【秋の妙高安曇野ドライブ旅 その5】秋の妙高の夜と朝

妙高・安曇野ドライブ旅

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【秋の妙高安曇野ドライブ旅 その5】秋の妙高の夜と朝

妙高へ

夕暮れの日本海を横に眺めながらのドライブの後、宿泊地である休暇村妙高(公式サイト)を目指し、内陸方面へ。

いよいよ妙高から安曇野へと向かう、今回のドライブのメインパートへ突入です。

ということで道の駅あらい(公式サイト)にて夕食を食べた後、山道の中をこの日の宿へと向かいました。

 

道の駅での夕食タイム

夕食は、道の駅あらいの”ラーメン翔(食べログ)”にて。

豚骨ではなく「豚油」ラーメンが売りのお店です。

ちなみに豚油ラーメンとは、豚の背脂をもう少しマイルドにしたような味わいのスープに対して、太麺ではない普通の麺を使ったラーメンです。

コッテリはしていても、ギトギトまではいかない感じで、中々食べ応えがありました。

餃子も美味しかったです。

 

宿への山道

これでお腹は満たされた、次は宿での温泉だということで向かった休暇村への道中。

「昼間だったらそれなりに気分良く歩ける道なのかもしれないな」という森の中の道は、あれよあれよという間に深い闇の中へ突入しました。

綺麗に整った市街地や、その傍に位置していた田んぼが多そうな一帯を抜けると、「ここだけちょっと暗いんだよな?」と思わされる程度に一際暗さが目立つ上り山道(舗装された車道です)に差し掛かったのですが、実はそのエリアはその先のさらに暗い山道へと続く入り口付近でしかなかったということで、いつしか「夜の妙高・初体験」である自分にとって、車でもかなり怖い道でのドライブとなりました。

道沿いに街灯は無く、鬱蒼としげる森林。完全に日没後だったので、ハイビームにしてフォグランプ(補助灯)をつけても、周りが真っ暗なのがわかるんですよ。それも割と道のすぐ傍まで森林が迫ってきている感じの闇で、所々にあるのは「クマ出没注意」の看板。

これは翌朝撮った写真ですが、とてもじゃないけど夜の運転では車を停める余裕がありませんでした 笑。

クマ出没注意の看板にしても一つじゃなくて割と頻繁に出てくるので、結局はこの山中には結構な数のクマさんがいるってことなんだよね、なんて想像も働いてしまい(翌朝ホテルのスタッフさんに聞いた話によると、看板の数=ツキノワグマの目撃数ではなく、ツキノワグマの移動ルートに沿って、目印となるポイントごとに看板が出されているとのことです。後述)。

思った以上に暗い山道+多発する「クマ出没注意」の看板ということで、やや想定外気味のルート上、「無」の心境でのドライブとなりました。

一人ドライブであれば、厳禁なのは無駄なノロノロ運転と「怖い話」を思い出すことみたいな(複数人のドライブであれば、その『掟』を破る人間が必ず出てくるところまでがお約束でもありそうですが)、突然出て来た夜の山道運転あるあるといえば、そんな感じでしょうか 笑。

山道の暗闇の向こうに「休暇村」らしき建物が見えてきた時の安心感には相当なものがありましたが、次に泊まる機会があったら、その時にはなるべく日没前にチェックインしたいですね(案外慣れてしまえばなんてことはないのかもしれませんが)。

 

妙高の朝

早朝お散歩会

そんなこんなで夜が明けると、夜とは別の顔を持つ朝がやってきました。

この日は朝からいい天気だったので、いい感じに色づいた紅葉が朝の光に眩しく、空気もとても美味しかったことを覚えています。

ちなみに休暇村妙高では、朝の定例イベントとして早朝お散歩会が実施されています。

ホテルの従業員さんのガイドで、宿泊客がホテルの周辺の散歩道を散歩出来るという、無料・小規模なイベントなのですが、コース沿いには、周辺に生息する虫や、

動物が紹介されています。

警戒が必要なツキノワグマはともかく、オニヤンマやギンヤンマ、そのすぐ隣で紹介されているオオムラサキ辺りは、今は都市部ではほぼ見られなくなってしまったような昆虫たちです。動物コーナーで紹介されているノウサギにしても、その辺からぴょんぴょん出てくればテンション上がること間違いなしでしょう。

そんなことを思いながら歩く朝の山道は、ともすると「ツキノワグマ注意!」を促す看板の向こうに魑魅魍魎の世界まで見えてしまいかねない夜の山道とは打って変わって、爽やかそのものでした。

たまに後ろを振り返りつつ、

散歩道は続きます。

 

ミズナラの凶作とクマの生態

背の高いミズナラの木は見事な紅葉の真っ只中で、ぼちぼち落ち葉も増え始めているのですが、

残念ながら? というのか不思議なことにというのか、どんぐりは全く落ちていませんでした。

今年はミズナラのドングリが大凶作で、全くならない年だとのことです。

どんぐり凶作の理由って一通りではなく、天候や受粉状況など、いくつか条件を持っているようなのですが、結論としては現在でも、定期的に(2~3年から数年おきに)訪れるもののようです。

クマの生態についても少しだけ教えていただいたのですが、山中のクマは水場伝いにトラバース(横移動)する習性があるので、どんぐりがたくさん落ちているような餌場の他水場の近くが危ない、なので水場でもない、かつ餌(=どんぐりや山菜など)が落ちているわけでもないようなところには通常あまり近寄らないのだそうです。

全く同じ性向が農林水産省の調査結果(独立行政法人 森林総合研究所ツキノワグマ大量出没の原因を探り、出没を予測する“)でも指摘されていますが、確かに、ヒグマでもツキノワグマでも川の近くでの出没や人身事故ってしばしば聞きます。

「ヒグマ事件」ということだと二言目にその名が出てくる三毛別ヒグマ事件(参考:ヒグマの会ヒグマ事件を読み解く 苫前事件“)にしても、現場のすぐ傍には、ルペシュペナイ川という川があるんですよね。

なので、やはり妙高でもそういう水場傍の餌場であればクマは普通に出る、実際罠もたくさん仕掛けてあるようです。

一見水場や餌場につながらないように見える遭遇でも、付近を調べてみたら川があったり山菜がたくさんあったりというのが良くある話らしく、「クマ出没注意」の看板は「まさにそこに出た」というよりは、クマの生活域につながって行くような山道の入り口に建てられているという意味合いが強いようです。

結論として、こちらからわざわざ会いに行くようなことをしなければクマには会えないのが原則なのだということで、地元民向けというよりは土地勘がない人が誤ってクマの活動領域に入ってしまわないように、設置された看板だったんですね。

 

黒文字

凶作真っ只中のミズナラのすぐ傍で紅葉を迎えていたのは、黒文字の木です。

花は春先に咲くようですが、黒文字は楊枝の原材料となることで有名な木ですね。

「これ、匂い嗅いでみてください」と木の枝を一本渡されたのですが、

匂いを嗅いでみると、とてもいい匂いがしました。

黒文字って楊枝の他、香料としても使われている木でなのですが、その花言葉通りの「誠実で控えめ」な系統のいい匂いです。山の朝のさわやかさを体現したような、なんて表現も相応しいような気がしますが、とにかくいい匂いがしましたということですね 笑。

 

秋の妙高

紅葉の中を抜けていく形で通された山道は、

すぐ隣の雰囲気も、遠くの景色も、秋の風情に満ちています。

中央の山が神奈山(かんなさん)、左端の山が妙高山です。

東日本の日本海側が豪雪地帯である理由について、簡単に言うと、日本海を通過することによって大量の水蒸気を含んだ西からの季節風が山脈にあたって大雪になるのですが、水蒸気を含んだ雲が最初にあたるのが、写真中央付近にある神奈山だそうです。

鯨波駅傍から妙高目指して海岸線を走ってきた時のことを思えば、山中とはいえそれほど海から離れているわけではないということはわかります。

なるほど、という納得の瞬間でした。

お散歩コース、最終盤にはブナの木が植わっています。

なだらかな坂道となっている高原がホテルの前まで続いていますが、

まもなく訪れる冬場には、スキー場になるのだということが察せられる坂道ですね。

ということで朝の散歩は、大満足の時間となりました。

この後、郷土料理もふんだんに用意された朝食バイキングをいただき、

ホテルを後にしました。

写真を見直しただけでお腹が空いてきそうですが、全部が全部、とてもおいしかったです。

 

(続く)

 

アクセス

道の駅 あらい

 

休暇村妙高

※Googleマップの目的地が、若干ズレているので注意!

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