【国内小旅行/ドライブto新潟 二日目】八ッ場ふるさと館と不動大橋

2018夏 小旅行ドライブto新潟

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【国内小旅行/ドライブto新潟 二日目】八ッ場ふるさと館と不動大橋

道の駅・八ッ場ふるさと館

草津から越後湯沢までの道中で通過点にあったのが、道の駅・八ッ場ふるさと館です。

今は無き民主党・鳩山政権時代、ダム建設中止・実施を巡って議論が紛糾したことから、以降知名度が全国区となったという曰くのある「八ッ場ダムの八ッ場」に作られた道の駅ですね。

とはいえ、「色々あった八ッ場」というのは、あくまで人間社会が持ったひと時の事情にすぎません。侃々諤々の政策論争がどこか遠い世界の話しに聞こえてくるような、大自然のど真ん中といった環境下に道の駅は造られています。

 

八ッ場ダムと「八ッ場騒動」

八ッ場ダムの建設計画やその反対運動については昭和の頃より存在していたのですが、漸く決まったダム建設を民主党政権が「マニフェスト(=公約)」実施によって反故にしてしまったこと、後にその反故を撤回したことなど、忌憚なく言えば「無駄かつ余計なパフォーマンスをした民主党」といった部分に問題が宿り、世論の批判が集中しました。

「マニフェスト」とは当時の民主党が掲げた政権公約のことですが、時の内閣(鳩山政権)が打ち出した「コンクリートから人へ」(公共事業減・社会保障政策等の充実へ)という方針は、政官財の癒着を打ち壊し、旧態依然とした大規模公共事業を無くし、かつそこで削った事業の予算を福祉事業等、”人のため”に回すことを企図していた「はず」でした。

例えば八ッ場ダム建設等の公共事業を凍結する=事業を仕分ける(時の政権が無駄だと判断した事業を削る)ことによって予算を捻出し、子育て手当や弱者救済等、福祉政策の拡充に回そうということが狙われたはずだった、少なくとも「マニフェスト」と銘打たれた民主党の政権公約では狙われたことになっていました。

だがしかし、終わってみれば「マニフェスト」は絵に描いた餅に過ぎなかった、例えば「八ッ場」とほぼ同種の問題は沖縄の米軍普天間基地移設問題でも起こってしまった(一度決まったはずの問題を無駄なパフォーマンスで蒸し返したことによって、要らぬ禍根を生じることになった)というように、八ッ場においては「あの騒動は一体なんだったのか」といった感慨のみが残されました。

この不毛な騒動に唯一利点があったとするなら、それは「八ッ場」の地名が広く知れ渡り、一般的な難読地名を脱した点でしょうか。

八ッ場付近には、日本武尊が東夷(蝦夷)征討時に駐屯したとされる山である王城山(おうじょうさん、みこしろやま)があるなど、神話の時代からの由緒もあります。

自然が豊かなだけではなく、歴史が豊かな地の一部がダム建設によって水底に沈んでしまうということも「八ッ場ダム建設反対」意見の根拠の一端となりました。特に注目を浴びたのは、草津の御座之湯同様に源頼朝ゆかりの由緒を持つ川原湯温泉で、旧地の水没と新地への移転が「八ッ場」の象徴として扱われたのは、まだ記憶に新しいところです。

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不動大橋からの風景

計画段階で紛糾したダム建設とは対照的に、不動大橋は2011年に竣工しました。

橋の長さは590メートル、向こう岸まで歩ききるのにもそれなりの時間がかかります。

少し進んだ地点からであっても、橋の向こう側ははるか遠くに感じます。

ちなみに橋の高さは地上から86メートルです。

およそビルの27階に該当する高さからの景観の一部には、橋の下に停められた、豆粒程度の大きさのショベルカーが見えます。

高いところが苦手気味な場合、橋上の歩行エリアを歩いていても「この端渡るべからず」な風景が橋を渡りきるまで延々続くのですが、「橋の上を歩いている」というよりは「空中に浮かびながら移動している」という気分に近いですね。

遠くを眺めてみれば視界にはもう一本、山間部に、不動大橋のような(橋脚の長い)橋がトンネルに向かって伸びているのがわかります。

付近一帯の自然にも負けず劣らずの迫力がありますが、不動大橋上からも視認できるこの特徴のある山は、その名も「丸岩」と呼ばれる名所です。

16世紀末、甲斐の国・武田家に仕えていた地方領主・真田家が、武将を駐留させていた「丸岩城」があったといわれている丸岩への登山コースは、かつて草津道への分岐があった旧信州街道沿い(現「草津街道」)の、旧・須賀尾宿付近から始まっています。

 

「八ッ場」一帯から群馬・新潟県境へ

八ッ場一帯を過ぎた後、県道53号線から国道17号線へ抜ける区間(三国街道につながるルート)では、山の中、山の間を通された道路をひた走る区間が続きました。

群馬県の県道53号線の一部区間の様子(グーグルマップから)。

草津までの道中で通過した「草津街道」の一部区間と似たような、街灯なし、道幅も狭く、カーブも多い道路が続きました。この手の道に不慣れな場合、特に曇天・荒天時や夜間の走行では、それなりに腹を据える必要がありそうです。

(続く)

 

アクセス

道の駅・八ッ場ふるさと館

 

不動大橋

横浜出身・在住。現在、主に横浜(みなとみらい線沿線中心)の街歩きガイド記事を書いています。鎌倉・江ノ電沿線街歩きや箱根エリアの他国内小旅行記事をはじめ、その他の話題もボチボチ。サイトへのご意見・ご感想等々は、お手数ですがPCからお願いします。

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