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【群馬/新潟青春18きっぷ旅:初日その2】JR横川駅着

群馬/新潟青春18きっぷ旅

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【群馬/新潟青春18きっぷ旅:初日その2】JR横川駅着

JR信越本線・横川駅着

横川駅と碓氷峠鉄道文化むら

JR信越本線・横川駅の改札を抜けると、早速ご当地イメージキャラクター達のお出迎えです。

駅のイメージキャラではなく、駅直近にある碓氷峠鉄道文化むら(公式サイト)のイメージキャラクター、横川夢ちゃん(写真右、臨時職員)、結ちゃん(左、運輸課所属の機関士)の二人ですね(参考:碓氷峠鉄道文化むら公式サイト “新キャラクター登場!“)。

駅出口の正面に位置しているのは、峠の釜めし・荻野屋(公式サイト)の本店です。

信越本線・横川駅-軽井沢駅間

ところで、なぜここで鉄道文化むらの二人が観光客のお出迎えをしているのかといえば、一つには鉄道文化むらが横川駅直近の施設であることに理由がありますが、そもそも鉄道文化むらが横川駅のすぐ傍にあることの理由は、平成9年=1997年まで、現在は鉄道が途切れている横川駅・軽井沢駅間が信越本線で繋がっていたことにあります。

北陸新幹線(長野・東京間)の開業、および付近一帯の地形が鉄道を通すには急峻過ぎた(技術的に鉄道を通すことは出来ても、営業運転で採算が取れるかどうかが別問題となってしまう)ことなどを理由として、信越本線の横川駅・軽井沢駅間は1997年10月1日をもって廃線となるのですが、その結果ターミナル駅(終着・始発駅)となった横川駅の先に、翌平成10年=1998年、”かつて”が保存された施設が誕生する運びとなりました。

“なぜこの二人が?”、つまりは駅の傍にある施設=碓氷峠鉄道文化むらでは、信越本線・横川駅と一体となった歴史が展示されているからなんですね。

“北陸新幹線後”の信越本線

現在は、横川駅・軽井沢駅間(=碓氷線)がジェイアールバス関東の一般路線バスで結ばれている(ジェイアールバス関東公式サイト “横川駅~軽井沢駅“)ほか、軽井沢駅より先については旧JRの路線(信越本線等)が官民共同出資の第三セクター鉄道へと姿を変える動きが目立ちました。

いずれも、北陸新幹線の開業に伴った動きです。

内陸部の三セク鉄道 -しなの鉄道、えちごトキめき鉄道-

軽井沢駅より先の長野県・新潟県内では、JR信越本線の一部区間が、しなの鉄道株式会社(公式サイト)、えちごトキめき鉄道株式会社(公式サイト)となりました。

軽井沢駅-篠ノ井駅間がしなの鉄道・しなの鉄道線に、長野駅-妙高高原駅間がしなの鉄道・北しなの線に、妙高高原駅-直江津駅間がえちごトキめき鉄道・妙高はねうまラインにそれぞれ姿を変えた他(いずれも旧信越本線が、北陸新幹線の開業に時を合わせる形で新規開業しています)、”妙高はねうまライン”を経営するえちごトキめき鉄道のもう一つの路線である日本海ひすいラインも、北陸新幹線の開業に伴って第三セクター鉄道化しています(直江津駅-市振駅間)。

日本海沿いの三セク鉄道 -あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道-

日本海ひすいラインの先では、市振いちぶり駅-倶利伽羅くりから駅間を”あいの風とやま鉄道”株式会社(公式サイト)のあいの風とやま鉄道線が、俱利伽羅駅-金沢駅間を”IRいしかわ鉄道”株式会社(公式サイト)のIRいしかわ鉄道線が、それぞれ結んでいます。

あいの風とやま鉄道線およびIRいしかわ鉄道線は、全国でも珍しい“青春18きっぷが使える第三セクター鉄道”で、路線内で途中下車をしない場合に限って青春18きっぷでの通過が認められています(参考:乗れる電車、乗れない電車 -JRの普通列車のみ、フリーパス-)。

この点、「北陸新幹線の開業が、新幹線とそれ以外の役割分担(スピードを求めるか、ゆっくり旅を求めるか)をより鮮明にしたのだ」という形の変更であることを思わせるような心遣いですね。

余談として、しなの鉄道・しなの鉄道線には、”八ヶ岳高原線”の異名を持つ、車窓からの景色が絶景であることで有名なローカル線・小海線の駅でもある小諸駅も含まれています(参考:JR小海線)。

鉄道会社経営はボランティア活動ではない以上、採算の取れない路線の”店じまい”については致し方無い部分もあるのですが(参考:寝台特急北斗星)、かといってあっさり無くしてしまうのが惜しくなるくらい、味わい深い路線が多いのもこのエリアの鉄道の特徴です。

主要スポット

JR横川駅

碓氷峠鉄道文化むら

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