ベースプラザからロープウェイへ
ロープウェイ、リフト、電気ガイドバス
今回のプラン -ロープウェイ乗車-

JR上越線の土合駅前から関越バスでベースプラザに到着後、まずはロープウェイ乗り場(谷川岳ロープウェイ公式サイト)へ。
ちなみにベースプラザとは、食堂・売店・駐車場・ロープウェイ乗り場などの複合施設です。
夏場の谷川岳では、ベースプラザを中心として、
- ロープウェイ:ベースプラザと天神平
- リフト:天神平と天神峠展望台
- 電気ガイドバス:ベースプラザと一ノ倉沢
上記三通りの交通機関がそれぞれの間を結んでいますが、一ノ倉沢は日本三大岩場の一角にもカウントされている絶景が売りの、谷川岳内の名所の一つですね(みなかみ町観光協会公式サイト”谷川岳 一ノ倉沢“、”谷川岳一ノ倉沢電気ガイドバス“)。
“山まで行く”ことと”山を登ること”が別物として切り分けられている、つまり登山以外の観光も可能となっているため、「乗車のみ、登山なし」であれば特に登山の準備などは必要ありません。
リフト乗車の注意点
ロープウェイで天神平まで進んだ後さらにリフトで天神峠展望台方面へと昇っていくと、天神平付近を上回る絶景が楽しめるのですが、展望台への上り最終便が15:30と早い時間に設定されているので、ベースプラザに夕方着の場合展望台行きは不可となります。
電気ガイドバス乗車の注意点
一ノ倉沢との間が結ばれている電気ガイドバスは、一日7便・全便先着8人までと運行本数も定員も共に少ないため、往復バスを期待してプランを立てたとしても、往復のどちらか、あるいは往復とも徒歩になる可能性があるようです。
バス目当ての人たちが早い時間から乗車待ちのために並んでいるためで、特に一ノ倉沢発15:25の最終バスに乗れなかった場合、強制的に徒歩で帰ることになるリスクがある、とのこと。
“一ノ倉沢を登る”ではなく、“一ノ倉沢まで上る”(あるいは一ノ倉沢から下る)だけであれば、歩ける距離にはある、舗装された道である国道291号線に沿って歩くだけなので登山の準備なども不要ですが、片道約一時間かかりますということで、短時間での観光にはあまり適しません。
この場合のリスクは、その意味での「リスク」ですね。
なので時間的にゆとりのあるケースであれば、道中絶景続きとなることとも併せて、むしろベースプラザ・一ノ倉沢間は徒歩推奨となるのかもしれません。
料金と営業時間
| 料金 | ロープウェイ単体(往復):大人3000円、小学生1500円 ロープウェイ・リフトセット(往復):大人3500円、小学生2000円 |
| 営業時間 | 営業開始:平日8:00、土日祝日7:00 天神峠展望台上り最終(リフト利用時):15:30 ロープウェイ単体上り最終:16:30 営業終了:17:00 |
| 公式サイト | 谷川岳ヨッホ |
天神平へ
ベースプラザには夕方着となった、一ノ倉沢へ行った場合の時間的リスクも回避したいなど諸々の事情から、今回はベースプラザから天神平までのロープウェイ乗車のみ、ということで進めていくことにしました。
ロープウェイ乗車

早速ロープウェイ乗り場へ。

バスターミナルからは結構距離があるのですが、

ひたすら歩いて、土合口駅へ。

いざ、乗車。幸運にも貸し切り状態で乗ることが出来ました。
ロープウェイ、スタート

乗車直後から迫力ある風景の中を進みます。早速山の中です。

ベースプラザや土合口駅の背景にも、谷川岳の山々が連なっていますが、

眼下にもならされた道や川が視認出来て、

所々では下りロープウェイとのすれ違いもあります。

刻一刻と出発地が遠ざかっていく中、上れば上っただけ、景観の迫力も増していきます。

谷川岳ロープウェイの場合、怖すぎて逆に怖さを感じないというよくわからない状態になっていくのですが、絶景感が恐怖感に勝る乗車感ですね。

真下には、車一台がギリギリ通れそうな道が、

ならされかたや通され方を変えつつ、延々続いている様子も伝わってきますが、

その間にも、ロープウェイはガンガン高度を上げていきます。
もはや、ただゴンドラが山中に浮いているように見える状態ですね。

徐々に見晴らしは良くなって行くと、ロープウェイが到着駅に着く直前には決まってこうなるという”超スロー運転”の後、
やがて天神平駅に到着しました。
片道約15分の乗車です。
天神平駅着

ロープウェイを下車して、

天神平方面へ。

どこか山小屋風を連想させる駅舎の中では、

出入口傍にて、群馬県の公式マスコットであるぐんまちゃん(公式サイト、公式X)がお出迎えをしてくれていますが、

「やっぱりそうだよね」という熊注意の告知や、

雷注意報の告知など、厳しい自然環境とともにあることも伝わってきます。

