【旧街道と宿場町】群馬・新潟県境エリアの道路状況

2018夏 小旅行ドライブto新潟

この記事を読むのに必要な時間は約 1 分59秒です。

【旧街道と宿場町】群馬・新潟県境エリアの道路状況

「県境の自然環境」については別記事に分離しました。

三国街道と三国峠

三国峠や三国街道のいう「三国」とは、越後(新潟)、上野(群馬)、信濃(長野)、三国のことです。

かつての三国の国境に位置する三国山の峠、及びその峠につながる街道であることが命名の由来であるとされていますが、「三国街道」は、苗場、かぐら、みつまた、湯沢、石打丸山、上越国際等々といった、新潟県内ではスキー場だらけの地区と繋がっていることでも有名ですね。

群馬県内から県道53号線で越後湯沢を目指すルートでは、ダム湖であり、桜の名所でもある赤谷湖手前で国道17号線=「三国街道」と合流します。

新潟へ向けた道中、「三国街道」は関越道と並走することになるのですが、双方はやや異なるルートを採ります。

17号線(三国街道)ルートは地図中央付近、これに対して関越道が採るルートは地図右上(北東)、谷川岳の地下です。鉄道での県境越えの場合も関越道同様、上越線の新清水トンネルや上越新幹線の大清水トンネルは、谷川岳の下を通るルートで新潟・群馬間が結ばれています。

 

清水峠と三国峠

新清水・大清水の「清水」とは、谷川連峰の清水峠のことです。

なのですが、実際に地図を見てみると、両トンネルの直近にあるのは清水峠ではなく、谷川岳、および万太郎山で、清水峠から新清水・大清水各トンネルへは距離があることがわかります。

本来であれば「谷川トンネル」あるいは「万太郎トンネル」となっているはずのところ、あえて「清水」が推されたのは、古来より清水峠が国境越えルートの一つとされてきたためで、そこに新清水・大清水の各トンネルの命名の由来があります。

そもそも清水峠ルートと三国峠ルートを単純に直線距離で比較した場合、より近いのは清水峠ルートです。

ですが、清水峠ルートは苛烈な自然条件と共にある難所だという致命的なデメリットを持っているため、遠回りでありながらも清水峠ルートよりは通行しやすい三国峠ルートが江戸時代に入って整備され、以降長らく三国峠ルートが「国境越え」の主流となりました。

【街歩き雑学】群馬・新潟県境に雪が多く降る理由
【街歩き雑学】群馬・新潟県境エリアに雪が多く降る理由 大陸からの季節風と『雪国』 雪国 川端康成(川端康成記念会 公式サイト)の小説『雪国』の冒頭にある「国境の長いトンネル」とは、上越線・清水トンネルが謳われたものです。 冬季の...

その後昭和に入って谷川岳の地下にトンネル(清水トンネル)が通されると、再び「清水峠」ルート(=谷川岳地下ルート)が注目を浴びることになります。それが出来るのであれば、「清水峠」ルートの方が近くなるからですね。

その結果、現在では「清水峠」(谷川岳)地下ルートの鉄道や関越道が主流となり、三国峠ルートは鉄道や関越道を補足するための街道へと落ち着いています。

タイトルとURLをコピーしました