観光タクシーで札幌観光
今回の旅行中、札幌市内で過ごす最後の1時間は、観光タクシーでの札幌観光にあてることとしました。
大倉山・札幌オリンピックミュージアムへ
市街地から
道庁に寄って記念写真を撮った後、大倉山・札幌オリンピックミュージアム(公式サイト)へ。
話をしているうちに「真正面に山が見えて、そこをまっすぐ目指していくコースがある」というということを教えてもらい、その後大倉山を見ながら大倉山を目指すことになりました。
以前の訪問時には”ウインタースポーツミュージアム”という名前だった記憶があるのですが、平成29年(2017年)にリニューアルオープンした施設は、札幌オリンピックミュージアムと名前が変わっていました。
駐車場からのエスカレーター
大倉山のジャンプ場(ジャンプ競技場公式サイト)へは、駐車場からのエスカレーターを使いました。
エスカレーターはかなり長いです。
登っている最中の景色も中々のものではあったのですが、
登り切った後は、流石に壮観でした。
あいにくの天気だったのが残念なところなのですが、
眼下には札幌の街が見渡せます。
ジャンプ競技場
オリンピックミュージアムの前にはジャンプ競技場のジャンプ台があって、
その様子が館内正面に見渡せます。
オリンピックミュージアム・館内へ
名誉館長・阿部雅司さん
館内入ってほぼすぐのところでは、オリンピックミュージアム名誉館長・阿部雅司さんの等身大パネルが、横に並ぶ数々のグッズと共にお出迎えしてくれます。
阿部雅司さんは、90年代にノルディック複合(クロスカントリー+スキージャンプ)で3つの金メダル(うち一つが94年のリレハンメル五輪の金メダル)を取ったレジェンドアスリートです。同時代(90年代)にウインタースポーツで活躍した他選手としては、同じくノルディック複合のレジェンド・荻原健司(五輪での金メダル二つ)さんなどがいますが、年齢的には、阿部雅司さんが荻原健司さんの4つ年上ですね。
そもそも90年代は、98年の長野五輪では日本中を感動させたスキージャンプ(笹川スポーツ財団 “冬季オリンピック 3つめの日の丸飛行隊“)があった他、スピードスケートにも清水宏保さんや岡崎朋美さん等々が全盛期だったという、ウインタースポーツ自体がかなりアツい時代でもありました。
館内の備品の”五本線”
館内で使われている椅子やテーブルの横を見ると、五輪カラーになっていることが分かります。
観光タクシーの運転手さんに教えていただいたポイントなのですが、
このこまやかな心遣いにちょっと感動した後で、
入館料を払い、早速ミュージアムへ。
代表選手のサイン
入ってすぐのところでは、前回2018年の冬季五輪に参加した選手の寄せ書き等々が展示されています。
左斜め上の一角には、五輪開催当時大人気だった女子カーリング日本代表チーム、通称”そだねージャパン”のみなさんのサインが固まっています。
通常メンバーがそのまま代表チームのメンバーとなったロコ・ソラーレ北見(公式サイト)は、地元北海道のチームです。
オリンピックミュージアムとしても鼻が高いところでしょう。
寄せ書きの他、単体のサイン色紙や、
選手の写真も飾られています。
グッズの展示
ミュージアムにはサインだけではなく、選手が実際に使用した道具やウエアの展示もあります。”日の丸飛行隊”船木和喜さんや、
名誉館長の阿部雅司さん、同じく日の丸飛行隊の葛西紀明さんなど。
歴代のレジェンドアスリートたちのすぐ隣には”そだねージャパン”の皆様のユニフォーム、
更にその隣には、若い世代のレジェンド筆頭格ともいえる、浅田真央ちゃんと羽生結弦くんの使用グッズが並ぶ一角もありました。
各種体験コーナー
オリンピックミュージアムでは、各種ウインタースポーツの体験も出来ます。
スキージャンプのシミュレーションゲームでは、何メートル飛べたかの結果が出てきます。
ボブスレーのシミュレーションは、風が吹き、映像がガンガン流れていくタイプのものです。
他にも結構色々あって、ミュージアム内の体験コーナーを周るだけでも結構遊べてしまいます。
体験コーナーも含めたオリンピックミュージアムは、観光スポットとしてもメインの一つとなり得るところで、館内のシアター(後述)と併せて、見学や体験には軽く2時間程度は欲しいところです。
ウインタースポーツシアター
訪問前の本命だった、ウインタースポーツシアターへ。
00年代の大倉山のウインタースポーツシアターでは、かなりアツい映画を上映していました。
アスリートたちの栄光と挫折を描いたようなストーリーで、今でも上映している”ウインタースポーツのはじめて物語”を内容とする映画とセットで上映していた作品なのですが、残念ながら現在のオリンピックミュージアムのシアターではこの映画はカットされていて、再上映の予定も無しということでした。