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【書評/街歩きと日本史】『中世を道から読む』

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齋藤慎一『中世を道から読む』(講談社現代新書、2010年)

概要

ジャンル 日本史。
テーマ 中世の道路事情について。

 

あらすじ/感想

中世の道事情が、まずは古文書から、さらには現在に残された姿や地形図などから語られます。

例えば戦国時代などは、仮に道が通されていたとしても、当時の国防上の観点から容易に使うことが出来ない道もあったのだといった話しが古文書から明かされたり、鎌倉街道には、鎌倉幕府亡き後もかつての政治の中心地「鎌倉」とつながっているというステータスが意味を持つ部分があった、実は江戸は江戸時代以前から栄えていた、元々寒村などではなかったのだといったことが現在に残された道路名(=鎌倉街道)から推定されるなど、当時の道事情が細かく分析されています。

タイトルの通り、「道」から歴史を読んでみたい場合、街歩きにあたって道の歴史が気になったような場合にはお勧めです。