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【青春18きっぷの旅/三日目】弥彦街歩きと弥彦泊
弥彦泊と、夕刻の街歩き
弥彦神社参拝、ロープウェイ乗車、御神廟詣で等々の後、参拝前に荷物を置かせていただいていた”四季の宿みのや(公式サイト)”にチェックイン。
部屋に荷物を置き、温泉に入ってすっきりしてからは、夕ご飯ついでに神社とは反対方面に位置する外苑エリアへ繰り出すことにしました。
参考:弥彦まちあるきマップ
上諏訪神社
道沿いで視界に入ってきたのは雰囲気のある大木と、その陰にある小さな祠、
さらには祠の前に作られた小さな鳥居でした。前を通る通りの名前は”諏訪の木”小径です。”諏訪”の由来は、この大木と祠の一帯が上諏訪神社であることによっていると思われます。
弥彦の地に”上諏訪”があることの由来についてはわかりませんでしたが、上諏訪神社の祭神は長野県の諏訪大社(公式サイト)と同じ建御名方神(タケミナカタノカミ)、管理形態は弥彦神社の境外末社(弥彦神社の境内の外にある、弥彦神社管轄の小さい神社)にあたるとのことです。
諏訪神社で祀られている建御名方神は、神話の世界で描かれる姿と民間伝承が伝える姿との間に異なる一面がある神様でもあるようですが、後の世界に伝承として語り継がれた姿の一例として”鉄の意思を持った軍神”といったものもあるようです。
諏訪といえば今回の”18きっぷ旅”で初日に通過した一帯でもありましたということで、思わぬところで今回の18きっぷ旅の行程を思い返すような時間となりました。
小さな祠は、
大木に寄り添うように作られています。
割烹お食事 吉田屋
色々あった後、夕食のお店としてたどり着いたのが、わっぱ飯が自慢の割烹”吉田屋”(弥彦観光協会公式サイト・やひ恋 “わっぱ飯と割烹の吉田屋“)でした。わっぱ飯の向こうに置かれた地魚、散ったネギも具となった味噌汁、サイドを固める煮物や漬物にも興味をそそられますが、やはりこの時のメインは未だ蓋を被ったままのわっぱ飯です。
ふたを開けた瞬間に感動を誘われました。
この時は空腹状態だったこともあって、いただきまーす! からごちそうさまでした! までの時間があっという間でした。
住吉神社”蛸ケヤキ”
夕食後、弥彦駅前方面から延びている外苑坂通り沿いを、はるか向こうの弥彦山を眺めながらのお散歩タイム。
同じ外苑坂通り沿いにある”御遷宮橋”などを歩きながら、
道中に立ち寄ったのが、通り沿いから見かけた住吉神社の蛸ケヤキ(弥彦観光協会公式サイト・やひ恋 “蛸ケヤキ“)です。住吉神社も上諏訪神社同様弥彦神社の境外末社で、祭神は神社名通りに住吉三神であるとのことですが、通り沿いからでもはっきりわかる姿に、強く目を惹かれました。
樹高は約30メートル、樹齢は約1000年あるようです。
マンションであれば10階に相当する高さ、ざっくり”1000年”で計算すればこの木が生まれたのは西暦1019年、日本はまだ平安時代だった計算になります。
当時の世相としては藤原北家の後裔・藤原氏が中心となった摂関政治の全盛期だった頃で、生年没年不詳のため推定となりますが、恐らくは清少納言や紫式部も存命だった時代ですね。その中でも時の摂関政治の中心人物だった藤原道長が出家し、道長の子である頼道が関白に就任した年が、丁度1019年です。
小さな祠の背後に控えるケヤキの大木は、
その見た目から”蛸ケヤキ”とも呼ばれているようですが、
遠目に引き付けられて近寄ってみると、樹齢に相応しい迫力に圧倒されます。
蛸ケヤキは、新潟県の天然記念物にも指定されているようです。
四季の宿みのや
今回の弥彦では、弥彦神社傍”四季の宿 みのや”(公式サイト)に宿泊しました。静かで落ち着いた廊下と、
フロアによっては見晴らし抜群の一角、
そして居心地抜群の客室内と、日没後の弥彦での時間を、とても落ち着いた気分と共に過ごすことが出来ました。