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【書評/フィクション小説】『山の霊異記』

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安曇潤平『山の霊異記 幻惑の尾根』(角川文庫、2016年)

インターネットで見かけた「ちょっといい話(でも怖い話し)」の集積のような短編集が『山の霊異記』です。

これがプロの書く文章だよね、という感じで、きれいにまとめられています。

内容は「山であった怖い話」で、筆者が様々な形で「登山中の怪談」を語ってくれます。

体の芯までズシンと来るような読後感があるというよりは、山の爽やかさと共にあるちょっと不思議な話という体裁で、紀行文的な魅力も持っています。

単なる紀行文ではなく、そこに少しのアクセントが欲しいなんて場合にはうってつけかもしれません。