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【東北・信越青春18きっぷ旅/只見線乗車その1】about JR只見線

海岸線/湖畔/河畔

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【東北・信越青春18きっぷ旅/只見線乗車その1】about JR只見線

about JR只見線

基本情報

運転区間 JR会津若松駅JR小出駅
乗車時間 / 時刻表 会津若松・小出間 約4時間30分 / ekitanJR只見線の駅一覧
運転期間 通年
青春18きっぷ 利用可
公式サイト 只見線ポータルサイト

簡易史

只見線は、福島県の会津若松駅を起点とする会津線、新潟県の小出駅を起点とする只見線、双方が別々の路線として随時延伸を繰り返した結果、最終的に”只見線”として統合されたという歴史を持っています。

東日本大震災と同年の2011(平成23)年、豪雨によって不通となる区間が生じますが、2022年には普及工事が完了し、全線で運転が再開されています。

1926(大正15)年 会津線、会津若松駅-会津坂下駅間開業
1928-1941年 会津宮下駅まで延伸
1942(昭和17) “只見線”、小出駅-大白川駅間開業
1956-1963年 会津線、只見駅まで延伸
1971(昭和46)年 只見駅-大白川駅間延伸。会津若松駅-只見駅間が会津線から分離され、”只見線”に統合される。
2022(令和4)年 2011年に発生した新潟・福島豪雨災害からの普及工事が終了し、全線運転再開。

参考:只見線ポータルサイト “只見線の歴史

首都圏からのアクセス、沿線観光スポットetc

只見線と只見川

只見川は、標高1665mの高所・尾瀬沼に水源を持つ阿賀野川水系最大の支流です。

只見川も、阿賀野川も、共に国が管理する一級河川となっています。

尾瀬沼から始まって奥只見湖(ダム)へ、さらに只見線・只見駅付近で田子倉湖(ダム)へと流れついた水流は、最終的には阿賀野川経由で日本海へと注いでいくことになるのですが、この長い川の中の一部分(中流・上流部分)が”只見川”と呼ばれています。

只見駅付近から会津坂本駅・塔寺とうでら駅間までが”只見線と只見川の並走区間”にあたりますが、その後只見川は塔寺駅の先で北上して(只見線の北部を走る)磐越西線方面へ向かい、山都やまと駅・荻野駅間で阿賀野川に合流します(阿賀野川自体はその後、磐越西線と並走しながら、新潟県・越後平野経由で日本海へと注ぎます)。

「只見線の魅力は?」と問われた時に、たいていの場合一番最初に出てくるのが”山と山の間を流れる川、そこに架けられた鉄橋や、さらには付近にできた湖等々”が望める車窓からの風景、という自然の恵みを感じさせるものですが、小出駅、会津若松駅、いずれから出発したとしても、しばし地方路線という感じののどかな風景の中を走った後で、この”絶景”区間へと突入します。

いきなりではないあたりも一つのポイントになってくるのかもしれませんが、水源を起点とした場合には只見駅→会津坂本駅間、反対に会津若松発のルートで只見線に乗車した場合には会津坂本駅→只見駅間が、それぞれ”絶景”該当区間です。

乗車後しばらくは「まあ、割と普通の地方の電車かな?」などと思っていると、突如として息をのむ風景の中に放り込まれる感じなのですが、つまりは沿線で多くの絶景を演出するなど只見線の魅力に大きく直結している要素が、この只見川との並走なんですね。

参考:国土交通省北陸地方整備局阿賀野川河川事務所 “きらり四季彩 阿賀野川“、”阿賀野川(公式パンフレット)

JR会津若松駅まで

JR会津若松駅には、只見線の他にJR磐越西線(郡山駅-新津駅)が通されています。

東京方面から会津若松駅にアクセスする場合、上野東京ライン宇都宮線東北本線(リンクはそれぞれジョルダンの路線図です)を乗り継いだ後、JR郡山駅(東北本線、磐越西線、磐越東線等の他、東北新幹線、山形新幹線。JR東日本公式サイト)から磐越西線へと進みます。

参考:東北/信越青春18きっぷ旅

JR小出駅まで

JR小出駅には、只見線の他JR上越線(高崎駅-宮内駅)が通されています。

東京方面から小出駅にアクセスする場合、まずはJR高崎線(大宮駅ー高崎駅)に直通運転されている湘南新宿ライン上野東京ライン(リンクはそれぞれジョルダンの路線図です)とJR上越線の接続駅である、JR高崎駅(上越線、高崎線、信越本線等の他、上越新幹線、北陸新幹線。JR東日本公式サイト)へ。

高崎駅から先は上越線乗車で小出駅を目指します。

乗車にあたって -沿線観光を含むなら会津若松駅から-

会津若松駅と小出駅が只見線の始発駅ですが、本数が多いのは圧倒的に会津若松駅発の便です。

そのため、途中下車を考える場合(丸一日かけて沿線を楽しもうと考える場合)には会津若松駅を起点とするプランの方に分がありそうですが、どちらを起点とするにしても、いずれも始発(会津若松駅発6時8分、小出駅発5時36分発)でスタートすることが賢明だとはいえそうです。

乗車にあたって、進行方向右側に座るべきか、左側に座るべきかという悩ましい問題も生じるのですが、その点駅員さんに伺ったところ、会津若松駅発の場合「どちらもお勧めだけど、私見としては強いて言うなら右側がお勧め」というような話しでした。この点、個人的にも同意で、強いて言うなら進行方向右側がお勧めです。

ただし、それはあくまで”強いて言うなら”の話しであって、だから左側がNGだという意味ではありません。

そんなところからのもう一つの”お勧め”としては、車両の右側はボックス席、左側はおひとり様席となっているので、一人旅であれば左側でゆっくり、それ以上の人数での旅であれば右側でゆっくり、みたいな選び方でもいいんじゃないかとは思います。

沿線主要観光スポット

公式(只見線公式サイト “各駅観光“)が推しているスポット数が多いのは、下り線の起点となる会津若松駅、上り線の起点となる小出駅の他、会津川口駅只見駅等です。

絶景ポイントでは電車が徐行してくれるというサービスがある他、途中停車駅の会津川口駅などでは長時間停車してくれるので、絶景をゆっくり味わうことが出来ます。

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