【旅プラン/開港都市神戸の風景】横浜(関東圏)から神戸(関西圏)への交通手段

国内旅
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横浜(関東圏)から神戸(関西圏)へ

陸路 or 空路がメジャーな二択

関東圏から関西圏への移動を考える場合、鉄道であれば東京駅-大阪駅or新大阪駅、空路であれば羽田-伊丹or関空の移動で考えるのがメジャーどころではありそうですが、ここはあえて”横浜-神戸”間の移動、特にみなとみらい線沿線からJR三ノ宮駅界隈へ(空路含む)、と言うことで考えてみました。

鉄道で

最もメジャーかつ最短なのは、東海道・山陽新幹線を用いた移動です。

みなとみらい線沿線からであれば、横浜市営地下鉄ブルーライン等を使ってまずはJR新横浜駅まで、さらに東海道・山陽新幹線に乗車して新神戸駅まで。

新神戸駅駅から先は、神戸市営地下鉄西神・山手線、もしくは観光循環バス・シティループ等を利用して地下鉄三宮/JR三ノ宮駅等(他、阪神・阪急の神戸三宮駅もあります)界隈へ。

新幹線乗車時間が2時間20分~30分程度なので、“港町・横浜から港町・神戸への移動”であれば、概ね3時間~4時間程度の移動時間で進めます。

移動時間を最優先で考える場合、陸路では一番無難な選択ですね。

このほか、新幹線や特急電車を使わない、普通列車のみでの移動だったとしても、例えば横浜駅を朝8時ごろに出発すると、JR三ノ宮駅にはその日の夕方、17時30分ごろに到着できます(※)。

参考

高速バスで

“横浜・神戸”間の高速バス移動では、横浜(YCAT)始発の直行便以外にも、東京駅の八重洲口バスターミナルやバスタ新宿等といった東京始発のものや、大阪の梅田等を経由して神戸・三ノ宮へと向かう便が多く運行されています(というよりは、それが主流となっています)。

東京・横浜・大阪・神戸の四拠点間のうち、東京・横浜間、大阪・神戸間を便宜的に駅間距離で比べると、東京・横浜間は28.8キロ大阪・三ノ宮間は30.6キロと、東京・横浜間がやや近いですが、乗車時間については前者が東海道線で29分後者が神戸線新快速で22分となって逆転しています。

つまり横浜も神戸もそれぞれ東京・大阪のすぐ近隣、かつほぼ同じくらいの距離のところに位置しているのだということが改めてわかりますが、そんなところから東京発後のバスはまずは横浜に停車し、かつ、大阪に着いたバスはその先で神戸まで足を延ばすという形の運行もメジャーなところとなっている形ですね。

現在“横浜・三宮”間はほぼ夜行便の高速バスで運行されていて、22時~24時の間に出発した便が翌朝7時~8時頃に到着するというタイムテーブルが主流となっています。

反対に三ノ宮発・横浜着の場合、出発時刻・到着時刻共やや前倒しされる傾向がありますが、20時~21時台三ノ宮発の便が多く運行されて、横浜到着は概ね翌朝5時台~6時台です。

運賃は横浜→三宮、三宮→横浜共最安で6000円程度概ね1万円前後が主力となっています。

新幹線よりは明らかに安く、対抗馬としては青春18きっぷが上がって来る感じとなりそうですが、徒に”激安”運賃のみを求めてしまうと余計な疲れをためかねないので(※)、バスの設備については乗車前にきちんと確認しておくこともお勧めします。

参考

自家用車・レンタカーで

このほかに、自家用車やレンタカーでの移動についてもできなくはありませんが、やはり移動距離が移動距離なだけに、時間も費用もそれなりにかさみます。

横浜・神戸間を約500キロ、ガソリンはリッター160円、燃費は20キロ/1リットル、タンクの容量を50リットルとして単純計算すると、ガソリン代だけで約4000円かかってしまう、なおかつ満タンで出発しても半分近く減る(大体往復で一回タンクが空になるので、道中で”改めて満タン分の容量を補給する”つもりの給油が必要となる)計算です。

もちろん燃費やタンクの容量によっても変わって来るので、燃費が(20キロ/1リットルに比べて)悪い場合や、タンクの容量が小さい場合(例えば軽などの場合)には、これ以上に費用がかさみますし、反対に「より燃費が良く、タンクの容量が大きい」場合にはもっと楽に進むことが期待できるところとなります。

いずれにしてもこの時点で結構な長旅になることは必須なのですが、加えてもう一つ面倒な(?)点は、ルートの問題です。

例えば横浜中心部発の場合。

首都高-東名の先では、名神高速道路が北側にそれつつ西進するという紀伊半島通過時、名神-阪神ではなく伊勢湾岸自動車道と新名神高速道を利用するルートが最短となります。

前もってのルート確認を怠らず、かつカーナビがきちんとアップデートされていれば全く問題ないかとは思いますが、「道中で高速に乗ってしまえば後は実質一本道で終わり」とはならない点が多少面倒である他、いずれのルートを進んでも、高速代がトータルで一万円を超えて来るあたり、このご時世懐に優しくない点ですね(利用区間や経路にもよりますが、ETC利用で概ね10000円~14000円程度です)。

以上まとめると、時間的には概ね数時間程度で完走できるようですが、費用についてはコミコミで片道一万数千円~二万円程度かかるということで、新幹線に乗車するのとほぼ同程度(新横浜・新神戸間の自由席・指定席で14000~15000円、グリーン車で19000円~20000円と、ともするとグリーン車移動にも手が届いてしまう)という、実は結構贅沢な旅の部類に含まれます。

この形がダントツでお勧めとなるケースは、全員が運転免許証を持っている(かつ、誰かが車を持っている)仲間内4~5人での旅、みたいなケースでしょうか。ドライブにも無理がない5人旅での割り勘だとすると、多めに見積もっても一人当たり4000~5000円程度の、ゆとりある移動が可能となります。

そのような場合に限っては、時間にうるさく言わない旅であれば、コスパ的なお勧め度はかなり高くなりますね。

大阪国際空港(伊丹)か、神戸空港(国内線のみ)か

次に、空路での移動を考える場合。

羽田空港発の便で伊丹空港(大阪国際空港)を目指すか、神戸空港を目指すかの二択が生じますが、“港町・神戸”に好アクセスなのは神戸空港空路の主力となっているのは伊丹空港です

神戸空港を目的地とする場合、確かに”港町・神戸”へのアクセスは良好なのですが、便数はそこまで多くないため、一日のプランを往復の航空便にあわせて設定する必要が出てきます。

これに対して羽田・伊丹便は国内の輸送実績でも上位5傑の常連であるという屈指のドル箱路線なので(※)、始発から最終まで一日中発着しているという使い勝手の良さがある他、空港から各地へのアクセスも充実しています。

三ノ宮駅前までを約40分で結んでいるリムジンが発着していますが(※2)、このほかにモノレール+阪急で約1時間かけて移動するというルートもあります(※3)。

港町・神戸までの好アクセスを取るか、それとも”首都圏から近畿圏へ”の好アクセスを取るかの二択が生じるところで、さあ、どっち? となるのですが、今回は後者、大阪国際空港経由で神戸を目指すルートを選択しました。

参考

横浜・神戸間を船旅で

以上のほか、ちょっと(?)リッチな移動手段として、横浜-神戸間には優雅に海路を行く船旅という選択肢も用意されています。

例えば”飛鳥Ⅱが横浜港・神戸港を海路で結ぶ”というようなこともありますが、その場合、概ね季節あたりに1~2便、一日で渡航できるであろう距離に3日間をかけて進むという船旅をとことん楽しむクルーズとして設定されています。

旅の質や捉え方自体、陸路・空路とはやや(?)異なる趣を持っているのが伝わってくる感じですね。

参考

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