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【秋の妙高安曇野ドライブ旅 その8】JR大糸線・海ノ口駅と木崎湖
一年ぶりの風景
海ノ口駅・木崎湖へ
善光寺詣から引き続き安曇野を目指す道中、少々寄り道をということで、昨年以来の訪問となった海ノ口駅(JR東日本公式・駅の小さな物語 “海ノ口駅“)と木崎湖(信濃大町ナビ “木崎湖“)まで。
ガッツリ楽しむ形ではなく、ほんの一瞬のワンポイントという形で立ち寄ってみました。
そもそも今回のドライブ旅は、前年にリゾートビューふるさと(JR東日本公式サイト)というJR東日本のイベント列車に乗車したことが遠因となっての(妙高・安曇野への)ドライブ旅行だったということで、一年ほど前の鉄道旅を懐かしみつつのスポット再訪でした。
道中
所々に紅葉を眺めつつ進む道中は、「善光寺さえ詣でてしまえば、あとはそこまでスケジュールをカツカツにする必要はないだろう」という見込みと共にあった、ゆっくりペースのドライブとなりました。
ところで、今回もまさにそうだったのですが、地方のドライブでは所々に点在する道の駅をかなり重宝します。位置的に丁度いいところにある上、道の駅自体が観光スポットになっていたりすることもままあるので、合間の休憩をするにはうってつけなんですよね。
日没までに海ノ口駅に着ければいい、安曇野では18時のチェックインに合わせることが出来ればいいね、などと思いながら善光寺で買った数冊の本(ガイドブックや善光寺の歴史本など)をパラパラめくってみたのも、安曇野への道中、道の駅コンビニのイートインにて。
善光寺詣での余韻を味わいつつ、次の目的地に向かっていく緩やかな時間を楽しむ一助とさせていただきました。
だったのですが、
いよいよ海ノ口駅が近づいてきたドライブでは、所により、かなり狭い道が続きました。
街灯がない区間もぼちぼち、夜走るにはかなりキツそうな山道も長く続いたことから中々スリリングな時間となったのですが、こういう時間もまた、過ぎてしまえばいいアクセントに感じる?ものかもしれません 笑。
木崎湖傍の踏切にて
そして目的地に到着。海ノ口駅(海ノ口は”湖の口”を意味するようです)傍の踏切と、奥の湖は木崎湖です。
リゾートビュー乗車時にも「湖のほとりで自然に囲まれている、その真ん中を電車が通っている」という風景にどこか吸い込まれそうなものを感じた記憶がよみがえりますが、改めて、地方ドライブの中継点や目的地としてはうってつけのようなにおいを感じます。
延々と続く単線の線路と簡素な踏切は、実際その傍に降り立ってみることによって、
去年の旅を改めて拾い直している気分を高めるための、いいきっかけを与えてくれました。
去年は電車で、今年は徒歩で。より近づいたことを実感できた瞬間ですね。
海ノ口駅
踏切から少々離れたところに位置している、国道(148号線)に面した海ノ口駅・駅舎です。
国道沿いの、それも現役のJRの駅(JR東日本・大糸線)ではあるのですが、無人駅だということもあってか、初めからそれとわかっていなければ、遠目には中々JRの駅に見えないかもしれません。
ということで、駅舎の中へ。
“白鳥の見える 海ノ口駅”とありますが、現在でも、稀に白鳥が見られるようです。
リゾートビューでも売り込まれていた”アニメ(おねがいティーチャー(公式サイト))の聖地”を思わせる一角は、出入り口のすぐ傍にあります。特にそれと狙ったわけでもないにもかかわらず、結果として今から20年近く前のアニメが未だに”聖地”で語り継がれているって、中々すごいことではないでしょうか。
アニメとしては、間違いなく大成功した部類の一作にカウント出来るものですね。
“聖地”抜きで考えたとしても海ノ口駅は中々風情がある無人駅で、
駅舎に入り、ホームに降り立ってみるだけでも、多分に旅情を刺激されます。
飛騨山脈の山々
駅ホームが持つ旅情、さらには一帯が醸す雰囲気には、木崎湖その向こうにそびえる山々が視界に入って来ることが影響を与えている面も、もちろん強くあります。
ざっくり捉えると飛騨山脈(日本百名山 “飛騨山脈“)の山々に向かい合っているのですが、直近の山影の向こう側には黒部ダム(黒部ダム公式サイト)を有す黒部湖(富山県公式サイト)や、立山(立山黒部アルペンルート公式サイト)などが連なっています。
山間の無人駅近くには、かわいい標の付いたバス停も。
運行ペースはかなりのんびりで、上下とも一日四本の運行です。
(続く)