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箱根フリーパスとロープウェイ、ケーブルカー、登山電車
箱根地区と箱根フリーパス
”箱根フリーパス”(箱根ナビ “箱根フリーパス“)は、文字通り箱根の全ての公共交通機関(箱根登山電車、箱根ロープウェイ、箱根登山ケーブルカー、箱根登山バス)にフリー乗車出来る他、箱根海賊船乗船もフリーパスとなるチケットで、2日間有効、3日間有効、二種類のチケットが用意されています。
他にも様々な特典が含まれていることもあって、箱根旅に”公共交通機関乗り倒し”要素が含まれている場合のマストアイテムとなっていますが、今回の箱根泊は、箱根フリーパスと共に楽しむこととなりました。
箱根ロープウェイ
桃源台駅へ
集会中のネコの出迎えもある中、始発5分前の8時55分に到着し、
この日の始発に乗車することができました。
ロープウェイ乗車
まずは桃源台駅から大涌谷駅へ。
道中で見えたのが、桃源台駅の向こう側に位置する芦ノ湖と、
さらには富士山です。この日は朝から快晴で、かつ一日快晴の予報だったので、東名に乗った時点でバッチリ見えていた富士山は、近づいた分さらに大きく見えます。
好天に恵まれたこともあって、途中姥子駅を経由しての大涌谷までは、割とあっという間でした。
大涌谷着
大涌谷駅へ到着後、久しぶりの大涌谷という折角の機会ではあったのですが、この日は先の予定が詰まっていたこともあって、早めに目的地を目指しました。
大涌谷は乗り換えのみ、そのまま早雲山方面のロープウェイ乗り場へ。
引き続き、ケーブルカー始発の早雲山駅を目指します。かなり大きいゴンドラは個室利用できました。早起きは三文の徳ですね。
大涌谷上空
早雲山駅へのルートで、ロープウェイは大涌谷の上空を通過します。
大涌谷からロープウェイが行き来する様子を見ていると「すごいところを通っているな」という感じに見えるのですが、
反対にロープウェイから大涌谷を見下ろすと、
よりはっきり火山ガスが噴出している様子が伝わります。この”ハッキリ感”が先に立つ印象があるので、ロープウェイからの眺めでは、怖いというよりは凄いという感じが強く伝わります。
怖さで勝るのはどちらかというと大涌谷駅周辺からの風景の方かもしれません、なんてことを感じましたが、そんな大涌谷上空からも、富士山を望むことが出来ます。”近隣に富士山ありき”は、箱根エリアが持つ大きな魅力のうちの一つですね。
早雲山駅にて
早雲山駅は、ロープウェイとケーブルカーの接続駅です。箱根地区では箱根湯本や塔ノ沢などと並ぶ温泉街である、強羅エリアの入り口駅にあたります。
開業は大正10年と古いのですが(日本で二番目の開業です。参考:箱根ナビ “箱根登山鉄道の歴史&魅力に迫る“)、昨年(2020年)リニューアルしたばかりというピカピカの駅構内と、
そのすぐ隣にある、新しく出来た”cu-mo箱根”(公式サイト)という施設の一部、絶景が楽しめる足湯(公式サイト)が用意されています。
新築の眩しさに周辺環境のすばらしさが追い打ちをかけてくるような駅にあって、ケーブルカー乗り場に向かう乗り換え通路上でも、
大きいガラス窓の向こうに箱根の山々の様子が楽しめます、ということで、リニューアル後の早雲山駅は、早雲山駅を訪問すること自体が目的になってもおかしくないくらいの魅力を放っています。
箱根登山ケーブルカー
接続駅の早雲山駅からは、箱根登山ケーブルカー(公式サイト)に乗車しました。
斜めに作られている線路と、その線路に合わせるように作られた車両の構造が印象的ですが、
紅葉の中、勾配のきつい線路を下って行きます。
ケーブルカーの終着駅である、強羅駅の様子です。紅葉シーズンは、日中通して満員御礼状態が続くようです。
箱根登山電車
強羅駅にて
ケーブルカーの強羅駅と、”箱根”の入口である箱根湯本駅をつないでいるのが、箱根登山電車です。
箱根湯本の駅前からはバスでロープウェイの桃源台駅まで出ることが出来るので(箱根登山バス・桃源台線の終点手前が桃源台バス停です)、箱根湯本駅到着後にバスで桃源台駅を目指し、桃源台駅からはロープウェイに乗車し、さらに早雲山駅からケーブルカーを利用することによって、再び強羅駅に戻って来ることが出来ます。
箱根湯本駅着
フリーパス利用時であれば好きなだけぐるぐる回りつつ、気になったところで降りては観光するという行程を延々繰り返すことも可能なので、空いていれば道中の写真も撮り放題、時間に余裕があれば途中下車もし放題です。
ぐるっと一通り回った後の、湯元の駅前にて。
この後は、箱根湯本の駅前歩きへと進みました。