式庭園”強羅公園の象徴ともいえる噴水が作られていますが、この噴水の周辺には、一色堂茶廊(喫茶店)、CAFE PIC(レストラン)、白雲洞茶苑(茶室)等々、お茶や食事が出来る施設が多く置かれています。
西門傍からだとはっきり公園の全景を確認できなかったのですが、
噴水池周辺では、音楽堂を取り巻く形で紅葉がまさに見ごろを迎えている様子がはっきりと伝わります。
園内の散策コースにはススキも植わっていて、
すすきの向こうに紅葉、そして秋の空という、箱根の秋の縮図が詰まっていました。