【群馬/新潟青春18きっぷ旅:初日その2】JR横川駅着(”横軽間”の今昔と、鉄道文化むら)

北関東/甲信越/中部
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JR信越本線・横川駅着

横川駅と碓氷峠鉄道文化むら、峠の釜めし荻野屋

JR信越本線・横川駅の改札を抜けると、駅直近にある碓氷峠鉄道文化むらのイメージキャラクター、横川夢ちゃん(写真右、臨時職員)、結ちゃん(左、運輸課所属の機関士)の二人が出迎えてくれます。

駅出口の正面に位置しているのは、峠の釜めし・荻野屋の本店です。

参考

信越本線・横川駅-軽井沢駅間 -廃線から”文化むら”へ-

平成9(1997)年9月まで、現在は鉄道が途切れている横川駅・軽井沢駅間は信越本線で繋がっていました。

しかし、ということですね。

北陸新幹線(長野・東京間)開業のほか、そもそも付近一帯の急峻な地形のために、技術的に鉄道を通すことは出来ても営業運転で採算が取れるかどうかが別問題となってしまっていたことなどから、同年10月1日をもって”横軽”間が廃線となると、2年後の平成11(1999)年には、ターミナル駅となった横川駅の先に”かつて”が保存された施設が誕生する運びとなります。

現在、横川駅・軽井沢駅間(=碓氷線)はジェイアールバス関東の一般路線バスで結ばれていますが、軽井沢駅より先の旧JR・信越本線では、後述するように官民共同出資の第三セクター鉄道へと姿を変える動きが目立ちました。

いずれも、北陸新幹線の開業に伴った動きです。

参考

“北陸新幹線後”の信越本線 -“しなの鉄道”と”えちごトキめき鉄道”

軽井沢駅より先の長野県・新潟県内では、JR信越本線の一部区間がしなの鉄道株式会社えちごトキめき鉄道株式会社の路線となりました。

一部時期が異なりますが、全て北陸新幹線の開業に伴った路線再編です。

それぞれ、

  • 軽井沢駅-篠ノ井駅間(1997年):しなの鉄道・しなの鉄道線
  • 長野駅-妙高高原駅間(2015年):しなの鉄道・北しなの線
  • 妙高高原駅-直江津駅間(2015年):えちごトキめき鉄道・妙高はねうまライン

という形に姿を変えています。

余談として、しなの鉄道・しなの鉄道線の停車駅には、“八ヶ岳高原線”の異名を持つ小海線のターミナル駅・小諸駅が含まれていますが、景観の良いエリアを多く含むことも沿線の魅力の一つですね。

参考

日本海沿い、旧北陸本線区間の三セク鉄道化

「北陸新幹線の開業に伴う形で」という部分では、旧北陸本線の直江津駅-市振駅間が“妙高はねうまライン”を経営するえちごトキめき鉄道の日本海ひすいラインとして、第三セクター鉄道化(2015年)しています。

“ひすいライン”も既述の3路線と同じく北陸新幹線開業プランに沿って会社が発足し、新幹線開通と共に路線が新規開通していますが、事情は以下の3路線にしても同様で、北陸新幹線開業プランに沿って会社が発足新幹線開通と共に路線が新規開通する運びとなりました。

ちなみに日本海ひすいラインの先の旧北陸本線区間は、

  • 市振いちぶり駅-倶利伽羅くりから駅間:”あいの風とやま鉄道”株式会社・あいの風とやま鉄道線

  • 俱利伽羅駅-大聖寺だいしょうじ駅間:”IRいしかわ鉄道”株式会社・IRいしかわ鉄道線

  • 大聖寺駅-敦賀駅間:株式会社”ハピラインふくい”・ハピラインふくい線

が新たに三セク鉄道として開通したことによって、旧北陸本線の日本海沿い路線(敦賀駅-直江津駅間)は消滅しました。

なお、この再編によってJRの路線に孤立区間、すなわち三セク鉄道経由でないと進めない区間を走る路線が生じたことから、あいの風とやま鉄道線IRいしかわ鉄道線ハピラインふくい線では、一部区間で青春18きっぷの利用が認められています(※)。

参考

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