abut “駒形どぜう”
ロケーション
駒形どぜうは隅田川傍に通された江戸通り沿い、浅草寺からも傍にある、昔ながらの下町のお店です。
秋葉原や上野からもほど近い、皇居からもそれほど遠くないところに位置していて、店名が示す通りのドジョウ料理の他、ナマズ料理(冬季限定)やクジラ料理も楽しめます。
お店の傍には東京スカイツリーも見えていますが、スカイツリーは駒形どぜうの東側で、お店の北側には浅草寺が位置しています。
丁度台東区と墨田区の境目当たりのところで、都営浅草線の浅草駅(A1出口)が最寄りにあたるようですが、ノンアルコールであれば、付近には格安の区営駐車場(※)もあります。
参考
ドジョウ鍋の歴史と現在
「どぢやう」と「どぜう」
“どじょう”が”どぜう”と表記されている所以は、『文化3年(1806年)の江戸の大火によって店が類焼した際、「どぢやう」の四文字では縁起が悪いと当時の有名な看板書き「撞木屋仙吉」に頼み込み、奇数文字の「どぜう」と書いてもらった』(※1)ことが始まりになっているようです。
“どぜう”表記以来お店も繁盛するようになった、そのことを知った他のお店も追随するようになって、”どぢやう”表記から”どぜう”表記が一般的になったとのこと(※1)。
“どぜう”表記発祥のお店でもあった駒形どぜうの創業は、文化3年の大火の5年ほど前、1801年=享和元年で、奈良井宿にある”酒造・杉の森”とほぼ同年代の創業です(※2)。
参考
- 駒形どぜう公式サイト “歴史“(※1)
- 東京街歩きと”大御所時代”
- 【青春18きっぷの旅/初日】旧中山道の宿場町、奈良井宿着(JR中央本線、奈良井駅傍)(※2)
どぜう鍋
メニュー一つとっても中々風情がありますが、ちなみにこのメニューはランチタイム用のもので、通常メニューだともう少し立派なお値段となります。
実食
駒形どぜうでは座敷席とテーブル席を選べるのですが、この日はテーブル席にて。
ドジョウを食べに来たのだからということで、どぜう鍋を頂くことにしました。
セットになっている田楽と、
どぜう汁。
そしてメインのどぜう鍋。グツグツと煮え立つお鍋と・・・
鉄鍋の横に「かつて」を思わせる木箱という組み合わせ。
見ているだけでも風味が増しそうですが、テーブル備え付けで用意されているネギを、お好みで。
つまりはどじょう鍋一面にドカンと散らして、
さらには唐辛子を塗したら、あとは食べごろになるのを待つのみです。
ドジョウの旨味が染み出ただし汁、そこに加えられたネギと唐辛子の風味がたまらなかったというメインのドジョウ鍋をはじめとして、どれもこれもおいしいものばかりでした。
写真には写していませんでしたが、もちろんライスもついてきます。