スポンサーリンク

【まとめ】開港都市・新潟の風景/2021(信濃川河口、新潟島東部)

日帰り旅/国内小旅行

この記事を読むのに必要な時間は約 2 分24秒です。

【まとめ】開港都市・新潟の風景/2021(信濃川河口、新潟島東部)

萬代橋と信濃川

信濃川の河口付近と関谷分水路に挟まれて日本海に面している、いわゆる”新潟島”(新潟市公式サイト “新潟島エリア“)と呼ばれている一帯は、古くは10世紀頃から水上交通の要所として栄え、中世以降は各種の貿易や商取引で栄えていました。

その新潟島中心部の東端からJR新潟駅に向かう形で架けられた橋が、現在国指定重要文化財となっている、萬代橋です(国土交通省 北陸地方整備局 “知るほどなるほど萬代橋“)。

【開港都市・新潟の風景/2021】萬代橋と信濃川

 

信濃川河口部とみなと・さがん

信濃川・河口付近には、国指定の重要文化財となっている萬代橋が架かっていますが、萬代橋傍の信濃川沿いの両岸には、それぞれ”やすらぎ堤“と命名された遊歩道(右岸)、”みなと・さがん”と命名された遊歩道(左岸)が整備されています。

【開港都市・新潟の風景/2021】信濃川河口部とみなと・さがん

 

”みなとぴあ(新潟市歴史博物館)”と新潟の郷土史

萬代橋付近から信濃川河口部に向かって”みなと・さがん“を歩いていくと、信濃川流域で最も日本海に近いところに架けられた柳都(りゅうと)大橋を経て、やがて”みなとぴあ”へ到達します。

【開港都市・新潟の風景/2021】”みなとぴあ(新潟市歴史博物館)”と新潟の郷土史

 

旧新潟税関庁舎

みなとぴあ敷地内に位置する旧・新潟税関は、新潟開港の翌年である1869年(明治2年)、関税業務を行う新潟運上所として竣工します。“運上所”竣工4年後の1873年(明治6年)には新潟税関と名前を変え、以降1966年(昭和41年)まで現役の税関として使用されました。

【開港都市・新潟の風景/2021】旧新潟税関庁舎

 

荷揚げ場・石倉(旧新潟税関庁舎傍)

1869年(明治2年)に新潟運上所として竣工し、やがて1873年(明治6年)に新潟税関と名を変えた旧・新潟税関庁舎のすぐ傍(信濃川側)では、かつて船から貨物を揚げるための作業場や石段等が築かれていました。

現在の旧税関庁舎前では、発掘調査によって明らかになった当時の信濃川の川岸の様子が丸ごと復元される形で、川が作られると同時に、荷揚げ場の石段が積まれています(2005年(平成17年)より一般公開開始)。

【開港都市・新潟の風景/2021】荷揚げ場・石倉(旧新潟税関庁舎傍)

 

旧第四銀行住吉町支店

信濃川河口付近の左岸に位置するみなとぴあ=新潟市歴史博物館の周辺には、旧新潟税関庁舎荷揚げ場・保税倉庫など開港当時を思わせるような施設がいくつか残され、あるいは復元がなされていることから、付近一帯は今も旧・新潟港時代の雰囲気を色濃く持っています。

信濃川沿いの遊歩道に立てられたガス灯風の電灯もその雰囲気の中にあるものですが、2005年(平成17年)に有形文化財登録された旧第四銀行住吉町支店もそんな”かつてを思わせる”一画にあって、通年で9:30~21:00の見学が可能です(月曜日が休館日です。参考:新潟ふるまち公式サイト “旧第四銀行住吉町支店“)。

【開港都市・新潟の風景/2021】旧第四銀行住吉町支店

タイトルとURLをコピーしました