碓氷線鉄道文化むら・鉄道資料館
鉄道資料館と「めぐり愛の鐘」
碓氷峠鉄道文化むら内、鉄道資料館(公式サイト)は、今は廃線となってしまった信越本線の横川駅・軽井沢駅間(旧碓氷線)の歴史が展示された資料館です。
かつての詰所が再利用される形で”資料館”となっているのですが、

その建物前には「めぐり愛の鐘」と命名された鐘が飾られています。
横川機関区の詰所時代には始業と終業の時刻に毎日鳴らされ親しまれていた鐘が何かのタイミングで所在不明となってしまった、のちに鉄道文化むらの開業時に発見された、という不思議な縁があったようです。
鉄道資料館二階:鉄道資料展示
碓氷線・横軽間の歴史と関連品
鉄道文化むらの資料館・2階フロアは、横軽間の”かつて”が鮮やかに浮かんでくる資料で満たされています。
単純に鉄道自体に興味がある人の他、地域の歴史や交通インフラの発展史に興味がある訪問者に対してもお勧めできるのではないかという、かなり充実した展示が用意されているんですね。
もちろん、そもそも碓氷峠鉄道文化むら自体がそういった雰囲気を魅力とする施設なので、本来であれば短時間で切り上げるには惜しい施設でもあったのですが、今回の訪問は18きっぷ旅の途上での途中下車だったということで、はじめから立ち寄れる時間が限られていました。
トロッコ列車、周遊機関車、屋外展示場等々、未体験・未訪スポットへの心残りがあったことも確かで、その点は残念だったところですが、以下、特急そよかぜ、EF63に次いで訪問した鉄道資料館内、鉄道資料展示の様子です。
2階フロアへ

鉄道資料館の1階では迫力ある鉄道模型が展示されていますが、二階では懐かしい駅名標や駅員さんの制服、

かつての電車の行き先表示等々と共に、

そもそも碓氷峠超えの挑戦が始まった歴史や、

鉄道駅での食に関する”はじめて物語”、

国鉄最末期のイベント列車、

最終的に碓氷線が廃止に至った記録、

路線廃止に伴って、廃止と命運を共にした特急電車の数々が、

館内2階の展示コーナー一杯に展示されています。

