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【冬の終わりの札幌へ その2.5】大洗マリンタワーとガルパン喫茶
フェリー乗船前のひととき
大洗駅からマリンタワーへ
水戸駅から鹿島臨海鉄道大洗鹿島線に乗車し、大洗駅へ(参考:”ガルパン”の街、大洗へ)。
ゆとりを持たせた行程にしようということで大洗駅には早めに着いた後、フェリーターミナル→大洗マリンタワー(フェリーターミナルから徒歩圏内)→フェリーターミナル、というプランを立てていたのですが、幸運なことに、大洗駅から大洗港(フェリーターミナルやマリンタワーがある一帯)までは、ラッピングタクシーに乗車することが出来ました。
大洗駅からフェリーターミナルまでは、特に初訪問時、かつ荷物が多めの状態だと歩くには少々長い距離があるのですが、タクシーであれば割とあっという間です。となるとバスの時刻を調べたくなるものですが、バスのダイヤはフェリーの発着に合わせて組まれているので、何の変哲もない時間についてしまうと合わせるのが難しかったりします。
要は、大洗駅と大洗港(フェリー乗り場)の間にはやや難しい距離があるということなのですが、フェリー乗り場からマリンタワーまでであれば、徒歩圏内にあります。ということで、一旦タクシーでフェリー乗り場まで出て乗船手続きを済ませた後、フェリー乗り場から徒歩でマリンタワーを目指すというプランが思いつきました。
大洗マリンタワー
港町・大洗のランドマークとなっているのが、地上60メートルの高さを誇る、大洗マリンタワー(公式サイト)です。タクシーの前方にあるタワーがそうですが、大洗の駅前からも、フェリー乗り場からも、一見してそれとわかります。
入り口正面では、珍しく(?)ガルパン以外の大洗名物=あんこうの吊るし切り(大洗観光協会公式サイト “あんこう“)が推されていましたが、一旦中に入ってしまえば、
やはりガルパン推しですということで、大洗駅でのお出迎えに続き、早速のガルパン尽くしが始まります。
ここまで根付いてしまうと、元々のファン以外の層からしても、この子たちにある日突然いなくなられてしまっても、色んな意味で寂しくなってしまったりもしそうです。
街から華がなくなったように感じる、街から人が減る、街を訪れる人も減る、街の経済に活気がなくなる、なんて感じですか。
現在でもガルパン関連のイベントは定期的に開催され、かつ活況を呈しているようですし、「ガルパン成分」って、既に街としても外すに外せない要素になっちゃっているのかもしれません。
マリンタワーの傍には、ガルパンとタイアップしたクレカの入会案内も貼られていましたが、聖地巡礼にしても、年一度の訪問ではイベント抑えきれないんじゃないかな、なんて思えて来たりもしますね。
マリンタワー展望台へ
マリンタワーでは早速エレベーターに乗って、まずは展望台まで。
エレベーター内にもガルパン関連の広告が出ていますが、外の風景に目をやれば、既にさんふらわあ号が入港している様子も伝わってきます。閉館間際の施設、夕刻の旅先というロケーションが、フェリー旅に惹かれる気持ち、ガルパン尽くしの大洗を楽しんでいる気持ち、双方を高めてくれるのを感じる瞬間でもありました。
エレベーターで上昇している間はやや恐怖感を煽られたりもしますが、
いざ上まで上がってしまうと、高所で360度のガラス張りは中々壮観です。
ガルパン喫茶 PANZER VOR
しばし地上60メートルからの360度の景観を楽しんだ後、ガルパン喫茶(公式Twitter)まで。
ガルパン喫茶は、ガルパンの世界がそこで再現されているという、いわゆるコンセプトカフェです。
コンセプトカフェとは、通常のカフェと比べて何かしら特殊な”コンセプト”(ガルパン喫茶であれば、何らかの形でガルパンの世界を再現するというコンセプト)を持ったカフェのことで、コンカフェともいうようです。例えばテーマパーク付属のカフェであれば、多かれ少なかれテーマパークの趣旨に沿ったコンセプトを持っているものですし、サブカル的にメジャーなところでいえば、メイド喫茶・執事喫茶なんかもその類のカフェです。
普通の喫茶店と何が違うのですか? というと、特に出てくるものに著しい違いがあるわけではないのですが(コーヒー紅茶等のほかオリジナルの軽食類)、料金はやや割高で、店員さんやお店の制服に華があることが原則です。
他、コンセプトに沿った店内の飾りつけや販売グッズ関係が充実していることなども通例ですが、ガルパン喫茶もコンカフェのご多分に漏れず、お店に入るなり、グッズや寄せ書き風のイラストが目を惹きます。
ガルパン喫茶の場合は、ガルパンの登場人物が着ている制服を着た店員さんが出迎えてくれますが、
店内に目を向けると、
そこかしこがガルパン関係の飾りつけだらけです。
「みんなで応援しよう!」。
この時はちょっとお腹が空いていたので、ボリューミーな一品を注文しました。
その名も”サンダース&聖グロリアーナセット”! ティーカップの上に乗っているコースターは、もらえるようです。
ちなみにこのハンバーガー、たしかにボリュームがあって、美味しいには美味しかったのですが、普通に食べようとしたらかなり食べづらかったです。ナイフとフォークは単なる飾りじゃなかったんですね。
フェリーの乗船時刻(17:30~)に合わせての大洗来訪で、入店時間は16:30頃、マリンタワーやガルパン喫茶は17:00までの営業ですということで、入店即ラストオーダーな感じでした。
店内には自分ひとり、なんだかんだで20分くらいは時間に余裕があったので、ゆっくり落ち着いて過ごすことが出来ました。
アクセス:大洗マリンタワー(3F展望台、2Fガルパン喫茶)
フェリーターミナルからは徒歩圏内ですが、大洗駅からだと若干距離があります。