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【秋の箱根泊/箱根の紅葉めぐり2021】箱根美術館(ケーブルカー公園上駅最寄り)
about 箱根美術館
箱根美術館について
箱根美術館(公式サイト)は、戦前日本の神道系新興宗教の教祖(岡田茂吉)が、昭和27年(1952年)に「世界的な美術思想の涵養を通じて人間の品性を向上、および平和愛好思想の醸成を図ることにより高度の文化的芸術国家の建設に寄与する」願いと共に設立した美術館です。
“自然の山水美と人工的庭園美を調和させた一個の芸術品を造ること”が狙われ、まずは敷地内に”神仙郷”が造営されますが、美術館はその中に造られました。
“神仙郷”造営は、時あたかも第二次大戦末期の昭和19年頃の話しです。
現在は、箱根特有の環境に合わせて日本陶磁器の展示を主として、時々にテーマを持って特別展示も企画されています。
(箱根美術館公式サイト “箱根美術館について“より)
ロケーション
箱根強羅公園(公式サイト)と同じく、箱根登山ケーブルカーの公園上(こうえんかみ)駅が最寄りです。
箱根美術館の秋 -紅葉と日本庭園、箱根の山々-
公園上駅でケーブルカー下車後(強羅公園入園前)、開館早々の箱根美術館の入館(入場券購入)待ちの人の列に目を惹かれたのですが、その理由は入場後すぐに理解できました。
秋晴れと、ピークの紅葉の組み合わせですね。
真っ赤になった紅葉が見事でした。
箱根美術館の敷地に入ってからも、順路に沿って盛況な状態が続いていたのですが、
美術館入館すぐのところにある川沿いには、花も咲いていました。
庭園中ほどより奥では、紅葉と青空のコントラスト等を狙っていると思しき”カメラマン”たち、
あるいは秋の日本庭園を楽しむ訪問者が木の下に集う様子も、公園内の風景の一部となっていました。
ピークの紅葉と、日本庭園、秋晴れ、三者の相性はそれだけでも抜群ですが、
庭園内からは、遠くに箱根の山々を見渡すこともできます。
秋の強い日差しの下、
強羅にある通称”大文字山”こと明星ヶ岳では、大文字焼き跡も見えていました。
美術館の展示品
順路の一番奥、庭園を見下ろす位置に美術館の本館がありますが、展示室の間にあるロビーのような一画の窓からの風景が絶景で、
大画面の4K液晶ディスプレイのように見えたりもします。
常設展示には、いわゆる”火焔土器”と呼ばれる、新潟県で出土された縄文時代の縄文土器、
国の重要文化財になっている埴輪”天冠をつけた男子”の他、
同じく古墳時代の出土品である”壺をささげる女子”の埴輪、
これも古墳時代のものである、ウサギの埴輪などが展示されています。
季節が季節ということだとどうしても庭園内の様子に気を惹かれてしまいますが、美術館の展示は美術館の展示で興味深い品が揃っているので、オールシーズン楽しめる施設ではありそうです。