港町の海鮮丼は、楽しみにしていた昼食でもありました
青森駅前から、”のっけ丼”のお店へ
東京発、朝一の東北新幹線と奥羽本線を乗り継いで、JR青森駅まで。
一応最低限の予備知識は持っていたつもりだったのですが、それでも“想定外”イメージの方が強かった青森駅傍のベイサイドのオシャレな施設と雰囲気、対して同じく駅前付近である一画は、割と旅行前からの想像通りでもあった“美味しいもの”エリアでした。
早々に出て来たお土産のリンゴ、炉端焼き、お寿司、地酒ですが、引き続きの”青森的な空気”に触れながら、まずは最初のお目当てのお店に向かうことにしました。
正面右側が新しい青森駅の駅舎です。
ビーチやお土産、青函連絡船等々の“ベイエリア”は向かって右側です。
駅のすぐ向かいから、駅前にあたるエリアに位置する新町商店街が始まります。
商店街内では、午前中からランチタイム目当てと思しきお客さんの列が出来ていたりもしました。
改めて、旅プラン立案時にお昼のお店を物色していた時間を思い出させられると同時に、「やっぱり、何やら様子がおかしいぞ?」(平日限定だし混雑は回避出来るだろうとの期待込みで”たびキュン”使ったはいいものの、ひょっとして、ガチで当てが外れた?)といったことをぼちぼち思わされ始めたころ合いでした。
列が出来ることそれ自体はともかくとして、時間帯(まだお昼まで一時間近くある)とか並んでいる人の雰囲気(どうみても地元民じゃなさそうな人ばかり)とか、なんか色々おかしくない?みたいな感じですか。
新幹線乗車時の事情と相まって、疑念は確信に変わりつつありました。
「たびキュンパス人気、ヤバいな」と。
そのあたりの事情はひとまずさておき。
新町商店街入り口付近の一画はそのまま町の中心部の一画を形成していますが、案内図によって、駅近の中心部が程好い広さの中に密集していることもわかります。
“お勧め施設””主要施設”にしてもまた、程よく散ってくれているようです。
時間が許せば、町の要所を巡りながら転々としてみたくなる雰囲気が伝わって来ますね。
参考
青森魚菜センターにて、のっけ丼のお昼ごはん
魚菜センター・ロケーション
しばしの街歩きの後、目的地に到着。
“のっけ丼”が名物の、青森魚菜センターです。
駅から少々離れたところに位置していましたが、間近ではなく、かといって思い切り離れているわけでもなく。
本当に、近からず遠からず、少々って感じの距離ですね。
“のっけ丼”、システムと食べ応え
ちなみに気になるシステムの方ですが、まずは入り口付近の窓口で食券を購入(12枚つづり、2000円)し、引き続き丼(並盛食券1枚、大盛食券2枚)をよそってもらいます。
海鮮以前に1~2枚ほど、丼のために食券を使用し、残りの10枚程度をネタや汁物に回すというシステムですが、周囲を見た感じ+体感として、空腹状態にある一般的な成人男性であれば、食券二枚使って大盛にしておいた方がいいような気はします。
女性は人によりそうではありますが、並盛でもぼちぼち大丈夫?っぽいような雰囲気は感じました。
都合”2000円”分の満腹度ですが、私個人的には大盛丼で腹6~7分くらいでした。
なので分量的に満足したい場合は、成人男性であれば追加チケット1000円分くらいあった方が、ゆとりをもって選べるのではないか、とは感じます(実際、個人的にはそれで腹八分程度まで持っていくことが出来ました)。
追加チケットは一枚170円なので、追加で数枚程度(ネタを大体2~4品程度追加できます)ってことですね。
特に大食漢というわけではない、一般的な成人女性の場合。あくまで推測となってしまいますが、2000円分の並盛丼で腹八分は、普通に感じられるラインではないかと思えます。
以上、“満腹度”を基準とした私見をまとめると・・・
一般的成人男性 | 一般的成人女性 |
丼は大盛オススメ 追加チケットは数枚(約1000円分)程度? |
丼は並盛オススメ 追加チケットは、1~2枚程度? |
参考
いざ、のっけ丼実食
店内には市場の売店のような雰囲気がありますが、”のっけ丼”とは即ち、ここにぎっしり並んだお店の中から海鮮丼にのっけたいネタを自ら選んで次々乗せて行って作る丼のことです。
深夜であれば、文章を目にしただけでも飯テロになってしまいそうな魅力を持つ一品ですが、海鮮を乗せる(=ネタを選別する)に当たっては、最低限の要領みたいなものもあったりします。
まず、初見時に空腹のままお店に入ってしまうと、とにかく入り口付近に近いところのお店にあるものをなんでもかんでも乗せたくなってしまうのですが 笑、これは割とアウトに近い戦略です。
というのも、それをやってしまうと次から次へと美味しいものが出てくる中で、乗せたくても乗せるスペースがあっという間になくなってしまう、なおかつチケットを使いきってしまう、ということになりかねないんです。
一杯目にそれをやった上で、二杯目で改めて落ち着いて選別するという方法も、戦略としてはアリかとは思いますが、小食の場合や”一杯でキメたい場合”は、乗せるネタをある程度具体的に想定してから回る、というやり方がお勧め。
まずは店内をぐるっと一周してみる、その上で目星をつけていたネタを順次のせていく、という形ですね。
空腹時には中々に焦れてくる作業となること必須ではありますが、同じく入り口付近のお店にあるもので丼に乗せるものを満たすことになったとしても、いきなりがっつくのと見て回ってからそうなるのとでは、結果同じでも中身が随分違う、つまりは“戦略的であるかないか”が生命線となってきてしまうわけです。
・・・、なんてことを強いてここに書いておきたい、という気分になったことを改めて思いだします 笑。
なんだかんだ思うところはあったとしても、のっけ切ってしまえばあとは食べるだけ。
ランチタイムはかなりの盛況となっていましたが、食事スペースも、もちろん用意されています。
ということで、丼の上に間断なく乗せられたネタが食欲を強くそそります。
人により場合により、満腹度的には調整が必要になる一面が無きにしも非ずですが、味についてはかなり美味しい一品でした。
青森再訪時のリピートも、普通にありですね。