【ドライブto新潟 三日目】日本三大峡谷・清津峡(新潟県十日町市)へ

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清津峡

about 清津峡

清津峡のはじまり

清津峡は、今から1600万年前の海底火山の噴火で降り積もった火山灰が岩石となったこと、さらに今から500万年前にはその岩石にマグマが流入し、現在の峡谷の基となる岩石が出来上がったことに、後の峡谷としてのはじまりがあります。

海底火山の噴火が発生(1600万年前)し、マグマが流入(500万年前)した当時、現在の清津峡付近一帯は海底にあったとされていますが、その後に続く活発な地表付近の活動によって、火山灰やマグマが形成した岩石が地表に隆起して山となると、以降、岩石が清津川の流れに削られることによって、現在の峡谷・清津峡が形成されました。

清津峡が海底にあった時代は、地質年代的には中新世から鮮新世への過渡期にあたります。

中新世は約2300万年前から約500万年前まで、鮮新世は約500万年前から258万年前(☆)で、双方合わせて”新第三期“と呼ばれますが、この時代の特徴としては、人類の祖先を筆頭とする現生生物の多くが出現したことの他、日本列島の輪郭が出来上がったことや、世界的に地表の隆起が著しかったことが挙げられます。

地質年代で鮮新世の後を受けるのは更新世(約258万年前から約1万年前)で、更新世の後には完新世(約1万年前から現在)が続きますが、更新世の終わりから完新世のはじめにかけては地球が温暖化したことによって氷床の融解が進み、地球上の海面が上昇します。

その結果、当時を生きた現生人類の祖先に生活形態の変化が起こったほか、日本列島でも縄文海進と呼ばれる海岸線の拡大が起こっているのですが(☆2)、地球上で海面が上昇する前には地表が隆起した時代があって、清津峡は”海面上昇前の時代”に出来ていたということなんですね。

ちなみに、清津峡で崖を構成している”ごつごつと角ばった柱のような岩”は、”柱状節理ちゅうじょうせつり“と呼ばれます。

節理とは”隙間なく並んだ岩石の割れ目”を意味しますが、柱状節理は、マグマが固まった際に出来た岩の寄せ集めで構成されていることにその特徴があります。

元々が一枚岩ではなく”寄せ集め”であることから、硬くもろいことがその特徴です。

参考

越後湯沢・津南町間の峡谷へ

新潟県十日町市にある清津峡は、富山の黒部峡谷、三重の大杉谷と並び、日本三大峡谷の一つに数えられる峡谷です。かなりの人気スポットで、車のナンバーから判断する分には、新潟県内や近県のみならず、自分含め南関東からの訪問者も結構いるようでした。

参考

清津川

清津峡に三つほどある駐車場(第一~第三)のうち、第二駐車場付近です。最寄りは”第一”で、第二、第三の順に峡谷から距離が離れていきますが、全ての駐車場が徒歩圏内にあります。

第二駐車場付近だとまだ清津峡の展望台(や、清津峡最寄りの第一駐車場)からやや距離がありますが、周辺風景が周辺風景なだけに、第二駐車場から清津峡へと向かう道にもお楽しみが含まれている感じですね。

ちなみに、駐車場傍から展望台方面へと続く渓流=清津川は、

清津峡の展望台までの道沿い、

並行するように流れていきます。

冬の間も流れ続け、4月に始まる新緑の季節への移行期以降、およそ6月ごろまでは雪解け水や雪の塊が流れる川となるようです。

清津峡温泉街(清津峡展望台へ)

展望台への入り口までには定食屋さんや、

旅館の貸し切り温泉、

さらには川沿いの遊歩道があります。

絶壁の間を流れる清津川という自然に囲まれた中、展望台へとつながるトンネルの入り口へ。

展望台へは、長いトンネルを歩く行程がメインです。

トンネル内部にはベンチ、清津峡の関連展示やトイレなどが置かれていたりもしますが、時に真っ暗になり、時に最低限の明かりが用意された中、三か所に設置された展望台まで続きます。展望台はトンネルからでないと行けないところに位置しているのですが、そこで期待できる絶景は、トンネルを出た後に日光を拝める爽快感とセットになっているので、元々凄い風景にさらに補正がかかる形で楽しめます。

清津峡展望台

清津峡見学コース内の3つの展望台では、それぞれ珍しい作りも見所となっているのですが、まず最初の展望ポイントには、珍しい作りのトイレが置かれています。

銀色に見える外壁はマジックミラーなので、中からみると清津峡の山の斜面が見渡せます。

二番目の展望スポットはアートな展望台です。開催中だった大地の芸術祭(公式サイト)関連の展示かなと思ったのですが、常設されているようです。

クライマックスは、一番奥に位置しているメインの展望台です。

“清津峡”で画像検索をかけるとかなりの高率でヒットするという名物展望台は、中央が水たまり設計になっているので、展望スポットに向かう人の影まで景色の一部となります。

清津峡の絶壁をテーマとした、いわゆる”リフレクション“が常時狙えるスポットです。

清津峡の風景

かつて海底にあった岩石と、その岩石が地上に隆起した後、清津川に削られることで姿を現した”柱状節理”が形成する峡谷が間近に迫っています。

見上げると、崖と崖の隙間からは青空がのぞいていて、

中央に露出した柱状の岩肌には、所々に雪解け水等の流れが作ったと思われるルートも確認できます。

元々こうだったのではなく、恐らくは風雨・風雪に削られてこうなったのであろう感が伝わって来ますが、ごつごつした岩肌と、流れに削られて小さくなった石が混じりあっている感じですね。

清津峡を作った清津川は、今も絶壁と絶壁の間を縫うように流れています。

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