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【箱根七福神めぐりの旅 その1】”箱根旧街道・1号線きっぷ”と七福神巡り
“旧街道・1号線きっぷ”で箱根七福神巡りの旅へ
久しぶりに箱根一泊旅行を計画してみました。
お得切符”箱根旧街道1号線きっぷ”を”Go To”に組み合わせる形で有効利用させてもらおう、せっかくの機会だし今回は久しぶりに箱根に一泊して来よう、なんてところに落ち着いたのですが、いつ以来の箱根泊だろうと考えると、多分数年かそれ以上ぶりくらいです。
“箱根旧街道1号線きっぷ”(箱根ナビ “箱根旧街道・1号線きっぷ“)は、箱根の旧道と1号線(箱根町線、旧街道線、桃源台線)を走るバス・電車一日乗り放題の切符です。
芦ノ湖畔と箱根湯本間のみではなく、箱根湯本と小田原の間もカバーされているので、箱根観光ではかなり強力なツールとなってくれます(小田原・箱根湯本を起点とする場合、大人1780円)。
例えば「箱根七福神めぐり」のように、バスや電車を利用しながら箱根をしっかりみて回りたいというような場合、箱根の特に湯本・芦ノ湖間でバスを頻繁に乗りつなぎつつ歩き回ることになるため、ほぼ必須アイテムとなるんですね。
(注:“箱根旧街道・1号線きっぷ”は、2021年9月30日をもって発売終了となりました。現在は後継にあたる”箱根フリーパス“(箱根ナビ “箱根フリーパス“)が販売されています。参考: 箱根登山鉄道ニュース一覧 “一部企画券の発売終了について“)
本来七福神めぐりといえばお正月の定番行事ではありますが、今回はその下見も兼ねて「箱根七福神めぐり」そのほか諸々を周ってみようという位置づけで、「七福神めぐり」の順路に関しては、箱根観光(箱根温泉旅館ホテル協同組合)の公式サイト(箱根温泉 箱ぴた “「箱根七福神めぐり」のご案内“)を参考にさせていただきました。
小田急箱根レイクホテルスタート
ところで、箱根詣でにあたって毎度頭を悩ませるポイントの一つが、現地入りした後の車の扱いです。今回は、宿泊先の箱根レイクホテル(公式サイト)へ事前に問い合わせてみたところ、チェックイン前の駐車が可能であるとのことで、まずは朝一でホテルを目指し、一言断った上でそのまま停めさせていただくことにしました。
レイクホテルは、その名が示す通りに芦ノ湖のほとりにあるホテルなのですが、きれいに道が整備された森の中にあるホテルのように見えたりもします。
写真を見た感じだと私有地に通された私道のようにも見えるのですが、ホテルのすぐ隣に通された道は県道75号線で、実は中々車の往来の激しい通りでもあります。
ロープウェイの発着場である桃源台駅(公式サイト)や芦ノ湖がすぐ傍である上、すぐ隣には箱根ビジターセンター(公式サイト)があったりもするという、中々観光需要の高いエリアなんですね。
ちなみにビジターセンターとは、環境省が直営している観光案内所、兼研究所兼避難所等々、多機能施設のことです(環境省 “ビジターセンターとは“)。
“箱根レイクホテル前”バス停については、朝夕のピーク時には1時間に3~4本(土日祝日に至っては5本)の路線バスが運用されているという、市街地並の交通の便があることに加え、新宿駅前への直通便も用意されていることがわかりますが、まずはこのバス停から箱根湯本の駅前を目指しました。
箱根湯本発、「七福神めぐり」へ
箱根湯本駅にて「箱根旧街道1号線きっぷ」購入後、早速七福神めぐりへ。最初の目的地は箱根登山バス旧街道線・畑宿バス停傍にある、大黒天=守源(しゅげん)寺です。
畑宿バス停傍の大黒天=守源寺
畑宿の一里塚があることでおなじみ畑宿は、箱根の名産である箱根細工(寄木=よせぎ細工)の発祥地であるといわれています。
所々に江戸時代(場合によってはそれ以前)の風習の名残りを強く感じさせる何かがある、という辺りも観光地・箱根の大きな魅力なのですが、その意味での箱根らしさが刺さってくるエリアの一つがここ、畑宿です。
新型コロナウイルス感染症対策ということで、残念ながら騒動勃発以来各地の神社・お寺の御朱印は切り売りになって久しい状態が続いていますが、”寄木細工のふるさと”畑宿の大黒天・守源寺についてもご多分に漏れず。「御朱印はこちからお取りください。初穂料(=代金)は賽銭箱へお願いします」という形の完全セルフでした(今回の七福神めぐりでは、唯一御朱印を有人で扱っていた箱根神社の例外を除くと、全てこの形でした)。
布袋尊=興福院
大黒天の次に目指したのは、元箱根エリアにある恵比寿神=箱根神社と布袋尊=興福院です。
まずはバス停に近かった布袋尊=興福院から先に参拝することにしました。
箱根七福神は、基本的に大きな通り沿いに赤い旗が立てられているので、近くまで行くことが出来れば、あとは割とわかりやすいと思います。興福院への道、さらには御朱印を頂ける場所についても「通常並みにわかりやすく」とはいかない部分がありましたが、”多少わかりにくいかもしれない”程度で済みました。
恵比寿神=箱根神社
布袋尊=興福院に続いては、恵比寿神=箱根神社へ。湖の向こう側には元箱根港傍の鳥居(箱根神社の第一鳥居)が見えているのがわかりますが、
やや雲が多め、風が強めの芦ノ湖を眺めながら湖畔沿いの道を歩き、箱根神社(公式サイト)へ。
参道の入り口にあるのは第二鳥居です(参考:箱根神社公式サイト “境内案内“)。
箱根神社の参道は、参道沿いの杉並木が壮観ですが、参道と本殿間の高低差は、約4万年前の箱根山の大噴火が作り上げました。
今回は約4か月ぶりの箱根神社詣でだったのですが、特に前回訪問時と比較するとその違いが顕著で、これが本来の混み方だったっけ、というくらいの盛況ぶりでした。
参拝前に鳥居をくぐったときも本殿前はそれなりに混んでいたのですが、参拝後には、さらに人が増えていました。