【2022秋の上信越ドライブ その3】龍ヶ窪温泉・竜神の館と津南町の風景

北関東/甲信越/中部
この記事は約7分で読めます。

新潟・津南町の風景

津南町へ

現地までのざっくり距離感

新潟県・中魚沼郡の津南町津南町公式サイト)は、日本を代表するブランド米・魚沼コシヒカリのお膝元です。

コシヒカリに付された地域名通り魚沼地方(※)に位置している、国内有数の豪雪地帯としても有名な“日本の米どころ”ですね。

もうかれこれ4年前、ブログ開始以降”初めての”ロングドライブの目的地でもあったのですが、今回は久しぶりの再訪となりました(参考:小旅行ドライブto新潟)。

首都圏から進む場合(便宜上、マップでは湯沢IC付近のJR越後湯沢駅スタートゴールは津南町役場としました)、関越道の湯沢ICもしくは塩沢石打IC(※2)から一般道に入り、国道17号線から国道353号線へ、さらにその先で国道117号線を進みます。

湯沢に着くまでで数時間程度、そこからあとひと移動が残されているという、実質半日がかりのドライブが想定される形ですね。

新潟の中心部(新潟市中央区)から津南町に向かう場合は(同様にJR新潟駅スタート津南町役場ゴールとした上で、最短ルートの北陸自動車道経由の道を選択しました)、北陸自動車道経由、一般道経由等々複数ルートがありますが、最後は同じく国道117号線へ進みます。

同じ県内の移動であってもかれこれ2時間程度はかかるという、ぼちぼちなドライブが楽しめる行程となることがわかります。

参考

津南食彩館/津南観光物産館へのルート

いずれにしても最後のルートとなる国道117号線をまっすぐ進むと、

津南町の町役場観光協会、さらにはそこから少し進んだところに、

津南食彩館公式サイト)と津南観光物産館公式サイト)が出てきます。

津南町の町役場と観光協会、津南食彩館、津南観光物産館、いずれも入り口が117号線に面していますが、特に”食彩館”と”観光物産館”については、それと注意を払いながら運転していると通り沿いから一目でそれとわかる二軒のお店が並んでいます。

食彩館と観光物産館

“食彩館”では採れたての野菜が中心に、

“観光物産館”の方では野菜含めお土産品全般を扱っています。

ちなみに今回はトウモロコシを目当てにお店に向かったのですが、季節的にはギリギリトウモロコシの旬が終わっていたようで、残念ながらお店ではトウモロコシを見かけませんでした。

代わりに地酒津南ポーク(津南町公式サイト “津南の豚肉“)、さらにトマトジュースをお土産に購入したのですが、全てが”当たり”、中でも“津南ポーク”が大当たりでした。

食べて即リピートしたくなった津南ポークについては残念ながら通販では見かけなかったので、ここは次回の訪問を楽しみにしています。

駐車場の道路側には、火焔型土器の石碑“苗場山麓ジオパーク”公式サイト)の案内が出ています。

前回の津南町訪問から4年ぶりの来訪で、改めて“古来よりの自然のど真ん中感”を実感させられました。

龍ヶ窪温泉 竜神の館(日帰り温泉)

about 竜神の館

津南町の名所の一つである龍ヶ窪(津南町観光協会公式サイト竜ヶ窪“)の傍に、日帰り温泉”竜神の館”があります(残念ながら2023年9月をもって休業となりました ※)。

国道117号線から分岐した県道251号線(加用今新田津南停車場線)を上って行った先、龍ヶ窪の手前に位置しているのが“竜神の館”です。

日帰り温泉の看板の下に”まごころ野菜直売所”と書いてありますが、日帰り温泉のフロントの前に地産の野菜等の販売コーナーが用意されています。

他、施設では漫画が結構な数用意されていたり、畳敷きの休憩室が用意されていたりもして、フロントで料金を払った後は割と自由に中で過ごせるようです。結果館内の空気自体がとてもまったりしていて、日帰り温泉特有の(?)せわしなさのようなものはあまり感じなかった分、それが居心地の良さに直結しました。

“温泉”は露天風呂付きで、温泉に入ったまま室内と露天部を行ったり来たり出来ますが、周辺環境が周辺環境なだけに露天風呂の入り心地も格別です。

津南町詣でにあたってはお勧め施設の一つではあったのですが、残念ながら25年秋現在、休業中です。

参考

竜のキッチン

フロントで手続きを済ませた後、そのまま奥に進んでいくと、左手にあるのがレストラン“竜のキッチン”津南町観光協会公式サイト)です。

まず店内に入って何が良いと思ったかといえば、やはりこの開放感です。

施設自体が周囲の畑(田んぼ?)に囲まれている様子が食堂の両角から伝わってくる作り、

周囲は好天の上、季節は実りの秋です。

「こういう景色の中をドライブしてみたい」と思って津南町ドライブを計画した4年前のことを思い出しますが、今年はここでご飯を食べて日帰り温泉に入れることになったというのは、自分にとってはそれだけで実りの時間となりました。

昼食では津南ポークの定食をいただきました。

「なんとなく、名物だし食べておこうか」位のつもりで注文したのですが、食べてびっくり、想像以上に美味しい豚肉でした。

スイートコーンも然り、焼き野菜もおいしく、魚沼地方で食べるご飯については言うに及びません。

食事前の時点では、まだお試しで買った観光物産館のつなんポークへの期待感は「普通のお土産」程度のモノだったのですが、その期待値が食後一気に跳ね上がりましたという、そんなランチタイムとなりました。

竜ヶ窪へ

日帰り温泉を出た後は、前回(2018年の訪問時)は色々あって(?)途中までしか進むことが出来なかったという、龍ヶ窪へ向かいました。

既に夕方近くで薄暗くなり始めていたから断念したという要素と、あとはやはりクマさんとの遭遇懸念ですか。

リスや野ウサギ程度であればむしろ出会いたいと思えたとしても、大型動物となるとやはりそれなりに迫力も危険もありますからね。

なのでそのあたりの事情については、機会があれば地元の人に話を伺うようにはしているのですが、いつもほぼ常に、最終的に思うことは「それでも話を聞かないよりははるかに安心できるとはいえ、元々土地勘がない以上、いくら地元の人の話し経由で上辺の知恵を付けたとしても、それだけではどうしようもない」ということでしょうか。

ちなみに今回は「龍ヶ窪にクマが出たという話しはあまり聞いたことがないからそこは多分大丈夫。ただしその周辺の山にはガンガン出没するよ笑」というような話を伺いました。

よし、到着! それでは森の中に進んでみようかと思ったその時、

まさかの「クマ出没注意」予告でした。いかにも「つい最近追加しました」風の注意勧告ですね。

前回龍ヶ窪に行った時はこんな札立っていなかったような記憶もあるにはあるのですが、こうなると土地勘がない以上、出て来るとすればクマがどこから出て来るのかも勿論わからないわけで(参考:クマの生態)、とりあえずここからのルートはアウトとした上で、その看板がないルートからの進行を試みてみました。

結果、幾つか他のルートを当たってみたのですが、全てのルートで注意勧告がされていました。

25年秋現在ということで追記すると、「以前には出なかったような場所に出るというケースが増えてきた」というパターンは、近年の一つの特徴的な傾向でもあるようです。

歩くときは比較的デカい声で独り言を話しながら(気持ちクマ避けをしながら)色々道を探ってみたのですが 笑、悩みに悩んだ挙句今回も断念しました。

ただし、津南町では観光協会のスタッフさんのガイドで各所を周ることも出来るらしいので(帰宅後にパンフレットを熟読して気が付きました)、次の機会にはガイドさんの案内で周ることを考えてみようという希望は持たせてもらえました。

津南町の風景

竜神の館からの帰り道、117号線を目指す下り坂道の途中にパーキングスペース(信濃川展望駐車場)があったので、少し車を止めて風景を眺めてみました。

山の間に望めるのは津南町の街並み、下に流れている川は信濃川です。

すぐ下には先ほど上ってきた道、かつこれから通る道を眺めることが出来て、

山の中腹辺りに、棚田か、段々畑のようなものも見えています。

冬場の積雪量を思うと中々恐ろしいものがありますが、冬は冬で一面銀世界の風景が楽しめるのでしょう。

冬場の姿も一度見てみたいとは思うのですが、まずは夏の津南町の風景を満喫しつつ、次の目的地を目指しました。

タイトルとURLをコピーしました