地方・地域の話題(書評)

【まんがレビュー/地方・地域の話題】新島秋一『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』

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新島秋一『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』(秋田書店、2020年3月現在多単行本で3巻まで既刊)

概要

ジャンル 福岡県のローカルネタ4コマまんが。2020年3月現在、単行本で3巻まで既刊。
登場人物等 幼稚園の時に福岡から東京に引っ越してきた高校一年生・東京(あずまみやこ)くん、その東くんのクラスに福岡から引っ越してきた、東くんの元幼なじみ・博多乃どん子ちゃん、さらにはその周辺のクラスメート(下町出身の下町子さん)等々が、福岡ネタ、博多弁ネタを延々展開します。

 

あらすじ/感想

単行本一巻が4年前の出版(2016年)です。

面白いというと語弊があるかもしれませんが、どん子ちゃんがひたすらしゃべり続けていく博多弁に強い吸引力があって、次に博多弁を使って語られる内容が福岡の事(あるいは東京圏とのギャップ)だという点が、それを補強しています。

多弁で活発などん子ちゃんとは対極的なところに、寡黙なキャラである、東京・下町育ちの下町子ちゃんが登場することで、作中のいいアクセントが出来ています。

町子ちゃんにしても、色々と凸凹したやり取りの後にレギュラーキャラとして落ち着いて、東京の郷土料理なんかを解説してくれる回が出てきたりもするのですが、話題としてはそのあたりのネタはサブネタ的で、博多vs東京がもりあがってどうだというよりは、やはり最後には博多弁・福岡ネタメインでお話は進んでいきます。

人物間の何かを描写するというような回もちゃんと用意されていて、そのことによって「高校の日常風景」「高校生の休日」みたいな風景も織り込まれてくるのですが、やはり最後には「福岡」「博多」に落ち着きます。

その意味では、ただひたすらどん子ちゃんが博多弁を話し続けることが柱となる、みたいな部分を持っています。

絵柄が好みで、なおかつ博多弁や福岡ネタを楽しみたいという場合はお勧めな一作です。