【冬の終わりの札幌へ その3】大洗フェリーターミナルからさんふらわあ号乗船

東北/北海道
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商船三井さんふらわあ号

大洗港フェリーターミナルにて

大洗駅到着後、乗船手続き等のために立ち寄ったフェリーターミナル経由で、大洗マリンタワーへ。

乗船前最後の時間をガルパン喫茶にて過ごしたのち、再びフェリー乗り場まで。

いよいよ、フェリーの乗船時間が迫ってきました。

“さきほどぶり”のフェリーターミナルですが、もちろんここも大洗の観光施設なので、当然のごとく彼女たちとのご対面があります。

「むしろそれがあるほうが自然」「無いとなんか不自然」と言った状態に、徐々に慣らされていきます。

ターミナル内部では「ゼロではない」という程度のお客さんが、ポツポツと乗船を待っていました。

このコロナ禍のご時世ですからね、という事情も多分にあったのでしょう。

乗船もスムースに進みそうなことを予感させますが、その意味では期待通りの風景でした。

どこか空港ロビーっぽい雰囲気を持っていたことが印象的でしたが、

ポケモンGOで相棒にしていたクルマユと遊んでいると、

ほどなく乗船開始のアナウンスが始まりました。いよいよですね。

さんふらわあ号乗船

客室へ -6階スーペリアインサイド-

乗船後、早速船室まで。

まずはこの通路の長さに圧倒されますが、”スーペリアインサイド”の船室は居住スペースの6階に位置しています。

さすがに往復乗船すると大体の様子はつかめるようになりますが、嘘のような本当の話、乗船直後はフェリーの中で迷子になりかけました

おそらくそうなるお客さんも少なくないということなのでしょう。

船中そこかしこに乗務員さんが立っていて、ちょっとでもウロウロすると割とすぐ声をかけてくれます。

この気遣いにかなり助けていただいたことも、今となってはいい思い出ですね。

長い通路を歩いて自分の船室を探り当てたのち、カードキーを使ってドアを開けて、

室内へ。

まんま“船旅の船室”という感じの客室ですね。

客室に入った瞬間は、中々感動の一瞬でもありました。

今回予約したのは洋室のスーペリアルーム(参考:商船三井公式サイトスーペリアインサイト“)で、グレードから言うと上から三番目、かつ下からも三番目という、丁度真ん中のグレードの部屋です。

グレードは上から順に、スイート、プレミアム、スーペリア、コンフォート、ツーリストの順で(参考:商船三井公式サイト客室(夕方便)“)、スイートとプレミアムには専用バルコニーが付いている他、スイートを取るとレストランでの飲食が全て無料になるようです。

客室内の電気は、ドア付近のものとトイレ・シャワー室のもの以外(客室中央の照明とベッドサイドの照明)、全てベッドの枕付近でコントロール可です。

アメニティと部屋着のガウン、大小のタオル、フェリーの案内書き等々は全て枕元に用意されていました。

入り口に向かって左側には、

シャワーとトイレが設置されていますが、この設備とは別に、フェリーには大浴場が用意されています。

“ちょうど真ん中グレード”であるスーペリアルームにはそこはかとないビジホのシングルルーム味があって、第一印象としては割と至れり尽くせりを感じました。

なんせ、海に浮かぶ宿泊施設としての船室ですからね。

さんふらわあ号・スーペリアルーム乗船レビュー

特にプレミアム以上の船室で船旅をした時、はじめて”さんふらわあ号”の船旅の本当の魅力が伝わって来たりするのかもしれませんが、個人的にはスーペリアでも十分満足の航海を楽しめました

オーシャンビューが期待できる部屋ではなくインサイドルームだったことで、乗船中部屋で過ごす時間では昼夜の別が分からないという不便はありましたが、それは部屋の外に出て感じればいい部分でもあるので、初回の今回は不便というほどの不便には感じませんでした。

より贅沢を言えるのであればこうであって欲しかった、この場合は「部屋に窓がついていればなお良かった」ということですね。

それ以上に不便を感じたのは、Wi-Fiが船室に不通だったことですか。

船内の共有スペースでは使えるのに個々の船室では使えないという部分には、やはり多少の歯がゆさを感じました。

客室内でネットにつなぐことが出来れば、さらに快適な船旅になったでしょうからね。

ただし、だからと言ってこれも一泊二日の航海では「無いから致命的だ」というには至らず「出来ればあってほしかった」類のサービスの筆頭としてあげたかった部分となりました。

ほか、人によってはそれなりに気になるところであろう船の揺れですが、日によって異なる部分が相当あると思われます。実際今回の往復乗船に限っても、往路の船旅では船の揺れをほとんど感じなかったものの、復路の船旅では結構揺れが気になりました。

やはり「往路も復路もベタ凪」は当たり前に期待できるものでは無いのかもしれず、「往復乗ればボチボチ揺れる」(揺れていることがわかる状態にはなる)くらいに思っておくのが正解になるのかもしれません

船内探索

苫小牧行きフェリー(商船三井フェリー公式サイト)の客室へは、待合所から伸びた長い渡り廊下の先に通されたタラップを渡った後、フェリーの5階エスカレーターから進みます。

写真はエスカレーターの5階部分です。深夜になると閉まり、下船時に再び開きます。

フェリーでは5階~7階が乗船客の居住スペースです。

うち5階~6階の共有部には広い窓があるので、朝から日中にかけての時間、晴天時であれば朝日が眩しく、海がキラキラ光っているのが分かるというイチオシスペースとなります。

5階には客室の他に売店やお風呂があり、6階には客室の他にレストランがあります。

写真は6階から7階への階段と、その奥にレストランという一角です。

7階にはさんふらわあ号内で最もグレードが高い客室(スイートとプレミアム)が用意されています。

5階と6階の共有スペースには、椅子とテーブルのセットが結構な数置かれています。

フェリーの居住スペース中唯一Wi-Fiがつながる場である上、割とゆとりがある空間となっているので、夕食後から深夜にかけて、さらには朝食を挟む時間帯から下船時刻までの間、重宝することになります。

夕刻の大洗発

大洗からの出航時間に合わせて、深夜は閉鎖される展望デッキへ出てみました。

中央には、すでに閉館している、乗船前の時間を過ごした大洗マリンタワーが見えます。

陽は徐々に落ちはじめ、港も徐々に遠ざかっていきましたが、これで大洗の街ともしばしのお別れです。

さんふらわあ号はここから一晩がかりで太平洋上を進み、苫小牧港を目指します。

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