【写真撮影】構図の取り方の基礎知識

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【写真撮影】構図の取り方の基礎知識

狙った被写体をファインダーにどう収めるか、という議論が「構図」の話しです。

ど真ん中に被写体を収める構図は基本中の基本で、そのまま「日の丸構図」と呼ばれています。

その他、上下もしくは左右に二分割あるいは三分割する、ファインダーの対角線上に被写体の「何か」を乗せる(斜め線=対角線を意識する)形で撮影するという構図にも汎用性があって、基本書では「日の丸」同様ほぼ必ず紹介されています。

これらの構図は、基本構図とされながらも、割と「脱・初心者」的なニュアンスで紹介されることが多かったりします。

ほか、S字構図(被写体をS字の形に置く。奥に向かって伸びた道を撮影する場合など)、C字構図(被写体をC字の形に置く。曲線を持つ被写体を撮影する場合など)、三角構図(ファインダー内に、被写体を三角形を意識して配置する。塔を撮影する場合など)等々、構図の応用編として色々な構図が紹介されることもあります。

構図の議論は写真撮影における「肝」の一つにあたりますが、例えば「こういう写真を撮る場合には、これが絶対的な正解にあたる」というよりは「どう撮ったらいいのかわからない場合の指針にあたる」と捉えた方が近いように感じます。

ファインダーがとらえた世界(写真が写る範囲を意味する「画角」とも言います)では、まず大事にしなければならないものとしてバランスがある(前記した日の丸や二分割や三分割やその他ですね)、バランスを前提とした上で独自性を加味していくことで面白い写真になる、みたいな感じですね。

ブライアン・ピーターソン『プロの撮り方 構図を極める』(ナショナルジオグラフィック、2013年)

タイトルにもある通りプロが撮っているので、掲載されている写真はどれもめちゃくちゃ綺麗で、狙った瞬間がとても鮮やかに表現されているものばかりです。

「お手本がすごすぎると、学びどころが多すぎるように感じてしまって、逆にお手本になりえない」なんてことが習い事の世界なんかではままあったりしますが、ともするとその次元にあるような仕上がりになっています。

ただこの本は基本的に教科書としての性格を持った本なので、取り上げられた一枚一枚に細かい解説が付されているんですね。

パッと見だけでも鮮やかな写真ばかりなので、直感的に受け取ることは割と容易いと思うのですが、そこに撮影者による解説がついているので、質の高い授業を受けながら写真集を見ているような効果も期待できます。

ブライアン・ピーターソン『プロの撮り方 創造力を極める』(ナショナルジオグラフィック、2015年)

プロの言う「創造力」を極めるというコンセプトの下に出されている本なので、元々相当レベルが高い世界が対象とされているのでしょうが、言わんとするところがなんとなく伝わってくるような気分になる場合もあります。

素人なりに「基本構図との関連から言うのであれば、どんな特徴を持った写真だといえるか」という目線で読み進めていくと、日の丸だったり二分割だったり三分割だったり、あるいは三角構図だったり、ただひたすらアーティスティックに見える「いかにも高い機材を使って撮られたように見える」写真でも、実に基本に忠実に取られている面がある、ということに気が付きます。

「構図=撮影時の文法」だと捉えると、ファインダー越しのものの見方を教えてもらえるような気がしてくる、という感じでしょうか。

「著者の解説」付きの”写真集”なので、読み進めていくうちに、案外構図のヒントが見つかった、なんてことが期待できるかもしれません。

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