【開港都市の風景/2023長崎】長崎港の今昔(臨港鉄道跡、観光丸、出島ワーフ。路面電車出島駅傍)

西日本
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長崎港

臨港鉄道跡(旧・長崎港駅)

昭和5年(1930年)3月、長崎駅から出島の岸壁へと至る臨港線(臨港鉄道)が開通しました。

大正年間(12年=1923年2月)に竣工した出島岸壁へ着岸する、日華連絡船・長崎丸と上海丸の就航に合わせてのものです。

現在、旧長崎港駅付近には線路跡と共に車輪が残され、

そのすぐ傍には一風変わった説明書きが用意されています(経年による劣化から、やや読みづらくなっていたのが残念でした)。

長崎港駅跡には中島川上に大波止橋が通され、JR長崎駅方面との間が結ばれています。

新・観光丸

路面電車の出島駅から臨港鉄道跡や大波止橋を経てさらにまっすぐ進むと、やがて長崎湾沿いに到達します。

まず最初にびっくりしたのが、

長崎湾に浮かぶ”リアル黒船”、観光船の新・観光丸公式サイト)です。

新・観光丸は、かつてオランダ国王ウィレム3世から13代将軍徳川家定に贈呈されたという、蒸気船・スンビン号(日本名・観光丸)のレプリカ船です。

かつて幕末の狂歌で“たった四杯で夜も眠れず”と謳われた、”上喜撰”ならぬ蒸気船ですね。

ぱっと見のインパクトも中々ですが、現役の観光船として長崎湾内を約50分かけて遊覧してくれるようです。

参考:東京都立図書館泰平の眠りをさます上喜撰(蒸気船)

長崎出島ハーバー(ながさき・でじま海の駅)

湾内には、ボートやヨットが停まっているのもわかりますが、

岸壁に沿って歩いていくと、長崎出島ハーバー(公式サイト。ボートやヨットの係留場です)の桟橋が姿を現します。

出島ハーバーは、契約者のための係留施設であると同時に、非契約者=ビジターに対しても開かれている“海の駅”海の駅公式サイト海の駅とは?“”ながさき・でじま海の駅“)として機能しているようです。

出島ワーフ

長崎湾、および出島ハーバーに向かい合うように作られた複合商業施設が、

長崎出島ワーフ公式サイト)です。

レストランや喫茶店の他、コワーキングスペースなども用意されているという、長崎湾を目の前に望むことが出来るオシャレな施設です。

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