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【開港都市・新潟の風景/2023】アニメ・マンガ情報館/新潟市マンガの家
アニメとマンガの聖地・二選@新潟市中央区
新潟市アニメ・マンガ情報館
万代シティビルボードプレイス2
萬代橋・八千代橋間の信濃川右岸沿いに位置する大型商業施設、万代シティビルボードプレイス(公式サイト)”2”一階にあるのが、新潟市マンガ・アニメ情報館(公式サイト、公式X)です。
入り口隣にはFM新潟のサテライトスタジオ(万代BP公式サイト “FM-NIIGATA万代シテイサテライトスタジオ“)が置かれているなど、ぱっと見でそれとわかるクリエイティブな空間となっていますが、サテライトスタジオからは、現在も毎週木曜日午後、レギュラー番組を発信しているようです(FM新潟公式サイト “GO!GO!PARTY!~ゴゴパリ~“)。
“ラジオの隣に二次元創作+ゲームコーナー”というコラボ自体、どこか二次元コンテンツ全盛期(90年代~00年代)の秋葉原を思わせるような取り合わせですが、マンガ・アニメ情報館では常設展示の他企画展も催されています。
この時は”絵師100人展”(公式サイト、公式X)という、産経新聞社主催で2011年以来毎年開催されているという人気イベントが開催中でした。
“万代シティBP2″入り口から入ってすぐのところにマンガ・アニメ情報館の入口が位置しています。
アニメ・マンガ情報館、館内へ
常設展示エリアの入口と、
企画展示エリアの入口です。
公式”守り神”の二人(公式サイト “Guardian“)も入口でお出迎えしてくれていますが、残念ながら企画展示エリアの撮影はNGでした。
常設展示エリア
新潟出身の作家さんと、その作品の紹介で構成されているコーナーです。
ある程度わかっていながらも毎度圧巻となってしまう部分なのですが、自分が知っている、あるいはよく見ていた漫画の作者さんの新潟出身率の高さですね。
“イニD”や”バリ伝”のしげの秀一さん、”おそ松さん”他の赤塚不二夫さん、
“新潟の漫画家さん”といえばこの人、というくらいには名前の挙がる作家さんの一人である、
“うる星やつら”、”めぞん一刻”、”犬夜叉”等々の高橋留美子さん。
他にも”ドカベン“等々の水島新司さん、”柔道部物語”や”What’s Michael?”の小林まことさん、”るろ剣”の和月伸宏さん、”奇面組”の新沢基栄さん、”ゴッドハンド輝”の山本航暉さん等々。
まだまだ枚挙に暇がなさそうなあたりが圧巻ですが、別ジャンルでは『徳川家康』や『小説太平洋戦争』でおなじみ小説家の山岡荘八さんや、国内バラエティ系(エンタメ系)YouTuberの草分けともいえるヒカキンさん等々も、やはり新潟出身なんですよね。
どうしてこうもクリエイティブな分野で人材豊富なのかと思う気持ちと、その場にいると何となくそのことの理由が分かるような気持ちと、色々あったりもするのですが、この辺りは新潟県内発信の自己分析評曰く、「雪国であること」とも関連しているようです(参考:新潟文化物語 “マンガ王国・新潟 ~マンガ王国・新潟ができるまで“)。
サポートキャラクター/来場者
アニメ・マンガ情報館の入り口に架けられた看板にも描かれていた二人は、それぞれ”花野古町”ちゃんと”笹団五郎”くんです(参考:古町と団五郎公式サイト “花野 古町 & 笹 団五郎とは“)。
新潟市の二次元コンテンツをPRするためのサポートキャラクターとして活躍中ですということで(参考:新潟市公式サイト “「マンガ・アニメのまち にいがた」サポートキャラクター 花野古町&笹団五郎“)、
実際に、新潟市内の名所が色々ちりばめられたアニメも作られているようです(シリーズアニメ古町と団五郎)。
こういう試みは普通に羨ましいですし、実際地元民的には普通にうれしいものがあるでしょうね。
館内には来場者の”どこから来たのか”データを教えてくれるコーナーもあったのですが、新潟県内がダントツなのは当然としても、その次に(北関東勢を差し置いて)南関東勢が多かったというデータが結構意外でした。
営業時間/入館料/各種割引
施設内は有料(常設展示・企画展示共)ですが、企画展の入場券で常設展示も見れる、各種割引も充実しているなど、比較的お財布に優し目の施設となっています。
営業時間/休館日 | 11:00(土日祝10:00)~19:00(最終入館18:30)、1月1日休館 |
入館料 | 常設展:一般200円、中高生100円、小学生50円 このほか、企画展観覧希望の場合は企画展観覧料 |
割引 | 土日祝日は中学生以下無料、観光循環バス一日乗車券 or 新潟市サポーターズクラブ(新潟市公式サイト)名刺提示で団体割引適用(一般160円、中高生80円、小学生40円)他 詳細は公式サイト”入場券について“へ |
アクセス |
新潟市マンガの家
水島新司マンガストリート傍の”マンガの家”
“水島新司マンガストリート”(通称ドカベンロード)のある古町5番町商店街(公式サイト)の傍、ドカベンロードの”あぶさん”を背にして右斜め前方向に伸びている”版画通り”沿いに、
“新潟市マンガの家”(公式サイト)があります。
前記した”新潟市アニメ・マンガ情報館”からは少々距離がありますが(それぞれ、バス利用で10分程度、徒歩で20分程度です)、”新潟島”中心部に位置する古町商店街(公式サイト)の、さらに中心付近にあるということで、ロケーション的には悪くありません。
というよりは、駅からも少々離れてしまうという点もありますが、それ以外の点では、観光面でも交通面でもむしろ好ロケーションです。
マンガの家・内部へ
施設の一階は、作品紹介コーナーが中心です。
入った時に伝わる雰囲気としては、漫画喫茶やネットカフェに近いものがあります。室内いたるところに置かれているのが分かるコミック用本棚の数がそう思わせている部分も大きいですが、
一般のマンガ喫茶と異なる点は、蔵書が新潟出身作家の作品に限られているという点と、作品によってはその解説が説明板にまとめられている点です。
漫画コーナーは二階にも用意されていますが、本棚に収められたコミックスの共通項(すべて、新潟が生み出した作品であるということ)を思うと、中々圧倒されるものがあります。
特に信濃川沿いに位置する”アニメ・マンガ情報館”と併せて訪問した場合など、いや、本当にすごい、という感じですね。
ギャグマンガであれば、笑いどころの解説や大型のイラスト、登場人物紹介等々。等身大フィギュアも置かれています。
新潟駅前にあるのと同じようなオブジェがあったり(二階のコミックコーナーです)、
他には、超大物作家さんを含む、新潟出身の漫画家さんのサインがまとめられた一画もあります。
二階には、ワークショップスペースやギャラリーが用意されています。
“訪問者参加型”の色が濃いフロアですが、実際にイベントも豊富に用意されている上、漫画制作の基礎に特化した無料講座も用意されています(参考:マンガの家公式サイト “企画展示・イベント“、”マンガ講座「マンガのいっぽ」“)。
ここは捉え方に依ってくる部分もあるかと思いますが、漫画やイラストが好きな人にとっては割と夢の施設っぽい雰囲気もあります。”マンガの家”が生活圏内にあって、なおかつ漫画制作・イラスト制作に興味があるのであれば、行かない手はないのではないか、なんてことを感じる施設ですね。
営業時間/入館料/各種イベント情報
営業時間/休館日 | 11:00~19:00、休館日は毎週水曜日と12/29~1/3 |
入館料 | 無料 |
各種イベント情報 | 新潟市マンガの家公式サイト “企画展示・イベント“へ |
アクセス |