地方・地域の話題(書評)

【まんがレビュー/地方・地域の話題】『北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅』

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オーサ・イェークストロム『北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅』(KADOKAWA、2016年)

「北欧女子」オーサさんの日本旅行エッセイです。

今の日本がというか世界がこういう状態(武漢肺炎大流行中)になっていなければ、もっと楽しく読めた本だったであろうことはまちがいないですが、ちなみにここで言われる北欧とは、スウェーデンのことです。

北欧スウェーデンから日本に来たオーサさんが日本の各地を旅してまわる、そこで面白かったことが4コマ漫画にまとめられているのですが、何が面白いかって、やっぱり文化の違いが反応の違いに現れてくるような着眼点や表現方法ですね。

「日本人は串料理(焼き鳥とか串焼きとか)が好き」「日本人は干した食べ物(干し柿とか、あとは多分魚の干物とか)が好き」などと言われると、確かにそうかもしれないとも思うのですが、そういう見方はあんまりしたことがなかったというような、新鮮な印象を受けたりします。

自分たちが常日頃当たり前だと思っていた食生活は、実は随分珍しいものを含んでいたのかもしれないみたいな、なんかちょっとそんな気分になります。

あとは、物事のとらえ方や表現の仕方による部分も、多分にあるのでしょう。常日頃のあたりまえを「外国人目線」という第三者目線で客観分析することによって、日本人にとっても日本文化が分かりやすく入ってきます。

同じオーサさんの他作として『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』(2020年時点で4巻まで既刊)という本があるのですが、こちらは「ニッポン再発見」の日常生活版で、同様の魅力があります。