弥彦発、復路への時間
朝の弥彦駅
弥彦神社参拝やロープウェイ乗車、御神廟詣で、さらにはその後の街歩きや宿泊先・みのやでの時間などなど。
中々満足度の高い時間を過ごせた今回の”弥彦詣で”ではあったのですが、元々一泊を予定していたため、残念ながら出発は到着日の翌日午前です。
ということで、過ぎてしまえば割とあっという間の時間でした。
前日とは打って変わって朝からあいにくの空模様の中、弥彦線待ちのホームでの時間は、降ったり止んだりの時間となりました。
新潟駅行きの折り返し上り弥彦線を待つ、雨の弥彦駅ホーム。心なしか、どこか物寂しくも見えます。
駅から望める弥彦山、山頂付近には霧がかかっているようです。
前日の往路が早くも懐かしく思い出されますが、昨日の終点弥彦駅は、今朝は始発の弥彦駅です。
ほどなく弥彦線が到着。
今回の旅行の最終盤、最終日前日の旅がスタートしました。
この日の午後からは、早朝の奈良井駅発で夜の新潟駅到着を目指した旅行二日目以来の長距離移動を予定していたのですが、ゴール前のクライマックス的な一日にあたる日ですね。
参考
- 【青春18きっぷの旅/三日目】弥彦線・弥彦駅より、越後国一宮・弥彦神社へ
- 【青春18きっぷの旅/三日目】弥彦山ロープウェイ乗車(神社から山頂、御神廟へ)
- 【青春18きっぷの旅/三日目】弥彦神社の御神廟へ(弥彦神社と”御神体”弥彦山)
- 【青春18きっぷの旅/三日目】夕暮れ時の弥彦街歩き、弥彦グルメと弥彦泊
- 【青春18きっぷの旅/三日目】新潟駅から弥彦駅へ(JR越後線・弥彦線乗車)
- 【青春18きっぷの旅/二日目】”リゾートビューふるさと”で松本から南小谷へ
- 【青春18きっぷの旅/二日目】信越本線で新潟駅着。少し遅めの夕食と、新潟泊の夜
越後湯沢へのローカル線旅
新潟駅発 -信越本線、ほくほく線、上越線乗車-
ここから先は、いよいよ最終目的地が横浜駅となる上り線の旅です。
仮に新潟駅から上越新幹線に乗る(=下り線のみの、”青春18きっぷ”旅)プランであれば、既にこの時間はエピローグタイムとなるところなのですが、乗車そのものが目的であり楽しみでもある、青春18きっぷ旅はまだまだ続きます。
ということで、駅で昼食をとり、時間調整のために食後のコーヒーを飲んだ後で、まずは折り返しのスタート路線である信越本線に乗車しました。
新潟駅より先は、
という行程です。
参考
雨の信越本線
直江津駅の二つ手前にあたる犀潟駅までは、今回も信越本線での移動です。
鯨波駅より先の区間では、二日目の夕刻同様オーシャンビューを楽しむことは出来たのですが、何分にもこの日は朝からあいにくの空模様です。所々で結構しっかり降っているのが伝わってくる降り方だったことからか、どこか近づいてくる旅の終わりを意識させられた時間となりました。
参考
犀潟駅にて -北越急行ほくほく線へ-
曇天の中、信越本線の駅であり、かつほくほく線の乗換駅であるという、犀潟駅に到着しました。
犀潟駅から六日町駅までは、JRではなく北越急行のほくほく線に乗車するということで、18きっぷは使用できません。
日本海ひすいライン同様に、別料金が必要となります。
首都圏にもありそうといえばありそうな駅舎と、ホームからの風景ですが、
入線してくるほくほく線とは、18きっぷ旅二日目の直江津駅以来のご対面です。
ひすいラインもそうだった記憶がありますが、ほくほく線の車内には、路線バスでしばしば見かけるタイプの料金表示が用意されています。
車内には、毎週日曜日に運行されるというイベント列車・ゆめぞら号の広告も出ていますが、やはり目を引くのは車窓からの眺めですね。
ほくほく線は内陸部、それも国内屈指の穀倉地帯に通された路線であることから、田園風景の中を進んでいきます。
海沿いを走るひすいラインとは好対照な車窓からの風景ですが、電車がいい感じに空いていたこととも相まってか、雨空の下に広がる田園風景には、どこかしっとりとした味わいを感じました。
余談として、沿線の観光に力を入れているほくほく線では、日曜日には”トンネルの中を通る度に天井に映像が流れていく”という特別列車・ゆめぞら号が走っているようです。そのことが、車内の広告や駅置きのパンフレットなどでプロモーションされていました。
参考
十日町駅での夕食途中下車
晴天であれば沿線でいくつか寄ってみたいところがあったのですが、あいにくの天気です。
沿線での夕食の予定のみが残る形となり、上越線への乗換駅にあたる六日町駅の三つ手前、十日町駅まで。
十日町駅では、元々途中下車しての夕食を予定していました。
旅行二日目に直江津駅で見た越乃Shu*Kuraの駅名標に、再びお目にかかることが出来ました。
首都圏にも普通にありそうな駅に、首都圏では見かけないタイプの電車がとまっているという十日町駅では、柱にもさびのような痛みがあるのがわかります。恐らくは、冬季の降雪によるものですね。
改めてこの日の空模様ですが、ほぼ一日雲が垂れこめ、ボチボチ降り続ける雨が時折強くなる、という天候でした。
遊びの用事、急ぎでない用事であれば、外出をためらってしまうような一日ですね。
“1時間に42ミリ”の容赦ない土砂降りは十日町駅下車とほぼ同じタイミングでのモノで、なおかつ元々目当てにしていたお店はなんと定休日でした。
踏んだり蹴ったりではありますが、「まぁ、こういう日ってあるよね」という感じでしょうか。
そんなこんなで新たに調べなおして入ったお店にて、無事天ぷらそばにありつくことが出来ました。
アユの塩焼き共々、とてもおいしかったです。
十日町駅にて
食後、改めて降り立った十日町駅のホームにて。
首都圏で例えるなら、どこか京急線や東横線の駅っぽくも見えますが、高架の島式ホームだからということなのでしょうか。
このホームに降り立った時点で”旅先感”がやたらと薄れた記憶があるのですが、そうはいっても行先案内や駅名標から伝わる駅名・路線表示は、旅行者である自分にとっては明らかに旅先のものです。
一つには「季節が夏だから」(”豪雪”が視野に入らない分、”お馴染みの風景”に被って来る要素が強く刺さる)という条件も効いているのでしょうが、「一体、今自分はどこにいるのだろうか」と、軽く脳みそがバグりそうになる感覚を覚えました。旅先で、極稀にある奴ですね。
写真では”空いてる駅”感が出ていますが、それは人が少ないところを狙って撮っていたからで、実際には学校帰りの中高生や会社帰りの人たちで、割と混んでいました。
結構な土砂降りの中、十日町駅のホームにほくほく線が到着。この日は結局、一日中こんな天気でした。
十日町駅から6駅目。
この日の目的地、ほくほく線の越後湯沢駅に到着です。
雨天の中漸くではあったのですが、刻一刻近づいてくる旅の終わりに、ちょっとしたさみしさを感じた瞬間でもありました。
越後湯沢駅着
お昼過ぎに新潟を発った後、あいにくの空模様の中、約半日がかりで越後湯沢駅に到着。
越後湯沢駅に着いた時点で送迎の時間を過ぎてしまっていたのですが、この日は特別に迎えに来ていただけることになりました(本当にありがとうございました!)。
去年夏のドライブ旅でも訪れた越後湯沢の駅前は、ちょっと懐かしかったです。
参考