【日帰りドライブ/神奈川・三浦2021】三浦半島・城ヶ島でシラス丼&西崎の磯へ

南関東/静岡・山梨
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三浦半島・城ヶ島へ日帰りドライブ

日帰りドライブ、スタート

城ヶ島へのルート

横浜市内(中心部)から向かう場合。

まずは横浜横須賀道路をまっすぐ下って衣笠ICまで進み、衣笠から先は引き続き三浦縦貫道路神奈川県道路公社公式サイト三浦縦貫道路“)という有料道路に入りますが、三浦縦貫道路から先城ヶ島へと向かうにあたっては、県道26号線へとつながる134号線に抜けるまでのルートで、2~3の選択肢が生じます。

三浦へのドライブ

この時は早めに134号線に出てしまったようで、道沿いに陸上自衛隊の武山駐屯地(公式サイト)と、高等工科学校(公式サイト)が出て来ました。

城ヶ島訪問時は、行きか帰り、どちらかの途上で武山駐屯地・高等工科学校の前を通ることが多いので、この付近を通過すると「三浦に来たなぁ」という気分になる一帯でもあります。

ちなみに陸自の高等工科学校は、しばしば自衛隊漫画に登場することもあるというエリート自衛官養成学校です。

かつて少年工科学校と呼ばれていた、中学卒業段階の生徒を対象とした全寮制の男子校で、入学者には3年間の教育が施されます。

高等工科学校卒業後、幹部自衛官を目指して防大に進むOBもいるようですが、一般の高校を卒業して防大に進学した多くの生徒との間には、防大入学時点で幹部自衛官の卵としての資質に結構な開きがあったりすることもあるようです。

つまりは、それだけ高等工科学校を卒業した生徒が優秀であることが多い、ということですね。

ということで、武山駐屯地付近からだと城ヶ島まではまだ結構距離があるものの、やはりそれでも三浦にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! という気分は徐々に高まっていきます。

三浦から城ヶ島へ

写真では道中かなりすっ飛ばしてしまいましたが、最終的に城ヶ島大橋へ。

この先でようやく、城ヶ島入りです。

@城ヶ島

城ヶ島着

城ヶ島大橋経由で城ヶ島に入った後、そのまま直進すると城ヶ島公園(駐車場から公園へ)方面に進んでしまうのですが、島の西側(向かって右手方向)に進んでいくと、食堂、お土産屋さん、釣具屋さん、渡し船(三崎港行き)の発着場等々、どこか”おいしそうな”観光地然とした一帯が現れます。

城ヶ島に入った後は道も比較的わかりやすく、かつ「ここらにパーキングがあってくれたら便利だな」という感じの場所におあつらえ向きのパーキングがあるので、比較的すんなり“漁港付近の商店街”風の一帯入りをすることが可能となります。

加えて、そもそも城ケ島の漁港自体が「京急の終着駅・三崎口駅より先から続く畑の中を走ると出てくる漁港から、さらに海を渡ってたどり着く漁港」です。

“秘境感がある”と言えるかどうかは人によってくると思いますが、それでもここにたどり着いた時点で日帰りドライブにしては濃い目の小旅行気分を味わえます。

これもまた、“城ヶ島ドライブ”の稀有な魅力ですね。

城ヶ島の海

海の近さや岩場の雰囲気には、江ノ島界隈と同種の魅力を感じたりもしますが(参考:稚児ヶ淵(ちごがふち))、

同じ相模湾沿いだとしても、より太平洋に突き出たところに位置しているのが城ヶ島です。

江ノ島界隈に行くことと比べると距離感もかなり増してしまう、ということで、”旅先感”も気持ち強めに伝わります。

シラス丼で昼食

パーキングに車を停めた後は、徒歩で城ヶ島の西岸へ。まずは南へ、その後西へというルートです。

早速いただいたシラス丼、さすがにかなり美味しかったです。

ごちそうさまでした。

西崎の磯方面へ

お腹を満たした後は、島の西部にある海岸線へ。

西崎の磯と呼ばれている、岩場で形成された一帯を目指します。

磯への道はわかりやすく作られていますが、

ぱっと見からも伝わるように、一帯は中々良い感じの磯釣りスポットとなっているようです。

海に向かってむき出しになっている岩場は中々の迫力で、

潮がすぐ下まで流れ込んでいる様子も、間近に見えます。

同じ三浦半島の相模湾沿いだと、武山駐屯地少し先にある荒崎海岸にも同様に波の浸食を受けた岩場がありますが、確かに海の生き物はこういう岩場をすごく好みそうです。

ちなみにこの西崎の磯付近は岩場の高さが高いところが多いですが、城ヶ島の太平洋側(南側)中央部でハイキングコースになっている一帯には、磯遊びに適した磯もあります。

磯からやや遠巻きに海を眺める分にはどこか穏やかな様子が伝わってきますが、季節や天候、さらには昼夜の別によって、まるで表情が変わってくるであろうことも、容易に察せられますね。

小桜神社

陸伝いに海沿いの磯を歩いていくと、磯からすぐのところに掘られたやぐらの傍に、何やらいわくありげな鳥居が作られています。

この鳥居は“小桜神社”の鳥居で、鳥居の中には小桜観音が置かれています。

小桜神社で祀られている”小桜”=小桜姫は、中世末期(15世紀末~16世紀初頭頃)、当時地域一帯を支配していた豪族・三浦氏に嫁いだ女性です。

三浦半島縁の豪族・三浦氏は、鎌倉・室町約400年に渡って一帯の有力者であり続けたものの、最終的には後北条氏(参考:早雲寺)の始祖・北条早雲によって、滅亡に追い込まれます(1513年、新井城合戦にて)。

三浦氏にとっての最後の合戦が行われた新井城の城址と、最後まで北条早雲を相手に戦った三浦道寸の墓は、城ヶ島からもほど近い油壷湾傍にありますが、三浦氏の滅亡後、城ヶ島で最期を遂げたのが小桜姫だったということで、ここ城ヶ島には小桜姫慰霊のための神社が作られました。

傍には、小桜神社を橋上から眺めることが出来る、観光橋という赤い橋がかけられています。

西崎の磯

小桜神社付近からさらに少し歩くと、そこそこ歩きやすい岩場が出て来ます。

この一帯はかつて京急ホテルがあったあたりですが、

陸と海とを岩場が隔てているという、どこか釣り人受けの良さそうな一帯です。

在りし日の京急ホテルと、その奥には城ヶ島の灯台があります。

この当時はまだ京急ホテルも営業中だったのですが、施設の老朽化等を理由として、現在は営業を終了しています。

営業終了は昨年(2020年)5月、緊急事態宣言後に営業を再開せず、そのまま営業終了ということになったようです(公式サイトの告知)。

この付近も、”ホテル閉業”によって少し寂しくなりそうです。

とはいえ、付近の磯には釣り人がいたり、のんびり海を見ている人がいたり、写真を撮影している人がいたり、写真撮影のためのモデルさんがいたりと、相変わらずな風景が続きそうでもあります。

そんな城ヶ島の日常風景ですが、

日が傾き、日没の時が近づいてくると、

西崎の磯付近一帯の海も、どこか寂し気な表情を見せ始めます。

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