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【2018日帰りドライブ】”小さなヨーロッパ” 河口湖・音楽と森の美術館

富士五湖/伊豆半島

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【2018日帰りドライブ】”小さなヨーロッパ” 河口湖・音楽と森の美術館

河口湖・音楽と森の美術館

入り口付近の紅葉とクリスマス

11月も終わりの時期、河口湖音楽と森の美術館(公式サイト)入り口付近にはまだ紅葉が残っていました(2020年より”オルゴールの森美術館”は”河口湖音楽と森の美術館”へと名称変更され、営業時間や入館料他も改正されました)。

ですが、施設入り口付近は早くもクリスマスモードです。

秋の終わりから冬のはじまりへという、季節の移り変わり期を感じさせます。

“小さなヨーロッパ”

敷地内からは、到着前からずっと見えていた富士山が臨めますが、

美術館のキャッチコピーは、”小さなヨーロッパ”です。

河口湖畔にあるということは、施設内からもよくわかりますが、

おしゃれなベンチなんかも置かれています。

小さな教会

河口湖畔で富士山が近くにあって、かつ山に囲まれてもいるという立地条件は、レマン湖があって、アルプス山脈が傍にあるというスイスに近いものがありますが、”小さなヨーロッパ”にはスイスの国旗が出ています。

スイス国旗のそばにある”小さな教会”は、お土産屋さんの”香りの館”で、

石鹸やアロマオイル等を扱っています。

カリヨン広場

庭園内の”水の都”っぽい一帯、中央にあるのはカリヨン広場です。

“香りの館”が奥にあって、その向こうが河口湖です。

カリヨン広場の真ん中には噴水がありますが、手前の椅子とテーブルが、水の都のオープンカフェを思わせます。

オルゴールミュージアム

入り口傍には、コンサートホール(オルゴールミュージアム)があります。

二階への階段傍の天井にはシャンデリアがあって、

その付近にはフルートを演奏してくれるオートマタと、鏡に映ったクマさんのオートマタが置かれています。ちなみにオートマタとは、自動で動いてくれる機械人形のことです。

二階へ続く階段を上がっていくと、

ヴェルサイユ宮殿をインスパイアして造られたという、ドイツ南部・ヘレンキムゼー城(ルードヴィヒ2世築城)がモデルとされたお城が展示されています。鮮やかな白の外観の他、室内の天井に描かれた空がちょっとした感動を誘いますが、

オルゴールの森のヘレンキムゼー城については、内部にこそ「売り」があります。

内部に、オートマタが仕込まれているんですね。

ヘレンキムゼー城とルードヴィヒ2世、エリザベート

ヘレンキムゼー城を築いたのは、19世紀半ばの第4代バイエルン国王・ルードヴィヒ2世です。

在位中には、後にドイツを統一し、鉄血宰相と呼ばれることになったビスマルクとも面識があった他、オーストリア皇后であり、ハンガリーの王妃でもあったエリザベートとも親交がありました。

癖があって宮廷社会を嫌っていたルードヴィヒ2世と、生来奔放だったエリザベートは共に類まれな美形であり、お互いを理解し合っていたといわれていますが、残念ながらこの二人は、ルードヴィヒ2世の(エリザベートの妹であるゾフィー・シャルロッテとの)婚約とその破棄を通じ、絶縁となってしまいました。

苦難に満ちた上ハッピーエンドにもつながらなかったという、ミュージカルにもなったエリザベートの人生同様、ルードヴィヒ2世の人生も時世に翻弄される形で下り坂になって行くのですが、そんなルードヴィヒ2世の精神の逃避先が、まさにこの絢爛な世界にあったとのことです。

音楽とオルゴールと富士山

“小さなヨーロッパ”は「オルゴール」の森でもあるので、いろんなところで「音楽」がモチーフにされています。

ミュージアムショップの前に置かれているのはハーブのオブジェです。

遊歩道脇に置かれたオブジェは鍵盤楽器をモチーフにしたものぽいですけど、二段なんでなんとなくチェンバロあたりでしょうか。

エレクトーンとかパイプオルガンとか、候補は結構ありそうです。

レストランの窓際席からも富士山が臨めますが、

どこにいても富士山が見えるというロケーションは、やっぱりすごく良いです。

ミュージアムショップには、たくさんオルゴールが置いてあります。

晩秋から冬への季節は、

見事な紅葉も見どころとなるのですが、

紅葉からクリスマスシーズンへの流れもまた、大きな見どころですね。

アクセス・開館情報

開館時間/入館料

原則として10:00~17:00開館(最終入館16:30)

入館料は大人1800円、大学生・高校生1300円、小中学生1000円(他、各種割引あり。詳細は公式サイトに記載があります)。

アクセス

現地までのお勧めルート

都心部から富士五湖・河口湖へは東名で御殿場インターを目指すルートか、あるいは中央道・富士吉田線で河口湖インターを目指すルートがありますが、東名御殿場インターからだと高速を降りてからが長いので、中央道で河口湖インターを目指すルートがおすすめです。

マップ

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