【東北・信越青春18きっぷ旅/只見線乗車その3】只見線の絶景区間へ

東北/北海道
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奥会津、只見川並走エリアへ

絶景区間入り

会津盆地を抜けた只見線は、ところどころで川と交差しながら延々山岳地帯を走ります。

絶景ポイントではしばしば電車が徐行運転をしてくれるのですが、地方を走るイベント列車や名物路線ではしばしば見かけるこの手のサービスは、乗車気分をさらに盛り上げてくれます(参考:”リゾートビューふるさと”で松本から南小谷へ)。

季節は真冬だったということで、「新潟県の中越地方」「群馬県の尾瀬国立公園」「栃木県の最北部西側」に隣接している、福島県南西部の「奥会津」に入ったあたりから、只見線沿線は雪景色となりました。

「豪雪」を感じさせるほどでは無かったにせよ、それでもしっかり積もっていることを感じさせる程度の雪は、冬の沿線の絶景感に彩を添えていました。

滝谷川と只見川

会津若松駅側から只見線に乗車した場合。

JR只見線只見線ポータルサイト)の絶景区間は、只見川の支流である滝谷川や、只見川と交差するエリアから始まります。

地図中右側の□で囲んだ部分が前者(滝谷川との交差)、左側の□で囲んだ部分が後者(只見川との交差)です。

JR滝谷駅の先にて、

只見線はまずは滝谷川と交差しますが、この辺りからがいよいよ本編ですね。

もちろん車窓からの風景も抜群に良くなりますが、この先は、線路沿いの所々にビューポイントが用意されていることでもお馴染みです。

既述のように、JR会津桧原ひのはらの先、会津西方にしかたまでの区間にかけて、今度は只見川と交差しますが、

ここには有名なビューポイント「第一只見川橋梁ビューポイント」があります。

最寄り駅は会津西方駅、もしくは会津宮下駅です。

距離的には会津西方駅に軍配が上がるものの、利便性では会津宮下駅が勝るようです(参考:三島町観光ポータルサイト “第一只見川橋梁ビューポイント案内“)。

人工物と車窓風景

只見線の絶景区間では、ところどころで鉄橋、踏切、周辺道路等々といった最低限のインフラ設備のほか、水力発電のダムのような「ならでは」な大型施設が視界に入って来るのですが、このことが程よいアクセントとなっているように感じました。

純度100%の「自然」がただそこにある場合、時に美しさの背後に控える恐ろしさまで連想させられてしまう場合がありますが、只見線絶景区間の沿線風景では、純度の高い自然の中にもところどころで人工物の存在が認められます。

要は「人の手の介入」を感じさせる要素が自然の畏怖を緩和させているようにも伝わってきたということで、このことが逆に沿線風景の魅力になっているように感じられました(参考:日本三大峡谷・清津峡(新潟県十日町市)へ)。

奥会津へ

会津宮下駅

会津西方にしかたを出発後、再び只見川を超えて、ぱっと見で「昔ながら」を感じさせる会津宮下駅へ。

駅名標は新旧が混在している様子で、駅自体にもその要素があるように伝わります。

会津宮下駅は、前記した「第一只見川橋梁ビューポイント」をはじめとして、近隣に「ビューポイント」を複数持つ駅です。

ここから先の只見線では、いよいよ観光(乗り鉄)客や沿線風景を楽しむ地元民が主体となったように感じました(参考:只見線ポータルサイト “会津宮下駅“)。

雪景色の中を走る只見線車内は、立ち席の乗客もボチボチいた状態から、ほぼ座っている乗客のみの状態へ。

桜の季節や紅葉の季節となると大分勝手が変わってくるようですが、混雑を回避したい場合、「冬の只見線」は結構おすすめかもしれません。

ちなみに、只見線が会津宮下駅まで開通したのは昭和16年会津宮下駅から先、会津川口駅までの区間が開通したのは昭和31年の話しです。

只見線の中では新しい区間にあたりますが、駅自体は既に半世紀以上の歴史を有しています。

奥会津と只見線

会津宮下駅出発後、只見線は東北電力の宮下ダム横を通過します。

整然と並んだ水門が目を惹きますが、

「リフレクション」が映える車窓風景からは、紅葉時の華やかさを思わされます。

車窓からのぞむ視界一面の紅葉は、さぞ鮮やかでしょうね。

対岸の中腹付近には道路が通され、鉄橋が作られ、送電線を支える鉄柱があることも確認できますが、同じくらい目を引くのは、うっすらと雪が積もった山頂付近の様子ですね。

会津宮下駅の先で、只見線は再び只見川を超えますが、

絶景の山岳部を走りつつ、時にひらけた街中も通過するここから先の区間では、街中エリアの走行時に「すれ違う電車に、沿線から手を振ってくれる人」が目につくようになりました。

車内でも窓際に座る人たちは(自分含めて)皆手を振り返していましたが、気分的には普通に運行されている電車がそのままイベント列車となっている感じで、車内の雰囲気もかなり良かった印象が残っています。

早戸駅

会津西方駅の次の停車駅は、早戸駅です。

駅近隣では只見川を渡る渡し船が楽しめる他、開湯以来1200年の歴史を誇る「つるの湯」公式サイト)も用意されていますが、温泉施設の利用者は無料の送迎サービスを利用できるようです(参考:只見線ポータルサイト “早戸駅“、つるの温泉公式サイト “アクセス“)。

駅前の道がそのまま駅ホームとひとつながりに繋がった「構内」には、ミニサイズの駅舎が用意されています。

会津川口駅へ

早戸駅を出発後、次の停車駅である会津水沼駅の少し先で、

第四只見川橋梁を通過します。

どこか北欧の山岳地帯を思わせるような風景の中、

東北電力の上田ダム横を通過し、

つい先ほどまでは特別なものだったはずの絶景がいつしか目になじみ始めた頃、

雪景色の中にある、会津中川駅着。

駅前には日帰り温泉(中川温泉)があり、駅そばには道の駅(奥会津かねやま)も設置されていますが、ホームのすぐ裏手には山が迫っているという無人駅です。

長時間停車駅である次の停車駅、会津川口駅へ向けて、再び絶景の中へ。

車窓からは、

只見川に架けられた上井草橋の様子が視界に入ります。

上井草橋は、国道400号線・252号線の重複区間と、只見川沿いの山間部側に開けた地域の集落を結ぶ鉄橋です。

会津中川駅出発後、只見川に沿うように南下していた只見線が、同じく只見川に沿って西向きに進路を変えると、ほどなく会津川口駅に到着です。

只見線の「絶景エリア」は、漸く中間地点付近に到達しました。

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