写真撮影

【書評/写真撮影】写真撮影の基本

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【書評/写真撮影】写真撮影の基本

写真の撮り方がいまいちわからない、街歩きをしながら撮ってみたいとは思うんだけど、結果としてあまり楽しめないなんていう場合。基本的な方法論や知識を取り入れ、整理することによって、解決につながる場合もあります。

ほぼ全ての入門書が指南する導入口としては、1.カメラの性能(≒取説)の理解、2.構図の取り方の基礎知識、3.光の取りこみ方や色味に関する知識、4.シャッタースピードに関する知識、最後に5.好きな写真の研究、あたりがメインとなる要素です。

ちなみに好きな写真の研究については、ナンバリング的には「0」として、撮る前に意識しておきたいというとらえ方も出来るかもしれません。そもそもこんな写真を撮りたいと思ったからデジイチを購入したんだというようなケースですね。

他、写真を撮ってからの話しとして、画像加工アプリの使い方が勧められていたりもしますが、今回はその部分は省略します。

ということで、かつてデジタル一眼レフカメラ(以下デジイチ)を買った後に「最低限を身に付けよう!」と思って学んだことの要点についてまとめました。

カメラの選び方

「デジイチ初めて」の場合は、「みんな持っている」「どこでも売っている」という位メジャーな機種から入るのがベストじゃないかと、個人的には思います。

ヨドバシカメラやビックカメラ等家電量販店の実店舗の他、Amazonや価格コム等のネットショップで見ていても、とにかくどこに行っても視界に入ってくるというようなカメラですね。

身近に詳しい人がいる(かつ、いつでも教えてもらえる)、あるいは元々撮りたい写真がはっきりしていてそのためのモデルにも目星をつけているというような場合は話が別ですが、そうでない場合は、なるべくメジャーな機種から入るのが無難です。

まずは取説・解説書の理解から

デジイチの場合、「シャッターを押すだけ」のコンデジや、スマホカメラで撮れる程度の「普通の写真」を撮ることが、慣れてくるまではそもそも難しい場合もあります。

高性能であることが諸刃の剣になっている形ですが、きちんと設定することによって簡易カメラでは撮れないような写真を撮ることが出来る反面、調整の仕方如何では簡単に「それ未満」の写真にもなってしまい得るためです。

ということで「まずは一旦落ち着いて取説読もうぜ!」となるのですが、取説というのは文字通りカメラの性能をまとめてあるだけで、残念ながらカメラの持ち主がどういう写真を撮りたいのかということを中心にまとめてあるわけではない場合が多いです。

そこで市販の解説書が頼りになってくるのですが、メジャーなモデル、それもエントリーモデルであれば、まず間違いなくわかりやすい解説書が出版されています。機種によっては「解説書」の読み比べも可能だったりしますが、ここがまさに「デジイチの一台目」にエントリーモデルを選ぶことの利点の一つだといえる部分にあたります。

以下、入門段階のお勧め本を三冊ほど。以下の本と「取説」をセットにすることで、脱・入門への道も捗ってくるでしょう。

デジタルカメラマガジン特別編集『canon EOS Kiss X7 完全ガイド』(インプレス、2013年)

後継機種が販売されて久しい今、EOS Kiss X7を新たに購入する人がどの位いるのかはわかりませんが、カメラ付属の取説と「市販の解説書」の違いを教えてくれるような本です。

今でも手元に残っているX7の解説書はあと一冊ほどあるのですが、お勧め度という点では『完全ガイド』が高かったです。

もちろん、今からX7を購入する方に対しては、今でもお勧めの一冊です。

フォトテクニック デジタル編集部編『写真が上手くなりたいなら覚えるべき50の掟』玄光社

綺麗な写真が50枚ほどピックアップされ、「こんな写真を撮りたい場合はこういうところに気を付けるといいですよ(およそこんな設定で撮ってみよう)」ということがまとめられたマニュアル本です。

見開き左が写真、右にコツという形で使用カメラと実際の設定が書かれている他、「およその設定」についてもコメントされています。

脱・入門直後に参考にした一冊だったのですが、一冊丸々参考になったというよりは、パラパラと斜め読みしながら所々から「写真撮影のコツ」を参考にさせてもらいました。

上田晃司『写真がもっとうまくなる デジタル一眼撮影Q&A事典』インプレスジャパン

どの機種向けということではなく、一般的なデジイチ向けの「逆引き・取説」本で、事例も豊富です。

ピンポイントで「こんな写真が撮りたい」と思った時、ガイドブック型の本だと参考にならない場合があったりします。「逆引き」用に一冊あると助かる場合がままあるということなのですが、撮りたい写真を漠然とイメージした後、明確に「これ」という希望が出来たとき、手助けになり得る一冊です。