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【箱根ラリック美術館】”オリエント急行カフェ” Le Train(ル・トラン)

富士箱根エリア

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【箱根ラリック美術館】”オリエント急行カフェ” Le Train(ル・トラン)

ラリック美術館

about ルネ・ラリック

年の瀬が押し迫った12月半ば、箱根のラリック美術館(公式サイト)を訪問しました。

美術館の敷地内は自然と共生している色が濃く、

紅葉シーズンであればそれを実感できるムードに満ちた空間になっているんだろうな、なんて想像も働きますが、ラリック美術館は、箱根・仙石原にある、ガラス工芸家であるルネ・ラリックさんの作品などが展示された美術館です(公式サイト “ラリック美術館へようこそ“)。

ラリック美術館がその名を冠しているルネ・ラリックさんは、19世紀から20世紀にかけてのフランスのジュエリー作家・ガラス工芸家で、オリエント急行の内装を手掛けた実績を持っています。

オリエント急行、コートダジュール急行、”Le train”

現在ラリック美術館でカフェとして使われている”Le train”の車両は、元々はパリリヨン、南仏(マルセイユニース)・ヴェンティミーリア(イタリア)を結ぶ列車であるコートダジュール号(コートダジュール急行)として運用されていました。

その車両がコートダジュール号の運行休止に伴いオリエント急行として運用されることになった、という流れがあるのですが、ラリックさんの美術館を箱根に作るにあたり、2004年4月、その車両が箱根にやってくることとなります(参考:ラリック美術館公式サイトLe Trainの魅力について“)。

以降、現役を引退した”Le Train”は”オリエント急行のカフェ”として第二の人生を歩むこととなり、ほどなくラリック美術館内の人気スポットとなりました。

Le Train(ル・トラン)

ということで、”PASSAGE”の向こうが、”Le Train”(ル・トラン。公式サイト)です。今回は美術館は見学せず、”オリエント急行カフェ”Le Trainでの時間を楽しんできました。

入り口を入ると待合室へ。オリエント急行カフェの待合室は向かって左側で、右側には美術館のカフェがあります。

オリエント急行カフェ”Le Train”は、待合室からその姿を望むことも出来ますが、

乗車前には、車両前部に造られたスペースでオリエント急行の歴史やラリックさんについてのDVDを見せてもらえるので、最低限の知識を持った状態で乗車することが出来ます。

保存されているオリエント急行の車両は、遠目に見ても雰囲気があることが分かるのですが、

2001年まで欧州大陸=フランス国内を南北に縦断していた列車だとは思えないくらい、

綺麗な状態で保存されています。

車内へ

入り口付近は日本の寝台列車のような雰囲気を醸していますが、

客室内に入ると、通常の日本の特急列車等ではあまり見かけることが出来ないような、豪華な内装になっています。この空間に入った辺りで”乗客”の雰囲気が変わったことをなんとなく覚えていますが、その場にいるだけで心地良さを味わえるような客室内でした。

“彫像と葡萄”(公式サイトより)と題された装飾パネルですが、ラリックさんの作品である工芸品によって飾られている点も、オリエント急行の個性の一つです。

すぐ横は駐車場なのですが、どこか車窓からの風景を思わせます。

カフェの時間

カフェの時間の飲み物は紅茶かコーヒー、予約段階でどちらか好きな方を選ぶことが出来ます。

着席してから40分の乗車時間は、数字だけ見せられると長いようにも感じますが、

その場にいると割とあっという間で、

おひとり様だったとしても文庫本一冊、スマホカメラひとつあれば十分楽しむことが出来ます。

車内と車両横で一回ずつ、スタッフの方に記念写真を撮ってもらうことも出来る(希望者のみ)ので、その点でも安心ですね。

予約時間・方法・料金

予約時間・方法初回10時、最終16時。通常時は一時間毎、現在は2時間毎(新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため)。現地での予約限定(電話予約不可)。
定員・所要時間各回20名・40分
料金2200円

注意点としては、人数限定サービスである点と、電話予約が出来ない点(現地での予約限定)が挙げられます。午前の早い段階で予約がいっぱいいっぱいになってしまう感じなので、初めから「オリエント急行」狙いの場合か、あるいは箱根に宿泊する予定がある場合にお勧めです。

アクセス

周辺には仙石原のススキ草原、箱根湿生花園(12/1~3/19まで冬季休業。公式サイト)、ガラスの森美術館などがあります。

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