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【群馬/新潟青春18きっぷ旅:初日その7】”峠の釜めし”でブランチ
横川駅前と”峠の釜めし”
本店前、AM9:59
JR信越本線・横川駅前、”峠の釜めし本舗”おぎのやの本店(公式サイト)です。
正面に旧中山道、西隣に”鉄道文化村”が位置する横川駅の駅前では、こじんまりとした空間にちょっとした“おぎのや”エリアが形成されています。
右手に資料館、正面に本店、という形ですね。
現在の天皇陛下や上皇陛下も、軽井沢への行幸時には横川にて”峠の釜めし”を召し上がるのが恒例になっている(参考:おぎのや公式サイト “天皇陛下献上用 峠の釜めし“)、明治の世の創業(明治18年=1885年)以来数々のシーンで釜めしが評価され続けて来た、要は”折り紙付きの老舗の駅弁”だということで、当日の朝ご飯を早朝に軽く食べた直後から、この日のブランチを楽しみにしていました。
二つのイレギュラー発生
横川駅に到着早々周辺のスポットを(最後は軽く早歩きになりながら)巡ってきて、開店1~2分前からお店の前でウロウロと待ち始めたところ、一向にそれっぽい(開店準備をしているお店の人の様子が見えるなどの)気配がない、それは開店時刻の朝10時を過ぎても変わりませんでした。
「え? あれ?」という感じであたりを見回してみても、”至って平和な峠の中のターミナル駅の、いつもの午前ののどかな風景”といった感じで、その時刻を境として何かが動き出している気配は、微塵もありません。
(どういうことだろう。まさかここでは営業していないのかな? それとも、開店時間が遅れてるのかな?)
次善の策を頭の中で考え始めつつ、ヒントを求めて周りをきょろきょろしてみたところ、店員さんか、あるいはそれに近しいと思しき人が約一名。実はこの方は”おぎのや”さんの店員さんで、この日は定休日だということを教えていただきました。
“定休日無しは7月8月の夏休みの間のみ”、現在は通常営業モードに戻りましたとのことで、実に恥ずかしい凡ミスですね。
他にもお店のこと、代わりとなるお店(近隣に営業中の”釜めし”のお店があるかどうか等々)のことなど、本店横での立ち話の延長でとても丁寧に色々と教えていただいたのですが、その会話の中で、
駅の横にも売店があるということを、とてもさりげなくサラッと教えていただきました。
恥ずかしながら、駅到着時には全く気が付かなかった”峠の釜めし・横川駅売店”です。おあつらえ向きに、お店の前には屋根付きのイートインスペースまで用意されています。
何やらお店っぽい何かがあるなということにはさすがに気が付いていたのですが、それがまさか”峠の釜めし”のお店だったとは夢にも思いませんでした。”完全ノーマークだった”とはまさにこのことですね。
しかし、結論としてお店で食べるものと全く同じ釜めしを頂けるのであれば、代替案としては微塵も問題がありません。ということで即決し、まずは早速釜めしを、
釜めしを食べていたら逆にお腹が空いてきてしまったので追加で山菜そばを、
付け合わせの漬物も含めて、全て頂きました。ごちそうさまでした。
食べ応えとしては、これは我らが地元・横浜名物のシウマイ弁当(崎陽軒公式サイト “シウマイ弁当“)にも似たようなことが言えるところではあるのですが、とにかくおかずが豊富であらゆる味覚が刺激される上、付け合わせも豊富なんですよね。
「一食のお弁当にここまでいろいろ揃える必要、ある?」と思ってしまうくらいバラエティに富んでいるおかずや付け合わせの一品一品が全く喧嘩せず、かつ一食のお弁当として調和を保っている感じ、なおかつすべて平らげた時に感じる程よい満腹感は、ある意味奇跡のお弁当を感じさせます。
ということで、峠の釜めし弁当は噂に違わぬ一品でした。
別腹の山菜そばも、ぱっと見で美味しいのが確定みたいな”山の中の観光スポットで食べる山菜そば”ですからね。とてもおいしくいただけました。