越後湯沢経由で清津峡へ
“殿様街道”で新潟県入り
夏の三国街道へ
Googleマップで奥に見えるトンネルは三国トンネル、トンネルの向こうは新潟県ですが、現在の国道17号線の一部区間(群馬県高崎市・新潟県長岡市間)は、越後の諸藩が参勤交代のために使ったルート=三国街道に該当します。
同種の街道は全国にいくつもあって、しばしば”殿様街道”という通称を後世に残していますが、三国街道も”殿様街道”の一つです。
冬場の気候はきびしい一帯も、夏場は太陽と緑がまぶしい季節となります。
通過する道も、まさに山道という感じの山の中に通された道のほか、山と山の間の道が中心となるため、緑の中をひた走るまさに夏場のドライブとなった道中、一路越後湯沢を目指しました。
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越後湯沢着・泊
宿へチェックイン後、車を停めて越後湯沢の駅前まで。
駅舎と付近一帯の風景からなんとなく伝わってくるのは、やはり”雪国の夏”のイメージです。
車でのドライブだったとはいえ、かつての上越新幹線で使われていたふるさとチャイムが頭に浮かびました。
越後湯沢駅のふるさとチャイムは“湯沢旅情”です。
昭和55(1980)年にリリースされた加山雄三さんの名曲がチャイム化され、利用されました。
原曲が持つ魅力に”ふるさとチャイム”の風情が加味されることによって、シンプルでありながらも強く”古き良き”を思わせるという体の名曲に仕上がっていますが、まさに”神アレンジ”ですね。
新潟といえば数々の名酒(日本酒)の産地でもありますが、駅に直結している商業ビルの中には日本酒をメインとした商業施設”ぽんしゅ館”がありました。
越後の酒造(93軒)が勢揃い、ワンコイン(500円)で5銘柄の利き酒が出来るという品数とお得感は圧巻です。
ぽんしゅ館からの帰り道に夕食を取り、宿に帰ったあとは掛け流し温泉にてその日の疲れを癒すと、この日は早めに翌日に備えることとしました。
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越後湯沢・津南町間の風景
三日目も前日同様、朝8時スタートで次の目的地(今回の旅行の最終目的地にあたる、津南町)へ。
道中、山道や田んぼ道が続く通り沿いに、魚沼産のお米を売っている販売所を見つけました。
販売所の、駐車場からの風景です。
“魚沼エリア”(※)で魚沼産のお米を売っていること自体には微塵も不思議はないのですが、”いつも食べているお米の産地”を旅先で実感出来る瞬間は、中々の感動の瞬間でもありました。
“魚沼産”の他にも、待ち望んでいた車窓風景が延々続くドライブの道中。
十日町市に入ると度々出て来たのが、清津峡の宣伝と道案内でした。
ちなみに清津峡とは、富山の黒部峡谷、三重の大杉谷と並び、日本三大峡谷の一つに数えられる名峡谷です。
津南町へのルート(国道353号線)上にあるということから、道中にしばしば出てきた道案内に興味をそそられた結果、元々の予定を少々変更して清津峡に寄ってみることにしました。
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