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【まとめ】00年代の札幌(観光スポット、市内中心部の様子)
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00年代は、10年間に数回以上の”北海道詣で”(函館、札幌中心)の機会に恵まれた時期でした。
初回の札幌訪問で魅力を感じて以降、北海道へ出向くことが楽しくて仕方なかったという時期でもあったのですが、その時期に申し訳程度に撮影していた写真をつい最近、PCの増設HDDの中から発掘しました。
ということで、当時の記憶をたどりつつ各スポットの基本情報を追加して、記事としてまとめていこうとなったのが、今回まとめた”00年代の札幌”であり、すでにまとめてある”00年代の函館“でした。
あくまで観光客目線のガイド記事ではあるのですが、2年前の札幌旅行時の記事共々、楽しんでいただけたら幸いです。
00年代の札幌
北海道庁旧本庁舎(道庁赤レンガ庁舎。JR札幌駅、北大植物園傍)
北海道庁旧本庁舎=道庁赤レンガ庁舎(北海道庁公式サイト “ようこそ赤れんが庁舎“、札幌観光公式サイト “北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)“)は、1888年=明治21年に竣工した、かつての本庁舎です(2023年7月現在修復工事中のため、2025年=令和7年3月まで休館中です)。
JR札幌駅からほど近いところに位置しています(徒歩10分弱です)。
すぐ隣(写真裏手)に位置する新庁舎が完成するまで、約80年に渡って”道政の中心”の役割を務めてきました。
北海道庁旧本庁舎(道庁赤レンガ庁舎。JR札幌駅、北大植物園傍)へ
北海道大学構内(JR札幌駅、道庁赤レンガ庁舎傍)
北海道大学(公式サイト)は、1876年(明治9年)に設立された札幌農学校をルーツとする、国立大学法人・北海道大学が運営する国立大学です。
JR・地下鉄札幌駅のすぐ傍ですが、北海道庁や大通公園、狸小路商店街、すすきの、中島公園等とは反対側に位置しています。
北大キャンパスの中に入って思ったことは、とにかく「でかい!」「広い!」ということでしょうか。一つだけ「キャンパス内に伸びた長い道」の共通点をあげるとすると、並木道の向こう側が見えない、というあたりですね。予備知識として「北大はキャンパスが広い」ということは知っていたのですが、実際に見てみると中々度肝を抜かれるレベルに近いものがありました。
夜の時計台(冬の風景。札幌市役所、大通公園傍)
札幌市時計台(公式サイト)は、以前に北大の施設だった時代からの歴史を含めて記事化したことがありましたが(参考:札幌市時計台)、00年代に撮影した、雪の季節の夜の時計台です。
ピントがぼけてしまっているのが残念なところですが、この時は三脚を持ち合わせていませんでした。
さっぽろテレビ塔(大通公園内、札幌市時計台傍)
さっぽろテレビ塔(公式サイト)は、大通公園の西端に位置する鉄塔(電波塔)です。
1956年(昭和31年)、NHKがテレビ放送のための電波を送信する塔として始まりました。
翌1957年には展望台がオープンし、1959年(昭和34年)からはSTV(札幌テレビ放送)の開局に伴ってSTVの電波送信も開始されますが、1969年(昭和44年)にそれまでテレビ塔を使って送信していた電波が全て手稲山の山頂に位置する電波塔から送信されることになると、以降のテレビ塔は大通公園内部に位置する観光スポットとなって、今現在に至ります。
札幌市円山球場(円山公園内、丸山動物園隣)
札幌市円山球場(札幌市公式サイト)は、1935年(昭和10年)に開場した、札幌市中心部からもほど近いところにある丸山公園(公式サイト)内に作られた野球場です。
札幌ドームが出来るまでは、初夏の巨人戦が地域の風物詩となるなど、プロ野球の公式戦にもなじみが深い球場として親しまれてきました。
総合運動場内に、陸上競技場、テニスコートと共にや球場が設置されているという形で整備された球場ですが、札幌ドーム完成以降は交流戦やイースタン(二軍)の試合が不定期で行われたほか、高校野球の地区大会をはじめとしたアマチュア野球を中心として使用されているようです。
ナイター設備がないため、日中の利用(デーゲーム)に限定されます。
大倉山ジャンプ競技場(札幌オリンピックミュージアム傍)
大倉山ジャンプ競技場(公式サイト)は、札幌オリンピックミュージアムの隣に作られている、スキージャンプの競技場です。
隣に作られているというよりは、同じ施設の中にミュージアムがあり、ジャンプ競技場があり、という形ですね。
ちなみに、今のオリンピックミュージアムは、かつて(00年代を含めて、2016年まで)ウインタースポーツミュージアムと呼ばれていました。
藻岩山・山頂展望台(ロープウェイ、ケーブルカーにて)
藻岩山・山頂展望台(札幌観光協会公式サイト “藻岩山・札幌もいわ山ロープウェイ”、札幌夜景観光ガイド “もいわ山山頂展望台“)は、札幌市のほぼ中央、かつ札幌市中心部の南側に位置している藻岩山の山頂に作られた展望台です。
大倉山ジャンプ競技場から見た場合には南東方向、かつ札幌ドームや羊ヶ丘展望台、さらには北広島にあるエスコンフィールドの西側に位置していて、平野部(石狩平野)となっている北側・東側の風景を一望することが出来ます。
羊ヶ丘展望台(札幌ドーム傍、札幌市豊平区)
さっぽろ羊ヶ丘展望台(公式サイト)は、羊を間近に見ることが出来る、高台から市街地の風景を一望できるという、観光客目線だと、”北海道に対してイメージしていた何か”が用意されているといったスポットの一つです。
あくまで私見ではありますが「こういうところに時計台(札幌市時計台公式サイト)があってほしかった」というようなロケーション下にあって、かつて1972年=昭和47年に札幌で冬季五輪が開催された際、選手村でオーストリアの選手の施設として利用された建物が移築・復元されている他、ジンギスカンが楽しめるレストハウスや教会、雪まつりの資料館などが用意されています。
野外博物館 北海道開拓の村(新札幌駅最寄り、野幌森林公園隣)
“野外博物館 北海道開拓の村”(公式サイト)は、札幌市の東端、江別市との市境付近に作られた、開拓時代(明治~昭和初期)の北海道が再現された”野外博物館”です。
施設内の建物は道内各地から移築・復元されたもので構成されていて、すぐ隣には豊かな自然が残されている道立の野幌森林公園(北海道公式サイト “道立自然公園野幌森林公園“)や、同じく道立の総合博物館である北海道博物館(公式サイト)が位置しています。
付近一帯合わせることによって、さらに今昔の北海道を満遍なく味わうことが出来るのではないでしょうか、というエリアですね。
野外博物館 北海道開拓の村(新札幌駅最寄り、野幌森林公園隣)へ
寝台特急北斗星(札幌発上野着、A寝台個室ロイヤル)
今のJR各社が前身の国鉄(日本国有鉄道)だった時代、花形人気列車の一つに”ブルートレイン”がありました。
「青い車体の列車だったから、愛称としてそう呼ばれるようになった」という”ブルートレイン”は、昭和33年=1958年、東京・下関/博多間を結ぶ寝台特急”あさかぜ”投入によってその歴史がはじまります。
初代の客車である20系以来、”最後のブルートレイン”となった北斗星の24系に至るまで、”青”の客車が伝統となりますが、その人気の故は車体のカッコよさに加えて、長距離を走る寝台列車(特急)だったことにも宿っています。
長距離を走る、なおかつ車体がカッコいい寝台列車だったということで、駅停車時や踏切等の通過中には電車大好き小学生等に注目を浴びることしばし、その様子を遠巻きに見守る旅好きな大人たちにとっても、どこか特別な旅情を抱かせる類の列車の一つではあったようです。
やがて一世を風靡した”ブルートレイン”は、特に昭和62年(1987年)に実施された国鉄の分割・民営化を境として逐次営業規模縮小(サービス縮小や運行本数減など)、あるいは廃止に追い込まれていきますが(主に平成前期の出来事です)、最終的には平成末期(2015年=平成27年)、札幌発(上野行き)北斗星の運行を最後に、その歴史を終えることとなりました。
今となっては最終運行のニュースがかれこれ10年近く前の話しとなってしまった北斗星ですが(参考:鉄道新聞 “さよなら寝台特急「北斗星」 27年の歴史に幕“)、その最終運行の約10年ほど前、最初にして最後の”ブルートレイン・北斗星”乗車機会に恵まれました。