只見線「絶景区間」の中間地点
JR会津川口駅着
会津川口駅と只見川

会津若松駅を出発した只見線は、会津盆地を抜けると絶景続きの奥会津をひたすら走って、会津川口駅へ。
会津川口駅は、只見線の「絶景区間」中の、ほぼ中央部に位置する駅です。

ホームの真ん中付近に建てられた駅名標の隣には付近の散策案内図も置かれていますが、この場合気になるのは、そこはかとない透明感を感じさせるという山の手前で広がる牧草地のようなエリアではないでしょうか。

実は、これは只見川の川面です。奥会津の冬空の下、正面の山影のリフレクションを形成していました。
会津川口駅ホームと只見線

まさに絵に描いたような絶景と隣り合わせの越後川口駅では、約30分の停車予定です。

まずは車両から降りて、駅舎方向へ。二両編成の車両はホームで真横から見るとそれなりに長く見えるものの、少し距離を取って改めて見てみると、さすがにホーム共々コンパクトに見えます。
@会津川口駅

「日本一おいしいお酒が飲める郷」とありますが、「酒場放浪記」の吉田類さんも、しばしば奥会津の地を訪問されているようです。

会津川口駅は、「駅としての必要最小限の機能のみ」で構成される多くの只見線停車駅(無人駅が中心です)とは異なり、スッキリとした瀟洒な表玄関を持っています。
ホームと隣り合わせになっている見事な景観との相性的には好みが分かれそうでもありますが、「観光路線」としてのポテンシャルがカモフラージュされているようにも、逆に観光路線への玄関口そのもののようにも伝わりますね。
駅舎内には小さな売店があって、そこでは只見線関連の書籍や、只見線の他奥会津地方のことについてまとめられたパンフレットなども扱われていました。
再びホームへ
只見線のダイヤ的に、今の電車に乗り遅れたら次の電車は19時台の終電です。
待ち時間は約3時間30分で、プラン的にも「乗り遅れ」が致命傷になりかねません。

ややゆとりをもってホームに戻ってみると、隣のホームには会津若松方面行きの只見線が入線していました。

向かって右側に停車している緑色の電車は、2022年10月より只見線に導入されたキハE120形ディーゼルカー、向かって左側に停車している赤い電車は、2023年9月より運用されている、一両編成のキハ110系ディーゼルカーです(リンクは共に、JR東日本公式サイト)。
前者は2011年の福島・新潟豪雨災害で不通となっていた区間が全線普及・再開したことを祝する形で(只見線簡易史)、後者は全線開通一周年を祝する形で「復刻版カラー」として、それぞれ導入されたという経緯があるようです。
ところで、只見線乗車時には、絶景区間に入ったのち「沿線で電車を見かけた人が電車に向かって手を振っている」光景をしばしば目にし、そのことに対して電車内からも手を振り返すという「ちょっと暖かい乗車体験」があったのですが、こと「豪雨による不通と、不通からの普及」と言うことでは、全線再開当日に「手を振ろう」イベントが行われていたようです。
思うに、そのイベント以来、沿線で習慣として定着していたということなのでしょう。
会津川口駅での30分の停車時間は案外あっという間に過ぎていき、再び只見線の「絶景区間を進む旅」が始まりました。
参考:Tetsudo.Com “只見線 キハ110系 朱色塗装車両 運転“、乗りものニュース “タラコ復刻! JR只見線キハ110系 再開1thで国鉄感さらにマシマシに“、”只見線にキハE120形導入 既存8両をデザイン変更 鉄道復旧工事は2021年度中に完了へ“、Response “只見線全線再開記念に国鉄カラーのキハE120…沿線では手を降るイベントも 10月1日“

