妙高高原駅から長野駅へ
「トキ鉄」妙高はねうまラインから、しなの鉄道・北しなの線へ

「旧信越本線ルート」えちごトキめき鉄道の妙高はねうまラインで直江津駅から妙高高原駅へと進んだ後、今度は「旧信越本線ルート」しなの鉄道北しなの線に乗車して(参考:直江津駅から妙高はねうまラインへ、妙高高原駅にて)、
妙高高原駅から長野駅へ。

同じ妙高高原駅、同じ旧信越本線区間ですが、ここまではえちごトキめき鉄道の妙高はねうまライン(公式サイト)が、この先はしなの鉄道の北しなの線(公式サイト・路線図)が、それぞれ路線を継承しています。
旧信越本線がそれぞれの地方鉄道になった経緯等については、別記事にまとめました(参考:甲信越エリアの三セク鉄道と上越・北陸新幹線の開通)。

妙高高原駅を出発後、長野駅までは約40分の旅です。
北しなの線の沿線風景
北国街道・関川の関通過

妙高高原駅出発後、北しなの線は早速雪景色の中へ。
とはいえ、まだまだ冬本番前ではあるようです。
「車窓からの雪景色」という意味では、つい先日完乗したばかりの只見線、奥会津の沿線風景が記憶に蘇りますが(参考:【東北・信越青春18きっぷ旅/只見線乗車その3】只見線の絶景区間へ)、

北しなの線の沿線では、他にも既視感のある風景が現れました。
関川の関(歴史館公式サイト)付近に架けられた木製の一の橋、および鉄筋の一の橋ですが、地図を見ると、確かにすぐそばに北しなの線が通されています。

かつて秋のドライブで妙高を訪れた際、妙高から野尻湖などを経由して善光寺へ向かった折に立ち寄ったスポットでした。
参考:北国(ほっこく)街道・関川(せきがわ)の関/関川宿、信越大橋、関川の関、野尻湖
長野駅へ

長野県内で新潟県との県境付近に位置している野尻湖を過ぎ、古間駅へ。
「江戸時代三大俳人」の一人に数えられる小林一茶ゆかりの黒姫駅の一つ隣の駅ですが(参考:一茶記念館公式サイト)、この辺りでもまだまだ雪景色が続きます。

「冬(年末年始期間)の妙高高原駅からの北しなの線」道中では、「はねうまライン」の沿線風景がそうだったように、延々雪景色が続きます。
ただしその雪景色も、およその感覚だと豊野駅から先長野の市街地に向かうにつれ、少しずつ目立たなくなっていきました。
長野駅着

やがて、電車は終点の長野駅に到着しました。妙高高原駅を経由してはねうまライン・北しなの線と乗り継いだ「小さな旅」の目的地であり、なおかつこの日のラス前最後の目的地です。

妙高高原駅では全く気が付かなかったのですが、よく見ると「鉄道むすめ」(公式サイト)のヘッドマークが地味に(?)華のあるお正月を演出しています。私鉄や三セク鉄道、さらには関連企業などが主体となっている点、横川駅や鉄道文化むらにいた彼女たちとは、また違った経緯で誕生したキャラクターですね。
元々はただニッチな世界限定で彩を添えていたはずだった「サブカル側」の華は、今となってはメインカルチャーの一端でお馴染みとなった感もありますが、確かに、ネット環境の発達やSNSの普及によって芸能人の炎上騒動が日常茶飯事となった昨今。
絶対的な信頼をおける「生身の」広告塔を入り口で厳選すれば、それなりのコストを覚悟する必要が生じます。
多くのケースでは費用対効果を天秤にかけるまでもなく答えが出そうなことに対して、「化ける」可能性や町おこしのシンボルとしてのポテンシャルまで秘めている「二次」や「萌え」は、今や最もリスクの少ない、かつリーズナブルな選択肢の一つとなったと判断できるところでもありそうです。
穿った見方をすれば、彼女たちの起用は単なる「趣味性の反映」などではなく、スキャンダルとは無縁で、かつ低コストで地域振興の旗振り役を担わせられるという、鉄道会社・観光業界のドライで合理的な生存戦略の現れでもあるのでしょう。
そこにあるのは、「クールジャパン」と観光拠点のwin-winの関係ですね。
「彼女たち」が駅や路線を彩るこの景色は、もはや一過性の流行ではなく、時代の必然といえるのかもしれません。

