帰路の航海と帰り道
札幌発、苫小牧フェリーターミナルへ
札幌駅前発
タクシー観光(札幌オリンピックミュージアム、札幌市資料館(旧札幌控訴院))終了の後、札幌駅前から苫小牧フェリーターミナル行きのバスに乗車しました。
「何はともあれ、まずはフェリー乗り場へ」となると、やはり往路同様、高速バスでの移動にお手軽さを感じます。
次の目的地であるフェリーターミナルへは、ノンストップではないものの、直行です。
ということで、高速バスの出発とともに、札幌の街とはしばしのお別れとなりました。
この先苫小牧フェリーターミナルまでは、往路と同じく、約1時間40分の行程です。
フェリーターミナル着、復路の船旅へ
仮に帰りの足が飛行機であれば、北海道(新千歳空港)から首都圏(羽田空港)までは約1時間30分です。
空港到着時点で後は帰るだけだという気楽さと寂しさが入り混じる時間帯となるところですが、フェリー旅の場合、ここからまだあと一泊分の時間が残されています。
札幌で宿に泊まるも一泊、フェリーで船中泊するも一泊、旅行最後のお楽しみの時間のはじまりですね。
ということで、フェリーターミナル到着後、すぐに乗船手続きを済ませました。
苫小牧フェリーターミナル
苫小牧フェリーターミナルは、大洗以上に空港っぽい雰囲気が強いターミナルです。
違いといえば、外に見えるのが滑走路+飛行機なのか、
それとも港+船なのかの違いがあるくらいでしょうか。
さんふらわあ号は既に定刻入港済で、後は乗船開始を待つばかり。
お土産コーナーには、大洗の街を思わせる懐かしい(?)一画もありました。
お馴染み、ガルパンの関連グッズですね。
復路の航海へ
苫小牧港発
さんふらわあ号では乗船後即入浴可能になるということで、往路同様に乗船とほぼ同時に入浴を済ませたのち、大洗からの出航時同様、苫小牧港発のタイミングに合わせて展望デッキに出てみました。
入浴後の体には夜風が少々寒かったですが、”見納め”の時間ですね。
船中での夕食
出航後しばらく夜の苫小牧の港を眺めた後、夕食を取りにレストランまで。
ここでまたジンギスカン定食を頂きました。結構おいしかったです。
夕食後の船内散歩
食後、往路便では行く機会がなかった売店をのぞいてみました。
さんふらわあ号オリジナルグッズの他、
北海道みやげ、大洗みやげ、アメニティなどなど。
このほかお菓子やおつまみなんかも、街中で買うのと大して変わらない程度の値段で買えるようです。
結構お得感ありますね。
復路の航海
ちなみに復路のさんふらわあ号では、往路の航海時同様、入浴・食事等々を済ませた後で一度早い時間に仮眠を取り、深夜の時間を楽しんだ後で、再び朝食の時間まで軽く就寝、というようなペースで最後の夜を過ごしました。
苫小牧港を定刻に出航したさんふらわあ号は、日付け替わり後には八戸沖付近、
深夜1時30分ごろには岩手県・久慈沖へ。
明けて8時過ぎには、宮城県・仙台沖に達しました。
さんふらわあ号の場合、営業速度は24ノット(公式サイト)、キロ換算(×1.8)すると大体時速45キロ程度です。
およそ一般道での普通車の通常運転程度の速さで、ひたすら海上を進むんですね。
いよいよ大洗港が近づいてきた今回の船旅で、最後の食事となる朝食をとると、
港が見えてからの時間を案外長く感じたりもしたのですが、
やがてさんふらわあ号は定刻に大洗港に入港しました。
正面に見える大洗マリンタワーが懐かしいですが、
大洗フェリーターミナルからは、タクシーで大洗駅へ。
大洗駅着
フェリーの到着日が丁度映画の公開日だったからだということなのでしょう。
久しぶりの大洗駅に、またガルパングッズが増えていました。
そして始まる大洗名物・ガルパン攻勢ですが、
見覚えのあるグッズの他に、
気のせい?見落とし?かもわかりませんが、往路にはなかったポスターも増えているような?
なんてことを思ってしまうくらい、にぎやかに感じました。
駅前から始まるガルパンエリアを通ってホームに降り立つと、すでに水戸駅方面行きの電車は入線していました。
苫小牧から大洗に到着後、“ガルパン攻勢”を受けることによって大洗に帰ってきたんだという実感も沸きましたが、そもそもその大洗の街に初めて降り立ったのはわずか数日前のことです。
ずいぶん昔のことのようにも感じましたが、たかがされど。
ここから先は”旅行前の日常”に戻っていくための時間の始まり、つまりは旅の終わりの時間帯ですね。
エピローグ -復路のドライブ-
大洗駅から水戸駅まで、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線に乗車したのち、実に久しぶりのドライブで横浜を目指す道中。
常磐道のサービスエリアにて、つい昨日まで滞在していた札幌より一足早い春に遭遇することができました。