この記事を読むのに必要な時間は約 2 分50秒です。
【時事と防災/新型コロナウイルス感染症拡大防止対策】コロナウイルスと自粛生活
5月4日に、当初連休中までだった緊急事態宣言が、約一か月延長されました(参考:首相官邸HP)。
まぁ、でしょうねぇ、なんて感じですか。
罹患者数の増加自体は収束に向かっている「ようだ」ということを期待させる報道がぼちぼち増えてきたように見えなくもない状態となりつつありますが、時間の経過と共に症状の本当のところなんかに関する情報も出回るようになってきて、いよいよ混とんとしてきたというような印象も無きにしも非ずです。
例えばユーチューバーのHIKAKINさんが、実際にコロナウイルスに罹患して入院した人にインタビューした動画をあげていましたが、生還した人の話しを聞く分には「ただの風邪」なんかとは別次元の症例が語られています。また、同じくコロナウイルスに罹患した元プロ野球選手の片岡篤史さん(現在は回復)も、退院後に元プロ野球選手の高木豊さんとのネット対談を動画に上げていましたが、やはり「普通の風邪」でこうはなりませんよね、という対談内容でした。
改めて、やっかいなものが国内に持ち込まれたものだ、なんて思っています。
ちなみに、今回の延長に関してですが、宣言期間中に求められる対応自体は緊急事態宣言が発令された時とほぼ同じです。
表現が多少変わっている場合もありますが(三密を回避してください→ソーシャル・ディスタンスを保ってください、等)、要請されている対応の中身自体は実質全く同じと言っていいかもしれません。
あとは、場合によっては「外出時には、マナーとしてマスクを着用してください」みたいなことが言われたりするようにもなりましたか。
ただそういう話しにしても、元々そうしていたのであれば、何を今更って話ですからね。
「要請内容に根本的な変化なし」については、前回まとめた記事でも色々書いたのですが、そもそも発令時に現行憲法・特措法下でのものとしては限界まで厳しい条件が課されているので、要請内容をこれ以上厳しくしようがないということに大きな原因があります。
なので延期自体の主要因としては「対応が間違っていたからこうしてください」があるわけではありません。そもそも不要不急の外出は自粛してくださいと言われて、大半の人は、要するに皆原則としてきちんと自粛していたのですからね。
結局のところ延期の主要因は行政の目論見が外れてしまったことにありますが、今回の騒動に関しては、「恐らくは誰がリードしても成果はほぼ一緒だっただろう」という面を持っていたともいえます。
強いて言うのであれば、例えば「中国大嫌い」という感染症対策に長けた強権宰相がいたとしたら、その宰相=首相が取った政策が大当たりしていた可能性はありますね。
台湾の対応策を見ていれば一目瞭然ですが、最初期に中国からの人の流れをシャットアウトし、その後迅速に感染症対策をアナウンスし、感染者や国外からの移入者の隔離を徹底していれば、少なくとも現状のようなことにはなっていなかったでしょう。
ですがそういう非常時に覚醒するような政治家や官僚が実際に日本いたかどうか、いたとして強権発動出来ていたかどうかを考えれば、現実問題としてその可能性はほぼゼロだったわけです。
まぁ、考えれば考えるほど、今更感も強くなってくるところですね。
なので現状なんとか生活が成り立っている状況であれば、外出自粛生活も、「騒動後」に向けた大切な充電期間に充てることが出来るのだと再定義できます。
というか、大半の人にとって本当に大変なのはこの騒動が終わった後なんじゃないかなんてことを思ったりもするわけですが、騒動後の目標なんかを改めて設定しながら、余暇についてはとことんインドアを楽しむ方向で考えるのがベストなんじゃないかななんて思っているところです。
そんなこんなで、今回はカチっとした記事ではなく、「ゆるblog」のジャンルでコロナ騒動・非常事態宣言延期についてをまとめてみました。