港町・函館の歴史的な中心地
基坂
about 基坂
基坂(函館市公式観光情報 “基坂“)は、かつて北海道の行政の中心として栄えた坂道です。
坂名の由来は、明治維新後に坂下に里程元標(現在の道路元標)が置かれたことにあります。
中世の頃は松前藩の亀田番所が(函館市史・デジタル版 “亀田番所の設置“)、近世から近代にかけては箱館・函館奉行所が(函館奉行所公式サイト “函館奉行所の役割“)、それぞれこの地に置かれたようです。
基坂沿いの風景
初夏の基坂と、
冬の基坂です。
函館港(参考:観光庁国際観光課 “函館港“、国土交通省北海道開発局 “函館港“)がすぐそばにある、坂道から海を見下ろせるというのも、港町・函館が持つ大きな魅力の一つですね。
ペリー広場
基坂には、ペリー提督の来航記念碑が置かれているというペリー広場(函館市公式観光情報 “ペリー提督来航記念碑“)が隣接しています。
基坂沿い、海に向かって左手です。
かつてのアメリカ領事館傍にあったこと、函館港を見渡せる位置にあったことが由来となっています。
元町公園
“函館市元町“の北西の端、
基坂の上り側突き当たりに位置する公園が元町公園(函館市公式観光情報 “元町公園“)です。
桜の季節には桜の向こうに函館港を望めるという景観抜群の公園で、
旧函館区公会堂からの眺めなど、新緑の季節には緑が眩しかったりもするのですが、
春の桜、初夏の緑が鮮やかな一帯は、冬になると一面の雪景色となります。
雪国ならではの風景ですね。
余談として、”元町”という町名は同じ開港都市の横浜や神戸にも存在し、”元町公園”については同名の公園が横浜にも存在します(参考:【横浜山手の公園/基本情報】元町公園(元町商店街、山手本通り傍)。