この記事を読むのに必要な時間は約 3 分13秒です。
【観光クルーズ】スイタク乗船記(ピア象の鼻からみなとみらい・横浜港ボートパーク)
スイタク乗船
about スイタク
実際に乗船したのは少し前(3年前、2018年)の話しになってしまいますが、日本大通り地区(象の鼻桟橋)とみなとみらい地区(横浜港ボートパーク:公式サイト)を水上で結ぶ小型船、スイタク(公式サイト)に乗船する機会がありました。
山下公園と横浜駅東口を結ぶシーバスは、その名前に”スズキ(seabass)”と”海上バス”をかけていますが、”スイタク”は、水上タクシーを略したネーミングです(スイタク公式サイトより)。
横浜港内の観光船であるマリンルージュ(公式サイト)やロイヤルウイング(公式サイト)等に比べて小型であることから、海が近く感じられ、かつ小回りが利くという利点があります。通常の航行であれば「何人乗っても一便700円」という定額設定も親しみやすいところですが、このほか、人数や用途に応じた、小回りの利くプランが用意されています(詳しくはスイタク公式サイトへ)。
原則プランとしては、おひとり様乗船であれば700円(山下公園・横浜駅東口間のシーバス乗船運賃と同額です)、二人で乗るなら350円、三人で乗る場合はケースバイケースになりそうですが、割れば割るほどお得になっていきます。
ピア象の鼻から
山下臨港線プロムナードの高架の向こうには、観光船用の桟橋であるピア象の鼻や、”象の鼻”の由来となった象の鼻防波堤がうっすら見えていますが、夏も間近に迫ったことを思わせる晴天日、
象の鼻界隈では、アオスジアゲハも空を舞っていたりしていました。
涼しそうな日陰を作っているプロムナードの高架をくぐって、ピア象の鼻へ。
ピア象の鼻=象の鼻桟橋は、日本大通りすぐのところにある、港としては幕末以来の由緒がある港です。かつては貿易港として栄え、現在は主に小型の観光船が出入りする船着き場として使われています。
スイタク乗船
ピア象の鼻すぐ傍には大型の観光船が出入りする大さん橋があって、山下公園方面からも、反対に新港ふ頭方面からも歩いてくることが出来ます。ロケーション的には抜群で、付近一帯は港傍の街歩きコースとして一定の人気を保っているエリアでもありますが、
小型の観光船である水上タクシー・スイタクも、”ピア象の鼻”を一方の起点としています。
ピア象の鼻を出港後、新港ふ頭と陸の間を縫うようにして、一路水上からみなとみらい方面へ。
海面との距離はもちろん、海上に浮かぶ船との距離も近いように感じるので、
海上すれすれの高さから、赤レンガエリアやみなとみらい地区が近づいてきます。
象の鼻防波堤の先端をかすめたあと、
防波堤の向こうに位置するのは大さん橋です。大さん橋の手前左側には新港ふ頭の端の部分が見えていて、
視界正面には徐々に赤レンガが入り込んできます。
赤レンガの真横から、
ほどなく新港橋梁の下をくぐります。
普通に街歩きをしているだけだと、まず目にかかれない風景ですね。
スイタクはさらに、万国橋の下もくぐります。
目的地はさくら通りとなりの横浜港ボートパーク(公式サイト)なので、
汽車道にかけられた港橋梁もくぐります。
港橋梁までの航路、海側から見える汽車道の石積みも中々新鮮だったのですが、
歩いて渡るものだと思っていた道を船上から眺める風景もまた、新鮮でした。
港一号橋梁と、
港二号橋梁。
実際にくぐったのは、恐らくは一番桜木町駅寄りにかかる一号橋梁ではないかと思います。
そして、横浜港ボートパーク着。
すぐとなりは日本丸が係留されている日本丸メモリアルパーク(公式サイト)、その向こう側に通されているのはさくら通りです。
横浜港ボートパークは小型船の係留所ですが、海上に浮かぶ、おしゃれなバーのようなお店も併設されています。
普通の街歩きにプラスαの刺激を求めたい場合や、海の上から横浜を見てみたい場合など、いつもとは違った街歩きをしてみたい場合に、”スイタク”はお勧めです。
アクセス
ピア象の鼻(スイタク乗り場)